ペルーの建物の建てられ方は、日本とはだいぶ違います。
日本でもブロックを庭の塀などに使用することはありますが、
地震大国日本では、ブロックやレンガを建物自体の壁に使用するというのは、今ではないでしょう。
しかし、ペルーの9割の建物の壁は、レンガを未だに使用しています!
どんなに建物の階高が上がってもです!
今回は、そのレンガはどのように造られているか地方で調査したので、ご紹介します。
ペルーの地方でのレンガの作り方
ペルーの地方では、未だにレンガ Ladrillo が、釜と粘土と薪で作られています!
ペルーの首都リマなどの工場では、このようにレンガは、もう作られてはいないとの事ですが、
ペルーのクスコなどの地方の場所では、未だにレンガはこの作られ方です。
山の粘土質の土をまず採掘します。
そのため、どんどん切りひらかれています。
そして、水と混ぜ、型に入れ、焼くのですが、薪として使用されるのは、ユーカリの木です。
ユーカリの木は、強く切っても切ってもまた同じ切り株から生えてくるので、エコです。
さらに、ユーカリの薪はよく燃えるのです。
その為、レンガを作っている釜がある場所には、ユーカリの木がたくさんあります。
そして、出来上がりが、こちらのレンガです。
今現在ペルーの建物の資材として、一番一般的になっているのが、こちらのレンガといえるでしょう。
今まで使われていたレンガより質がよく、強度も出るからです。
そして、そのレンガを細い柱と柱の間に敷き詰めるのが、ペルー流の建設方法です。
ペルーでは、れんがを2階3階の床にも使用したります。
コンクリートで、筋上の梁というか床を打ちその間、間にもレンガを敷き詰めるのです。
以前ペルーで一般的に使用されていたレンガは、中に空洞のないレンガでした。
そして、さらに言えば、泥レンガ Adobe もその前は一般的なレンガとして、
建物の壁に使用されていました。
未だに、泥レンガ Adobe を使用して、建物、つまり家自体を建てている田舎の方は
多くおられますが;
日本でも売られているコンクリートブロックを使用して、壁を建てている建物も今ではあります。
まとめ
以前防災訓練の記事でもご説明しましたが、地震があったら、ペルーは本当に怖い建物ばかりです。
柱が何とか残っても、ペルー中の建物の壁は間違いなく、落ちてくるであろうからです。
地震が基本的には、ない国なので、大丈夫なのかもしれませんが、ペルーで地震が起こったら、全倒壊でしょう。
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