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二重国籍の娘はパスポートも2つ!日本大使館とペルー移民局の手続きは大変;

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娘は、ペルー人でもあり、日本人でもあるといういわゆる二重国籍をもっています。

どちらか一方のパスポートを持っていれば、
ペルーと日本を行き来できるわけではないとのことです。

そのため、パスポートの手続きも2倍、日本大使館とペルー移民局で行わなければなりません。

どう取得したか、さらにはどのように出入国するのかなど、わかったことをご説明いたします。

パスポートは必ず2つ

日本とペルーを行き来する際、二重国籍の娘は、
パスポートを二つ持って旅行しなければなりません。

ペルーから日本に旅行する際は、
ペルーから出国の際、ペルーのパスポートを見せ、
日本に入国する際は、日本のパスポートを見せる必要があるとのことです。

日本のパスポート番号で、旅券を購入しても、それは変わりません。

一応ペルーから出国する際は、ペルーのパスポートはもちろん、
ペルーのDNIも日本のパスポートも念のため見せたらいいんじゃないかとも思います。

というのも、ペルーに居住しているので、私たち親も
ペルーから出国する際、日本のパスポートだけでなく、ペルーの外国人身分証明書である
カルネ (Carnet de Extranjería) も見せる必要があります。

なので、家族でペルーから日本に旅行する際は、身分証明書だらけになります。

中継するアメリカなどの国では、予約で使用している日本のパスポートだけで、
問題ないと思います。

日本のパスポート

日本大使館で、娘の日本のパスポートを申請する前に、
日本大使館と日本の戸籍謄本がある役所での出生届の手続き、さらには、
ペルーでもRENIECで、出生登録証明書とマイナンバーカードにあたる
DNIの発行が完了している必要があります。

新出生届の書き方と日本大使館への出し方【海外在住】産後手続き【超大変】

つまり、生まれてすぐにパスポートの発行の手続きはできないということです。

パスポートの新規発行に必要なのは、以下の書類です。

ダウンロード申請書(二枚綴り)、戸籍の原本(発行から6ヶ月以内)、
パスポート写真(できれば予備を含めて二枚)、子どものDNI 原本とコピー、
出生登録証明書の原本とコピー、両親の日本パスポート原本とコピー、
外国人カルネ原本とコピー、207ソルちょうどの現金、両親の問診票と黒いボールペンです。

子どものパスポートは、5年用のパスポートのみ発行可能です。

パスポート写真に関しては、大人の写真と同じことが要求されるので、
目が開いていなければいけませんし、ペルーでパスポート写真を撮影すると、
若干サイズが違うので、撮影する際、日本の基準をきちんと写真で見せ、
説明しなければなりませんでした。

私は、クスコのエルソル通りで作りました。

撮影の際は、娘にきちんと正面を向いてもらうのがちょっと大変でした。

そして、ペルーの出生登録証明書とDNIに問題があったので、
作り直しで、日本のパスポート作成に関しても間に合うか少しドキドキしました;

南米ペルー家族ビザを取得した方法!もう本当だめかと思った;

ちなみに、娘の名前をローマ字表記で、ペルーで登録していない為、
ペルーと同じ文字のつづりで日本のパスポートも作成する為に、
ペルーの出生登録証明書とDNIが必要になりました。

日本から戸籍謄本を送ってもらう際、FEDEXを使用しました。

日本の東京の親の自宅に頼んだその日に取りに来てくれ、クスコに約1週間で届きました。

日本大使館に直接日本から送ってもいいかお願いして見ましたが、
それはどうしてもだめでした。

パスポート作成の為、地方のクスコから首都リマに旅行しなければならなかったのと、
クスコでも仕事があったので、前もって、必要書類はメールで日本大使館に送らせて頂きました。

consjapon@li.mofa.go.jp

そして、メールで予約をさせて頂き、
書類を提出するその日のうちにパスポートを受け取ることができるようにさせて頂きました。

予約の際、ワクチン接種の回数や体調なども含めて、確認があります。

家族の誰か一人でも体調を崩したら、手続きができなくなるので、
ひやひやしました。

前日の夕方にリマに飛行機で到着し、パスポートを受け取った後、
そのまま夜の便でクスコに帰ってくるという一泊二日の弾丸旅行でした。

娘は生後5ヶ月で、人生初めての飛行機を体験する事になりました。

本当は、機械の故障などのトラブルなども全く無いとはいえないので、
余裕を持って旅程を組むようにすすめられます。

私たちは、書類を朝9時半に提出し、午後3時半にパスポートを無事に受け取ることができました。

日本大使館の中には、荷物を持って入れなかったのと、オムツを変えることができる
部屋が無かったので、娘が大きい方をして、オムツを大使館の中で変える必要がでた際、
結構大変でした;

無事にパスポートが問題なく作成でき、無事にクスコに帰ってくることができたことに
感謝でした。

ペルーのパスポート

2022年ペルーは、パスポートの発行に関して、Crisis クリシスとニュースになるほど、
問題となっていました。

実際には、パスポートの新規発行や更新だけでなく、国内の免許証の発行や更新なども含め、
公的身分証明書の手続きができなくなるという国内全体の問題です。

パスポート発行は、現在でも予約が6ヵ月後になるという問題が続いています。

私たちの場合は、先ほどもご説明しましたが、出生登録証明書とDNIに問題があった為、
まずその問題を解決する必要がありました。

支払いは、Banco de la Nación バンコ・デ・ラ・ナシオンという銀行の窓口で直接払うか、
Agente de Multi Red アヘンテ・デ・ムルティレッドという表示があるお店で支払うか、
インターネットのPagalo.peで支払うかのいずれかです。

https://pagalo.pe/seguridad/inicio.action

支払いの番号は、Pasaporte electrónico ordinario の 01810 で、
98.60ソルです。

支払いの後、予約をパスポートの予約ページから行います。

https://sel.migraciones.gob.pe/web-citas-pasaporte/Citas-en-Linea-Informativo

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まず、”Iniciar Registro”をクリックして、次に進みます。

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次のページでは、まず左上の娘のDNIの番号とDNIの番号のハイフンの後についている
番号を入力して、”Validar”を押します。

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次に、メールアドレスやどこの移民局で予約するのかなど入力します。

Tipo de cita 予約の種類という項目があるのですが、この項目が意外とポイントです。

項目には、Regulares と Adicionales という2項目があるのですが、
6ヵ月後まで予約を待つことができるという方は、Regulares という通常予約、
それまで待てないという方は、Adicionales という追加予約を選択します。

追加予約というのは、国内1日200名が当日予約ができるというペルーの国内問題を解決すべく、
政府が考案した追加対策です。

200名と言っても、クスコでは1日10名だけです。

しかも、その10名の予約は、朝6時から早い者勝ちです。

移民局のパスポートのホームページは、その争奪戦に対応した設計ではないので、
毎朝6時に必ずシステムダウンとフリーズを繰り返しています。

私も朝5時半から起きて、4回挑戦して、やっと予約がとれました。

4回目の際には、ある事実に気付きました。

クスコでは、たった10名の予約しかできないわけですが、
国内の全ての人が同じウェブサイトにアクセスして、システムダウンさせている為、
6時ぴったりに予約のページまで進めなくても、
予約がすぐにうまってしまうわけではないということです。

そのため、粘りに粘って、予約の時間のページまでアクセスさえできれば、
その後も可能性があるということです。

そのため、4回目の時は約2時間半粘ったら、当日予約ができました。

国外に急用ですぐに出なければならない際、どうやって手続きしたらいいのかと
思う方もおられると思いますが、移民局の言い分では、購入したチケットを持ってきて、
48時間をきっていたら、手続きができるということでした。

でも、つまりそれは、クスコから夕方6時に出発するチケットがあったとしたら、
48時間と言っても旅立つ前日の朝8時から夕方5時までか当日に移民局に来て手続きをし、
さらに、その数時間後に原本を受け取りにも来なければいけないということです。

実際、あと4時間でボリビアに出発なんですとお願いしていた
おとなしそうな中年のペルー人女性の方がおられたのですが、
少し役職がある偉い係員の女性の方に無視され続け、1時間粘ってお願いし続けた結果やっと、
別のきちんとしてそうな女性の係員の方にやっと対応してもらっていました。

さらに、私は、父親として、娘の手続きの代理人として登録していたのですが、
私が家族ビザの手続きの際に採取された指紋が間違って登録されていたとかで、
予約していた10時には手続きができませんでした。

代理人としてオンラインで予約する際に登録していたのが私だったため、
一緒にいた問題のない妻では手続きをすることができませんでした。

午後の2時に戻ってくるように言われました。

赤ちゃんを連れている人は、優先で対応してくれるとのことでしたが、
そんなことはなく、頼んでも対応してくれませんでした。

少し役職がある偉い係員の女性の方ともう一人の女性職員に私も対応を拒否され続け、
別のきちんとしてそうな女性の係員の方が着てからやっと対応してもらえました。

何が言いたいかというと、48時間きってからチケットを持って来れば、
パスポートをすぐに作りますようと簡単に言う移民局職員の言葉は、
一切信用がならないということです。

赤ちゃんは指紋の採取が無いので、写真を撮り、代理人の私の指紋採取と
予約を印刷した紙、子どものDNI原本とコピー、出生登録証明書のコピー、
代理人である親のパスポートの原本とコピー、カルネの原本とコピーを提出すれば、
大丈夫でした。

対応が2時ごろになったのですが、その日の4時半にはパスポートを受け取ることはできました。

今までのいろいろなことから、システムに間違って登録されてないか心配にしかなりません;

まとめ

二重国籍の聞こえはかっこいい気もしますが、手続きは大変です;

旅行の際は、娘はパスポート2つとDNIをもって、旅行しなければなりません。

もちろんアメリカを経由する場合は、娘のESTAも購入しなければなりません。

同じような状況の方がもしおられたら、お役に立てたらうれしいです。


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