今回は、ペルーの祝日11月1日とクスコの祝日11月2日の伝統行事について、ご紹介したいと思います。
それが、祝日についている全聖人の日、死者の日などという仰々しい名前とは、ぜんぜん違い、ペルー料理を食べて、酔っ払って、歌って、踊る祝日なのです。
現在では、10月31日のハロウィンも重なって、パーティー三昧です!
クスコでは、パーティー、パーティーの三日間です!
11月1日は、ペルーの祝日
11月1日は、ペルーの祝日です。
11月1日は、全聖人の日 el Día de Todos los Santos の日とされています。
一般的には、おいしいペルー料理を食べて、酔っ払って、歌って、踊る祝日です。
ペルーの祝日に関しては、こちらの記事を参照されてください。
クスコの祝日
クスコでは、11月1日は、生者の日 el Día de los vivos とされ、11月2日が、死者の日 el Día de los Muertos、 el Día de los Difuntos、万霊節 el Día de las Almas として、知られています。
クスコでは、11月1日だけでなく、11月2日も2日間にわたって祝日です。
ペルーのクスコ以外の場所でも、11月1日、2日には、墓地にお花を持って出向きますが、クスコでは、11月2日の死者の日 el Día de los muertos、 el Día de los Difuntos、万霊節 el Día de las Almas に、墓地で家族と一緒に、食べて、酔っ払って、歌って、踊るのです!
墓地に10何箱のビールを箱で、持ち込むというのですから、驚きです。
南米ペルー、陽気です!
朝から、豚肉のペルー料理レチョン・デ・セルド lechón de cerdo を食べる習慣もあります。
11月1日クスコのヴィノカンチョン Vinocanchon 市場では、豚肉が大量に販売されていました!
そして、トウモロコシ粉から作られるペルー料理タマーレス tamales も一緒に食べる習慣があります。
タンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンとロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパン
クスコでは、11月2日の死者の日 el Día de los muertos、 el Día de los Difuntos、万霊節 el Día de las Almas に、子どもにタンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンとロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパンをあげたり、お墓に供えたりする習慣があります。
11月1日の約1週間前ぐらいから、パン屋さんにタンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンとロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパンが並び始めます。
11月1日の当日は、両手に袋いっぱいのタンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンとロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパンを買っていく人や、箱買いで、5箱、6箱も買っていく家族もいました。
11月1日クスコのヴィノカンチョン Vinocanchon 市場でも、たくさんのタンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンとロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパンが並んでいました!
衝撃だったのが、蜂蜜をたくさんパンに入れたのか、ある屋台では、ミツバチが大量にパンにたかっていました!
タンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパン
こちらが、タンタ・ワワ T’ANTA WAWA 子どものパンです。
タンタ T’ANTA とは、クスコ・ケチュア語で、パンという意味があります。
ワワ WAWA とは、クスコ・ケチュア語で、子どもという意味があります。
ロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパン
こちらが、ロス・カバージョス・デ・パン Los CABALLOS DE PAN 馬のパンです。
まとめ
ペルーでは、11月1日は、全聖人、つまり、全ての聖人の日は、おいしいペルー料理を食べて、酔っ払って、歌って、踊る、浮かれ騒ぎの祝日です。
クスコでは、11月1日は、生人、つまり、生きている人のための日です。
考え的には、いつ死ぬからわからないから楽しもうという日だとのことです。
そして、11月2日は、死者の日です。
魂は死なないという考え方から、先に死んでしまった人たちと一緒に、おいしいペルー料理を食べて、酔っ払って、歌って、踊る、クスコの祝日です。
陽気というか、礼や節操がないというか、驚きの祝日です!
11月1日、2日の祝祭日は、ペルー人の大多数を占めるカトリック信者の祝祭日なのですから、さらに驚きです。
像を崇拝すること、死者と接触しようとすること、泥酔して、浮かれ騒ぎすることなど、自分たちが強く信じていると豪語する聖書には、禁止されている習慣なのですから。
11月1日、2日の祝日は、酔っ払いがペルーでは多くなるので、からまれて、トラブルに巻き込まれないように注意されてください!
それでは、ブエン・ビアへ! ¡Buen Viaje!
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