ペルー・クスコは、以前インカ帝国の首都であった場所ですが、その当時インカ帝国の公用語として話されていたのは、クスコ・ケチュア語です。
南米、太平洋側のほとんどを支配していたインカ帝国のケチュア語は、現在でもペルーの多くの場所で話されています。
しかし、インカ帝国の首都であったクスコほどケチュア語が未だに広く用いられている県は、あまりないと思われます。
そのクスコの公用語クスコ・ケチュア語が扱われている、ペルー・クスコの観光スポット、クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua がどんな感じなのかご紹介します!
クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua の場所
クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua は、エル・ソル通り Av. El Sol のアルマス広場 Plaza de Armas からすぐ近くのところにあります。
クスコの市役所の中にあるので、目印は、クスコ市役所 Municipalidad del Cusco と書かれた白い建物です。
クスコ市役所 Municipalidad del Cusco の建物の中に入ってすぐ左手には、周遊チケットを購入するチケット売り場もあります。
地下には、ペルー・クスコの観光スポット、庶民美術博物館 Museo de Arte Popular があります。
クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua は、入って右手にあります。
クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Interpretacion del Idioma Quechua
以前の記事で、ペルー・スペイン語カスティヤーノ Castellano と、クスコ・ケチュア語について、ご説明しました。
クスコ市役所 Municipalidad del Cusco のクスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua は、クスコ・ケチュア語について、説明されています。
以前の記事でもご説明しましたが、ケチュア語が使用されていた地域は広く、ボリビアにもケチュア語が存在します。
なぜなら、インカ帝国はペルーだけではなく、現在のエクアドル、ボリビア、ボリビア、チリ、アルゼンチンの一部までの広い範囲を支配していたからです。
そのため、Quechua Bolibiano ボリビア・ケチュア語(ケチュア・ボリビアーノ)、Quechua Cusqueño クスコ・ケチュア語(ケチュア・クスケーニョ)、Quechua Ayacuchano アヤクーチョ・ケチュア語(ケチュア・アヤクチャーノ)、Quechua Ancashino アンカシ・ケチュア語(ケチュア・アンカシーノ)、Quechua Inawashino インカワシ・ケチュア語(ケチュア・インカワシーノ)、Quechua Lambayecano ランバイエケ・ケチュア語(ケチュア・ランバイエカーノ)など、様々な地域のケチュア語が現在でも存在しています。
展示物の説明のメインが、スペイン語ではなく、クスコ・ケチュア語で説明されているのも興味深いです。
入場無料なのですが、とてもしっかりと作られている博物館です。
奥の一角には、ビデオをアウディオと共に説明を聞くことができます。説明は、スペイン語です。
鍾乳洞のようなデザインの部屋で、興味深いです。
クスコ・ケチュア語の辞書や文法書、教科書なども展示してあります。
残念ながら、手にとって、資料の中を拝見することができませんでした。
クスコ・ケチュア語で、体の各部や暦の月がなんと言うのかも説明されていました。
興味深いのが、インティ・ライミ、太陽の祭りがある6月をクスコ・ケチュア語で、Inti Raymi Killa インティ・ライミ・キヤ、つまり、インティ・ライミの月と呼ぶことです。
クスコ・ケチュア語の簡単な単語に関して、以前の記事で、ご紹介したので、興味のおありの方は、参考になさってください。
クスコ・ケチュア語、スペイン語、日本語、英語の単語一覧と文法のまとめ!ペルー・クスコ旅行の際に、ケチュア語で会話したい方への基礎入門!
まとめ
クスコ・ケチュア語の博物館 Centro de Idioma Quechua は、大きくないので、10分ほどで見終えることができます。
少し説明してくれるガイドさんがいれば良かったのですが、いなかったので、地元クスコの友達で、クスコ・ケチュア語が理解できる方と一緒に見学するとさらに興味深いと思います。
クスコ・ケチュア語が話せるようになって、地元のマミータたちとクスコ・ケチュア語でいつか話してみたいものです。
それでは、良い旅を! Buen Viaje!ブエン・ビアヘ!
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