ペルー国内にはたくさんの不思議な遺跡の観光がありますが、そのうちの一つとして、Abancay アバンカイの遺跡 Piedra de Saywite サイウイテの石という観光スポットになっている場所があります。
1ソル記念硬貨にもなっているその Piedra de Saywite サイウイテの石は、古代の超巨大設計図だったと言われています。
インカの黄金に光っていた巨大な石をご紹介します。
Piedra de Saywite サイウイテの石の場所
Abancay アバンカイから車で約1時間の Saywite サイウイテという村にその遺跡はあります。
Piedra de Saywite サイウイテの石の不思議
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石は、Saywite サイウイテの村に入って見えて来る高台にある城壁のような見晴らしよい場所の中の中心にあります。
入場料は、10ソレスです。
Piedra de Saywite サイウイテの石は、高さ 2.28m、上方の円周 11.14m、下方の円周 8.14m になります。
一説によると、Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石は、村を作る前の立体的な設計図であるとのことです。
水の用水路がどのように、畑にまんべんなく行き渡るか計算されていたと言うことです。
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石は、1ソルの記念硬貨にもなっています。
ただ石は設計図と一言では片付けられないミステリーの理由があります。
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石には、208の立体的な絵が描かれています。
蛇やカエル、ピューマ、カニ、猿、インカの人型の神々などなどが立体的に描かれています。
ただ基本的に生き物の頭は全て壊されています。
なぜなら、ほぼ全ての生き物の頭は金で装飾または作成されていた為、スペイン人に征服された際、全て金だけはがされたとの事です。
石の周りにあるくぼみには、全て金の輪もついていたとの事です。
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石は、石を遠くから持ってきた後、加工したとされていますが、以前ペルーの大統領が博物館に、Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石を移動しようと動かしたことがあったとのことですが、結局重すぎて、運べず断念したとの事です。
インカの人々は、近代の人々が運べなかった巨大な石をどのように運ぶことができたのでしょうか?
そんなこんなで、ほんの少しもともとあった位置からずれているとの事です。
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石がある遺跡の裏手には、実際、Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石に描かれていたような興味深い水路が今でも残っています。
段々畑を石で作成し、水がひとりでに全ての畑に通る仕組みとなっています。
今では、水も畑もその遺跡にはありませんが、その設計する知恵とそれを実行する技術力がとても恐れいります。
小さな建造物などではなく、その灌漑用水路兼畑も超巨大です。
Rumiwasi ルミワシ・犠牲の石
Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石から灌漑用水路兼畑の遺跡の階段を降りていった先には、別の遺跡があります。
Rumiwasi ルミワシと呼ばれる場所です。
Rumiwasi ルミワシとは、石の家という意味がケチュア語であります。
しかし、実際は Rumiwasi ルミワシというその場所は、石の家ではなく、犠牲を捧げる祭壇のような石だったのです。
石の上で、リャマなどを殺し、その血の流れ方から占いをしたとのことです。
上からその祭壇を見るととても不気味な気がします。
Usnopampa ウスノパンパ
犠牲の石、Rumiwasi ルミワシを通り過ぎるとまた別の祭壇があります。
Usnopampa ウスノパンパと呼ばれるその祭壇は超巨大です。
いったいどんな儀式で使われていた場所なのでしょうか?
とても見晴らしが良く村全体を360度見渡すことができます。
まとめ
ペルー Abancay アバンカイ Piedra de Saywite サイウイテの石は、とてもミステリーな石です。
とても精巧に立体的な水路が描かれていると思いきやインカの神々や動物たちが所狭しと描かれてもいます。
金で覆われていたその石の当時の実際の様子はいったいどういったものだったのでしょう?
遺跡好きな方、足を運ばれていは如何でしょうか?
リュマも近くにいました!
ブエン・ビアヘ!Buen Viaje! 良い旅を!
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