ペルーの世界遺産の一つ Cusco クスコ旧市街について、ご紹介いたします。
なぜペルー・クスコ旧市街 Centro Histórico de Cusco は、世界遺産に登録されたのでしょうか?
それは、その美しい建造物の街並みとインカ帝国時代の首都であった由来によるものです。
クスコの場所
Cusco クスコは、リマから直線距離で南東約577km に位置しています。
歴史都市 Cusco クスコ
Cusco クスコは、人口約43万人のペルーで第8に大きい都市です。
標高は、約3400m に位置し、アンデス山脈の美しい山並みを眺めることができます。
Cusco クスコは、コロンビア、エクアドル、アルゼンチン、ペルー、チリ、ボリビアを含む南米の広大な領土を治めるインカ帝国の首都でした。
西暦11世紀から現在に至るまでとても歴史ある都市なのです。
ちなみに、Cusco クスコは、インカ帝国の公用語であったケチュア語の Qosqo コスコに由来しています。
Qosqo コスコとは、スペイン語でいうところの Ombligo、おへそという意味でした。
つまり、インカ帝国のみならず全世界、宇宙の中心にある都市という意味だったのです。
それもそのはず、インカ帝国の皇帝は、太陽の子、神として崇められていたので、その王がいる場所だったからです。
さらに、当時の都市としては、一番太陽に近い標高、一番高い場所に建設された都市でもありました。
インカ帝国は、太陽神崇拝が盛んであった為、当時のインカ帝国の首都クスコは、本当にあった黄金郷だったのです。
都市は、良く考えられて設計され、上空から見ると街の形も当時の大地の世界の守り神でったピューマ Puma に見えるよう建設されました。
その後、スペイン帝国によって、侵略され、西暦1533年に、ピサロによって事実上インカ帝国は崩壊しました。
都市クスコにあったおびただしい財宝や、黄金の建造物も全て略奪されてしまいました。
現在の都市クスコは、インカ帝国時代に建造された高度な石の土台の上に建てられたスペイン調の建造物です。
現在でもクスコ市内に残るインカ帝国時代の土台の12角の石やピューマや蛇の石による造形などは、観光名所になっています。
基本的にインカ帝国時代の神殿跡に現在のスペイン調の教会があります。
コリカンチャ神殿跡地には、サント・ドミンゴ教会、アルマス広場のビラコチャ神殿跡地には、大聖堂といった具合です。
そのため、現在に至るまで、インカ帝国の建造物とスペイン調の建造物の両方が融合している興味深い都市となっています。
まとめ
クスコ旧市街 Centro Histórico de Cusco は、 ペルーの世界遺産の一つになっているだけあり、歴史が深いです。
クスコ旧市街を歩きながら、観光するだけでも結構楽しめると思います。
夜景もきれいです。
クリスト・ブランコの展望台などから見えるクスコ旧市街もおすすめです。
ペルー・クスコの観光スポット!クスコ市を一望できる展望台 Cristo Blanco!地元の人が優雅にくつろぐ広場の手前
マチュピチュ観光に来られた際に、必ず立ち寄る場所なので、楽しまれてください。
それでは、良い旅を!ブエン・ビアへ!¡Buen Viaje!
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