世界で一番行ってみたい世界遺産、人生で一度行ってみたい・幻の天空都市マチュピチュ遺跡の中を今回は、解説させていただきたいと思います!
数年前にマチュピチュ遺跡に訪れたことがある人でも、現在の見学ルートは新しくなっている為、以前と同じように自由にマチュピチュの見学をすることはできません。
今回は、マチュピチュ遺跡のエリア5と題して、現在のルートの最初に見るマチュピチュ遺跡の部分をご紹介できればと思います。
エリア5
2階建ての家
工芸品製作地区を通り過ぎた後、2階建ての家が現れます。
2階建ての家の設計、建設技術もすばらしいです。
山の斜面を利用して建設されており、2階にも1階にも入口があります。
2階部分の少し角のある石の部分に木材を渡し、床を作ることができるように設計されていました。
1階部分が居住スペース、2階が物置だったのでしょうか?
インカ帝国の建築した値は石造の建設技術をよく研究、構築していたことがわかります。
大岩を利用した壁
インカ帝国は、自然の岩をそのまま壁や基礎などの、建造物の中に取り入れる建築方法をいつもしているのが興味深いです。
こちらも自然の切り立った大岩を基礎として、その上に、建造しています。
手間を本当にかけて造っていた為に、天空都市マチュピチュ遺跡は未完成だったとも言われています。
1枚岩の階段
自然の岩をそのまま加工し、階段にしているのもすごいです。
どれほどの歳月をかけて造ったのでしょうか?
建造資材を石にしていたにも関わらず、アーチがあったり、自然の岩に合わせて造ったりと本当に、現代それをやれと言われても、日本のプロフェッショナルな土方大工さんたちでもできるのでしょうか?
コンドルの神殿
コンドルの神殿も自然の大岩を使用し、コンドルが羽ばたいている瞬間を建造物にしたという傑作です。
コンドルの頭に見える石の部分では、リャマの犠牲が捧げられたと言われています。
コンドルの神殿内は、地下になっている部分があり、そこには、悪いことを↓囚人が閉じ込められていたのではないかとも言われています。
天上の世界、天国の使いとされていたコンドルがモチーフにされている神殿であることから、天上世界への祈りに使用されていた神殿であると考えられています。
天から、太陽の光や雨の水などがもたらされる為、天候に関する儀式であった可能性があります。
16の水汲み場
マチュピチュ遺跡の16の水汲み場には、今でも水が流れ続けています。
精巧に計算されたそれぞれの水汲み場の設計、施工技術はすばらしいです。
出口へ
エリア2で、上から見た太陽の神殿を今度は下から見ることができます。
そして、エリア1で見た貯蔵庫・コルカ Qollqa (Colca) の中を見ることができます。
とても風通しが良い涼しい設計になっており、貯蔵品が日持ちするように考えられて作られていました。
まとめ
世界七不思議の一つ、失われた空中都市マチュピチュ遺跡観光ルートのエリア5は、如何でしたでしょうか?
これで、マチュピチュ遺跡の最近の見学ルートは以上になります。
ガイドなどがいない場合は、もう少し融通が利くのでしょうが、基本的に現在規則として、マチュピチュ遺跡はガイド同伴です。
さらに、今回ご説明したエリア1~5までのルートの一方通行ですので、引き返すことができません。
以前よりマチュピチュ遺跡内の規則が厳しくなっていますので、遺跡の壁上などにのって写真を撮った時には、マチュピチュ遺跡の警備員さんによって、一発退場となります。
Huaynapicchu ウアイナピチュ山については、こちらの記事をご覧ください。
さらにさらに、マチュピチュ遺跡からマチュピチュ村アグアス・カリエンテス Aguas Calientes までの帰りのバスも込みますので気をつけてください!
それでは、ブエン・ビアヘ! Buen Viaje!
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