ペルー・トルヒージョに世界遺産ではないものの映画のような超ド迫力の観光スポットがあります!
それは、超巨大な神殿、太陽のワカと月のワカです!
そのド迫力たるやチャンチャン遺跡の規模に匹敵、もしくは、それ以上ではないかとも思わされます。
今回は、その太陽のワカと月のワカとそのすぐ近くにあるワカ・デ・モチェ博物館をご紹介します!
太陽のワカと月のワカ、ワカ・デ・モチェ博物館の場所
太陽のワカと月のワカ、ワカ・デ・モチェ博物館の場所は、トルヒージョ市内から約20分のところにあります。
タクシーで行くこともできますが、太陽のワカと月のワカ、ワカ・デ・モチェ博物館も小さいコンビが市内から出ています。
コンビなら、料金は1.5ソルです。
わたしたちは、アメリカ・スルという通りのPlaza Miguel Grauというところでそのコンビに乗りました。
小さなコンビです。黄色いトリのマークが目印です。
ワカ・デ・モチェ博物館
コンビはゲート近くで下してくれます。
ワカ・デ・モチェ博物館、太陽のワカと月のワカの遺跡がある場所はだいぶ開けた何もない場所です。
最初に、ワカ・デ・モチェ博物館に行きました。
ワカ・デ・モチェ博物館の入場料は5ソレスです。
ワカ・デ・モチェ博物館の中は、写真を撮りたかったのですが、撮影禁止でした。
理由は本物のレプリカを造られないためとのことでした。残念!
ワカ・デ・モチェ博物館の中は、だいぶ広くとても興味深い出土品がたくさん並んでいます。
所要時間は約20分です。
太陽のワカと月のワカの遺跡
次に、ワカ・デ・モチェ博物館から徒歩5分のところにある月のワカの遺跡に行きました。
太陽のワカは見学ができません。
月のワカの入場料は、ガイド付きで10ソレスです。
所要時間は、約45分です。
とても広いので、帽子、日焼け止め、サングラス、お水はお忘れなく!
こちらの記事を参考にされてください!
太陽のワカと月のワカの間にモチェ王国が挟まれる形で存在していました。
太陽のワカも月のワカも超巨大です!
太陽のワカは巨大な要塞であり、月のワカは巨大な神殿でした。
太陽のワカは約1億4千万個の泥レンガで造られた約345×160×30mの要塞です。
月のワカは、強大な神殿ですが、100年ごとに以前の神殿を囲む形で新しい神殿を建てるという事を繰り返しています。
紀元前後から紀元後700年に滅びるまで続けられました。
神殿中にその当時は壁画が色鮮やかにびっしりと描かれていました。
月のワカはモチェの最高神アイアパエックの色鮮やかな壁画が有名な神殿です。
保存状態がとても良く、既に約1300年の時が経っているにもかかわらず、鮮やかな色がその当時のまま残っています。
アイアパエック神はその悪魔のような形相からもわかるようにとても残酷で、その月のワカの神殿もとても残酷な神殿でした。
エル・ニーニョで洪水が起こった時も神殿の頂上部分で人間を犠牲に捧げ、雨乞いのためにも人間をたくさん犠牲にささげた場所です。
月のワカの神殿の北のファザードが特に圧巻です。
スロープを降りていくと700年間建て続けられた7階層の神殿の壁画を一望できます。
じつは、私たちが下りきたそのスロープもその北のファザードのある広間も全てまさにその残酷な人殺しの儀式が行われたその場所です。
壁画の第1階層に捕虜の壁画が描かれているように、捕虜がその広間では雨乞いの儀式にささげられました。
3日間断食させられ、その後スロープを下りてゆき、その広間で裸のまま引きずり回され、血だらけになったその体から滴る血を王が飲んだとのことです。
そして、壁画の2層目に描かれているダンサーたちがその血だらけの捕虜たちの周りを踊ったとのことです。
いもしない神に行った残酷な儀式から、無知が人間に理性を超えて行わせる盲信とは本当に怖いことがわかります。
この小さな部屋のような場所が捕虜が引きずり回される前に一時的に入れられた場所とのことです。
その小さな部屋の壁画にはモチェの神話が描かれています。
まとめ
エジプトやアステカのピラミッドなど巨大な古の建造物が世界各地にありますが、意外と知られていないぺルー・トルヒージョのモチェ文明の太陽ワカと月のワカの遺跡も引けを取りません!
1300年前の壁画と色鮮やかな色がいまだうかがえる歴史的建造物は一見の価値ありです!
ペルーに観光に来られた際に、歴史が好きな方はトルヒージョの観光スポット、太陽のワカと月のワカに足を延ばしてみられるのはいかがでしょうか?
それでは、ブエン・ビアへ! ¡Buen Viaje!
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