南米ペルーにも温泉♨があるの?と思われる方もおられるかもしれませんが、
ペルーにも実は温泉があるのです。
今回は温泉好きのあなたにペルーの温泉情報をまとめてみました。
ペルーの温泉と日本の温泉は違います。
ペルーに来られた際には、時間があったらペルーの温泉を体験されてみられるのはいかがでしょうか?
1. カハマルカ Cajamarca インカの温泉 Baños del Inca
カハマルカは標高約2720m、町は美しいアンデス山脈に囲まれています。
インカ帝国最後の皇帝アタワルパも浸かったというインカの温泉がカハマルカにはあります。
インカ最後の皇帝が愛していた温泉が現在まで残っています。
湯気がたちこめるアンデス山脈に囲まれた美しい風景が印象的です。
インカの温泉はインカ時代から使用されていた薬用温泉です。
そう考えるとペルーでも古くから日本と同じように
温泉が親しまれてきたという同じような文化があるので、興味深いですね。
ちなみに、この下の写真がインカの最後の皇帝アタワルパが使っていた温泉です。
結構広々とした温泉に一人で優雅に使っていたようです。
アタワルパの温泉は、入ることができませんが、同じお湯は現在も人々に愛されています。
個室風呂、サウナ、マッサージ、バンガローもあり、宿泊もできます。
いろいろなサービスがあります。
お風呂の大きさやサービスによって、値段が加算されていくシステムになっています。
入場料は2ソルで、それに温泉の料金が加算されます。
例えば、プールだけという方は、入場料2ソルプラス3ソルで、計5ソルになります。
インカの温泉は日本の温泉ように、石けんやシャンプータオルなど備え付けではありません。
お風呂セットを持参してください。
個室風呂
わたしは、Raymondiという個室風呂に入ったのですが、深さが1mぐらいありました。
シャワーがないので、まず、浴槽に流れ出ているお湯で体を洗い終えてから、
浴槽に石けんやシャンプーの泡がなくなり綺麗になったら、浴槽に栓をしてお湯を満たします。
お湯の温度は70度なので、直接触らないように気をつけてください。
蛇口が二つあり、そのうちの一つが水なので、水と混ぜてお湯の温度を調節します。
お湯の勢いがいいので、しばらくするとお湯が浴槽にいっぱいになりやっと温泉を楽しめます。
個室風呂は制限時間があります。込んでいない時は長く浸かっていられます。
時間になると係の人が声を掛けてくれます。
個室風呂は、ご家族でも入ることができます。
浴槽の大きさは、大人が二人入る程度です。
しかし、個室風呂には外の景色を眺める窓などはないので解放感はありませんが、
個室なので、他の人を気にする必要がない
ゆっくりとした時間を楽しむことができるのはとても良いです。
そして、ペルーの温泉は基本的に水着着用ですが、
カハマルカ・インカの温泉の個室風呂では水着を着用する必要はないので、
水着を持参する必要がないのも良い点の一つです。
インカの温泉の情報
電話076 34ー8563
営業時間 8:00ー18:30 年中無休
行き方
インカの温泉は、カハマルカから東に6Kmの位置にあります。
車で15分ほどで到着します。
Jr.Jose Sabogal ホセ・サボガル通りと Jr. 2 de Mayo ドス・デ・マヨ通りの交差点から
Colectivo コレクティーボ(乗り合いミニバス)が出ています。
町中を「Baños del Inca」と書いた Combi コンビ(乗り合いバス)が
走っていますので、それでも行けます。
2. Moyobamba モヨバンバ Baños De San Mateo サン・マテオ温泉
モヨバンバ Moyobamba は、
リマから北に約1060㎞のところにある熱帯雨林地帯 Selva の都市の一つです。
知る人ぞ知る観光地の一つで、毎年たくさんの海外からの観光客が訪れます。
ジャングルの入り口のような場所にある都市ですが、標高が約800m あるので、
ジャングルで日中暑いですが、夜はとても過ごしやすく、
とても気持ちの良いさわやかな気候です。
蘭でとても有名な場所で、世界中から希少な蘭を求めて
モヨバンバ Moyobamba に訪れる方も多くおられます。
フライトは、リマからモヨバンバ Moyobamba まで約1時間半です。
モヨバンバ Moyobamba の観光スポットにもう一つ、
Baños De San Mateo サン・マテオ温泉という温泉があります。
お湯は40度と日本人にもちょうどよく、
ペルーのまぶしい太陽とジャングルの森林の中入る露天風呂は魅力的です!
屋外プールにも同時に入れます。全部込みの入場料は約50円です。
サン・マテオ温泉は標高が、約950m のところに位置しています。
モヨバンバ市内からは約5kmのところに位置しています。
そして、ジャングル中の温泉といった感じで、開放的な露天風呂になっています。
水着着用と、温泉に入る前にシャワーを浴びるのは必須です。
そうするのがルールになっています。
お湯の底には石がたくさん敷き詰めてあります。
お湯の温度は約42度ととても気持ちが良く、良いお湯です。
海外の方と肩を並べて浸かり、会話しながら入る温泉はとても刺激的で楽しかったです。
静かにゆっくり入りたい方は平日の朝の早い時間が人が少なく、子供もいないので狙い目です。
温泉の他にも2つのプールも楽しめます。
アナコンダの頭がドンと置いてあったりもします。
入場料 1.5ソル
営業時間 朝5時から夜10時まで
行き方
モヨバンバ市内から Moto taxi モト タクシー(バイクタクシー)に乗って約20分で行けます。
3.Moyobamba モヨバンバ Baños Sulfurosos スルフローソス温泉
モヨバンバ Moyobamba の観光地の一つに、
Baños Sulfurosos スルフローソス温泉という温泉があります。
温泉が湧き出ている場所でジャングルの森林浴も楽しめます。
とても美しいところです。
温泉も白いお湯がお肌にいいと評判です。
モヨバンバ市内から約7kmのところにあります。
ただ個人的には温泉の温度が約10度と暖かくはないのが、ちょっと残念です。
暑い日差しの中で入ると気持ちいいのですが、
いわゆる日本の熱いお湯につかる温泉という感じではないのが、残念です。
薬用温泉として、有名なので体を癒しに人々が訪れる温泉でもあります。
とても広いので、お散歩にはとても良い場所でもあります。
温泉が噴き出ているのがジャングルの中なので、まるで恐竜が出てきそうです。
きっと今も昔もジャングルはジャングルなのでしょう。
ワニのかわいらしいのはいます。
森林の中にはたくさん水が流れていて、本当に癒されます。
温泉もいいですが、森林浴をしながら、お散歩目的で来てみるのもいいかもしれません。
営業時間 朝7時から午後4時まで
行き方
モヨバンバ市内から Moto taxi モト タクシー(バイクタクシー)に乗って約20分で行けます。
4.マチュピチュ村 (旧 アグアス・カリエンテス)
Pueblo de Machu Picchu (Aguas Calientes) マチュピチュ村の温泉
マチュピチュ村 (旧 アグアス・カリエンテス)
Pueblo de Machu Picchu (Aguas Calientes) のはずれにある露天風呂・プールのような温泉です。
各段差に温泉プールが、合計5つほどあります。
水深があるので立って入るような感じです。
夕方は、マチュピチュ観光で疲れた体を癒しに来られる方で混み合いますので、
ゆっくり過ごしたい方は時間をずらされることをお勧めします。
夕方に行った時、ものすごい観光客でした。
ただ温泉に入りながら、ビールなどをオーダーすることができます。
たくさんの海外からの観光客が温泉につかりながら、ビールを飲んでいました。
温泉のお湯は暑くなく、ぬるいので、お湯から上がるととても寒いです。
風邪をひかないように気をつけてください。
水着を持ってきていなかった方は、
温泉に入る前の道沿いでレンタルしている水着を借りることもできます。
入場料 10ソル
営業時間 朝5時から夜8時まで 年中無休
行き方
町から少し離れています。Av. Pachacutec パチャクテック通りの
ゆるやかな坂道を約10分弱登ると着きます。
マチュピチュ村アグアス・カリエンテス Aguas Calientes の温泉は、ちょっとぬるい!お昼の暖かいうちに入るのが、おすすめ!
5. アレキパ Arequipa バニョス・デ・チャカピ Baños Termales Chacapi, Yanque de Valle del Colca
アレキパは標高2335m に位置し、リマに次ぐペルー第二都市です。
アレキーパ Arequipa 市内からは少し離れてはいますが、
アレキーパ Arequipa に訪れる海外からの観光客はこのコンドルの谷、
カニョン・デル・コルカ Cañon Del Colca で、
野生のコンドルがアンデス山脈をバックに優雅に飛ぶのを一目見る目的で
旅行に来られる方も多くおられます。
カニョン・デル・コルカ行きのバスがチバイChivayという町で休憩します。
このチバイから約5kmの所にある人気の温泉地です。
ジャンケ Yanque の町からは約2kmのところに位置しています。
チャカピ温泉には、三つの温泉プールがあります。1つは室内です。
日差しがきつい方は屋根付きの温泉プールが良いでしょう。
すぐ近くにコルカ河 Río Colca が流れています。
コルカ渓谷にある温泉なのですが、とても美しく静かで太陽の日差しが気持ち良いです。
温泉のお湯はそんなに熱くないので、太陽が高いうちに入るのがおすすめです。
アレキパは温泉地なので、近くにもいくつかありますが、
このチャカピ温泉は比較的人が少ないので、ゆっくり入る事ができます。
少し歩くと近くに大きなつり橋があり、それを渡るのもスリリングでおもしろいです。
人里離れた場所にあるジャンケ温泉は、
自然を肌で感じることができる露天風呂温泉で、おすすめです。
水着着用なので、お忘れなく。
入場料 3ソル
営業時間 朝6時から夕方6時まで
6. Aguas Termales Cocalmayo de Santa Teresa サンタ・テレーサのコカルマーヨ温泉
マチュピチュ遺跡からさほど距離が遠くないので、
Aguas Termales Cocalmayo de Santa Teresa サンタ・テレーサの
コカルマーヨ温泉に歩いて向かうハイカーもいます。
Aguas Termales Cocalmayo de Santa Teresa サンタ・テレーサのコカルマーヨ温泉までは、
歩いて約20分、タクシーかモート・タクシーで約5分です。
さらに、詳しい情報は、下記の記事をご確認ください。
7. クスコのおすすめ温泉 LA RAYA ラ・ラヤ
Cusco クスコ市内の Wanchaq ワンチャクから Sicuani シクアニ行きのバスに乗ります。
Cusco クスコから Sicuani シクアニ行きのバス料金は、10/s ソレスです。
約2時間30分で到着します。
シクアニのバスターミナルから、モトタクシーで、
Paradero Maranganí マランガニーへ行きます。
まとめ
カハマルカの温泉は個室では裸でもOKですが、ペルーの温泉は基本水着着用です。
日本の温泉をイメージするのではなく、
ペルーでは温泉プールような感覚で温泉を楽しんでください。
そして、必ずお風呂セットを持参願います。
しかし、ペルーの大自然を肌で感じて入る温泉はとても刺激的な経験です!
是非、機会があればペルーの温泉にも足を運んでみられるのは、いかがでしょうか?
それでは、皆さん良い旅を ¡Buen Viaje!(ブエン ビアヘ)
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