日本では、ご飯を炊くのに炊飯器を使っていましたが、ペルーでお鍋でご飯を炊くことを学びました。
今では、すっかりお鍋でも上手にご飯を炊けます。
しかし、南米ペルー・クスコでは、お鍋でご飯がおいしく炊けません。
なぜでしょうか?
その疑問の答えと、クスコでおいしいご飯を炊くのに必要な物をご紹介します。
ご飯が鍋でおいしく炊けないのはなぜか?
ご飯が鍋でおいしく炊けないのには、クスコの標高が関係しています。
クスコの標高は3399mです。
標高が高いと気圧が低くなります。
気圧が低いと沸点も低くなります。
この標高が高いゆえに、沸点が低いというのが大問題なのです。
ある登山者はこのように、述べています。
標高と水の沸騰の関係
美味しい食事は山の楽しみのひとつですが、標高が高くなると100度で沸騰する水が低い温度で沸騰してしまうため、いつもより硬く仕上がってしまうことがあります。まあ、食べられないほどではないけれどもちょっと残念ですね。
平地では1013hPa(1気圧)で水の沸点は100℃です。標高が1000m高くなるにつれて気圧は約100hPaずつ低下し富士山の山頂 (3776m)気温5度の時では約650hPaで水の沸点も約88℃まで低くなります。
標高が上げると空気の重さが減っていき、気圧が下がります。お菓子の袋がパンパンに膨れ上がったり、頂上で飲み終え蓋をしたペットボトルが家に帰ると凹んでいることからわかりますね。パンパンに膨れた食材袋が破裂すると周りにまき散らすことになるので気をつけた方が良いですね。私自身の体験はありませんが可能性はあります。
標高が上がって気圧が下がると水面にかかる圧力が減るので、水が蒸発し易くなります。つまり、100度より低い温度で沸騰してしまうのですね。私もヒマラヤ登山では5000mを超える標高で過ごすので、圧力鍋が欠かせませんでした。十分に圧力を抜いてから蓋を開けないと悲惨なことになります。私はテント内にラーメンをまき散らしました。火傷の可能性が高いので注意しましょう。ご家庭でも圧力鍋を上手に使うと美味しく早く調理ができますね。
http://www.kojitusanso.jp/ksguide/2013/08/post-340.html
ペルー・クスコでは、おいしいご飯を炊くのに圧力鍋が必須
ペルー・クスコでは、おいしいご飯を炊くのに圧力鍋が必須です。
そして、ペルー・クスコでは、ご飯だけでなく料理をするのにも圧力鍋が大活躍です!!
沸点が低いので、煮物などの大きめに切った野菜は普通のお鍋では、なかなか煮えません。
パスタもそうです。
チクラーヨに住んでいた時は、もっと早く調理できたのに‼︎と、あまりの遅さに初めはいらいらしました。
しかし、圧力鍋があれば大丈夫です。
調理が本当に早くて、おいしく出来ます。
まとめ
標高が3399mのクスコでは、沸点が低いので料理の際は、圧力鍋での調理が必要です。
圧力鍋を使うと、ご飯も煮物も、パスタもおいしく調理できます。
ちなみにわたしは、日本製の圧力鍋を使っています。
ペルー・クスコで長期滞在される方は圧力鍋はあった方が良いと思います。
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