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日本の大学・短期大学の卒業証書をペルーの職場に提出するための手続き

就労、ビザ、海外、ペルー

2017年度から就労ビザの手続きの際、労働省・移民局に証明書などの書類提出の必要は、なくなりました。

しかし、職場によっては、大学・短期大学の卒業証書の提出が求められます。

しかも、そのまま提出すればよいというわけではないのです。

そこで、今回は日本の大学・短期大学を卒業された場合の手続きの仕方をご紹介します。

日本の大学・短期大学を卒業された場合に、卒業証書をペルーの職場に提出するまでの手続き

① 自分が卒業した、大学・短期大学のホームページを確認

日本語のままの卒業証書を提出することはできません。

そのため、まず自分が卒業した、大学・短期大学のホームページを見て、卒業証書が英文で発行可能かどうかを確認します。

大抵の大学・短期大学で可能だと思います。

② 申請方法を電話で大学側に確認

卒業証書の英文発行が可能であれば、自分が海外にいる場合、Skypeなどで直接大学・短期大学に電話を入れて事情を説明し、どのように卒業証書の申請を依頼できるか聞いてみます。

③ 委任状の作成

わたしの場合はペルーに住んでいる為、委任状を作成する必要がありました。

そのため、委任状をパソコンで作成し、代理人を実母にし、PDF化した委任状をメールで実母に送りました。

サインの所に印鑑を押してもらいました。

④ 大学・短期大学のホームページより、証明書発行願をダウンロード

わたしの場合は、次の必要事項を記入する必要がありました。

実母に委任したので、日本の実家でダウンロードしてもらい、実母にすべてを記入してもらいました。

在籍時の氏名(フリガナ) (英文の場合は、ローマ字読みも明記)

学籍番号

生年月日 (西暦・和暦の両方を明記してください)

卒業学部・学科

卒業年月

必要な証明書の種類と枚数(学力に関する証明書の場合、学校種をご記入ください。)

昼間連絡が取れる電話番号

メールアドレス(記載事項の確認のためご連絡する場合があります。)

郵送先の郵便番号・住所、宛先名

速達希望の有無

同封する証明書の組み合わせ(証明書の種類が複数の場合のみ)

⑤ 卒業証書の受け渡しに、本人確認のため自動車運転免許証・健康保険証などの公的証明書の提示が必要

わたしの場合海外にいるため、実母を代理人とし、委任状を作成しましたので、わたしの運転免許書のコピーと代理人である実母の運転免許書のコピーが卒業証書の受け渡しの際に、必要になりました。

⑥ 封筒に必要な書類を入れて、学校側に送付

委任状、証明書発行願、免許書のコピー、発行手数料 (わたしの場合、申請手数料として英文のもの1通500円の切手が必要でした。) 、返信用切手¥92を封筒に入れました。

そして、封筒に郵便番号、住所、大学・短大の教務課 御中と記入し、赤字で証明書請求と記入して送りました。

⑦ 卒業証書が届いたら、国際郵便で送付

わたしの場合、実家に英文の卒業証書が、約1週間で届きました。

7日ほど(土日・休日を除く)で届くとホームページにありました。

実母にペルーまで郵便 (国際スピード郵便) で送ってもらいました。送料は2400円かかったそうです。

⑧ ペルー・クスコの郵便局は、日本のように配達してくれる

ちょうど荷物が自宅に届いた際、家にいなかったため、郵便局の方から電話があり、翌日郵便局に取りに行くことをお伝えしました。

帰宅すると、不在票が玄関に貼り付けられていました。ペルー・クスコの郵便局は、ペルーの他の地域と違って、きちんとしているなと見直しました。

翌日、郵便局で、身分証明書を見せ、サインをし、無事に英文の卒業証書を受け取りました。

⑨ 英語で書かれた卒業証書をスペイン語に訳してもらう

オリジナルの英文の卒業証書と英文の卒業証書のコピーを用意し、わたしは公認翻訳者のいる、Cusco クスコの ICPNA イプナ(英語の専門学校) で翻訳してもらいました。

英文の卒業証書のオリジナルは見せるだけで、英文の卒業証書のコピーをお渡しして、スペイン語への翻訳を依頼します。

一日で出来上がりました。

手数料は30ソルでした。

イプナ ICPNA  住所: Av.Tullumayo 125, Cusco

⑩ 英文のオリジナルの卒業証書と英文の卒業証書のコピーをNotariaに持って行く

英文のオリジナルの卒業証書と英文の卒業証書のコピーをNotariaに持って行き、そこで英文の卒業証書のコピーをLegalizar 、書類を真正とし、公的文書にする必要があります。

Copia legalizada 公的認証を受けた書類の写しが完成です。

手数料は3ソルでした。手続きはとても早く終わりました。

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Notariaは、Cusco クスコでは、アヤクーチョ通りの所に2件あり、通り添いなのでわかりやすい場所にあります。

これで、やっと職場へ提出できる準備が整いました。

⑨のスペイン語に翻訳された卒業証書と、⑩の英文の卒業証書の公的認証を受けた写しを職場に提出すれば、日本の大学・短期大学を卒業された場合の卒業証書をペルーの職場に提出するまでの手続き終了です。

まとめ

日本の大学・短期大学を卒業された場合、卒業証書をペルーの職場に提出するためには、日本語の卒業証書はペルー人は読めませんので、まず英語で卒業証書を発行してもらい、送ってもらう必要があります。

その後、その英文の卒業証書を公認翻訳者によってスペイン語に訳してもらう必要があります。

ペルーでは大切な書類はコピーでは何の意味もないので、英文の卒業証書のオリジナルとコピーを一緒に、Notaria に持って行き、Legalizar (真正な書類) にしないといけません。

Legalizadoの書類のみ、ペルーでは有効となります。

海外での手続きはいろいろと面倒ですが、頑張ってください。

Hasta luego.アスタ ルエゴ またね。


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ABOUTこの記事をかいた人

ペルー在住フリーランス。独身の時、ペルーの首都LimaのSan Borjaに住み、結婚後Chiclayo市外の田舎に住む。ペルーのセレブな人々とその生活からペルーの田舎の貧しい人々とその生活を知る。現在、インカ帝国の首都だったCuscoでペルーライフをエンジョイ中。ペルーの食べ物で好きなものは、マンゴーとセビーチェ・ミクスト!世界遺産Machu Picchu だけではないペルーのいろんな魅力をお届けします!