ペルーでは、今年2016年7月28日のペルーの独立記念日に新大統領が就任しました。
オジャンタ・モイセス・ウマラ・タッソOllanta Moisés Humala Tasso前第94代大統領に代わり、ペドロ・パブロ・クチンスキ・ゴダールPedro Pablo Kuczynski Godard氏(77歳)が、ペルー共和国第95代大統領に就任しました。
アルベルト・ケンヤ・フジモリ・フジモリAlberto Kenya Fujimori Fujimori元大統領の第一子、長女で日系3世の恵子・ソフィア・藤森・ヒグチ氏(41歳)を破り、大統領になったわけです。
ペルーでは、大統領によって国の方向性がだいぶ変わるため、ペルーに在住している日本人にも新大統領の就任は関心を集めていました。
大統領次第で、最近厳しくなっていた外国人に対するビザの取得がもっと難しくなるかもしれないといううわさもあったからです。
ペルー新クチンスキ大統領
ペルーでは、大統領の任期は5年ですので、2021年7月28日までクチンスキ大統領がペルーでかじを取るわけです。
クチンスキ新大統領は、ユダヤ系ドイツ人医師のお父さんとフランス人教師のお母さんの間に生まれたそうです。
出身はペルー・リマですが、イギリス、アメリカで留学し、世界銀行でも勤めたことがあるきれ者です。
ペルーで1980年に起きたクーデターで命を狙われ、再度アメリカに移住しましたが、その後、再びペルーに戻り、2001年から2006年まで経済・財務大臣及び首相を務めたことがあります。
外国人就労ビザの新しい法律!
そんなクチンスキ新大統領が就任したわけですが、2016年今年の11月11日以降、外国人就労ビザが少し柔らかくなりました。
新しい労働者のための法案DL 1246が施行されました。
以前は外国人が就労ビザを取得しようとする際、以前ペルーでしかるべき仕事をしていたという前職証明書、専門分野の学位証明書、つまり大学などで専門分野を学んだという卒業証書、それらをペルーの弁護士などによって翻訳、証明してもらったという公証、さらに外務省からの許可証明書などなど、たくさん書類が必要だったわけです。
つまり簡単に言うと、特別な学歴と専門職の職歴、さらにはお金をたくさんを持っている外国人でなければビザをおろさないというスタンスだったわけですが、それを全部無しにして、オープンにしようという動きなわけです。
なので、外国人で、ペルーで働きたいと思っている人にとっては、とてもうれしい法律が施行されたわけです。
必要なのは、雇用契約書と雇用主が雇う外国人労働者が必要である理由をペルーの法律にのっとって記した宣誓供述書の二つだけになりました。
まとめ
新しいペルー共和国第95代クチンスキ大統領に代わり、就労ビザの取得条件もだいぶ柔らかくなりました。
世界情勢はめまぐるしく変わりますし、明日の事は不確かですが、ひとまずペルーにいる日本人にとっては朗報でした!
それでは、グラッシアース!!Gracias!! チャーオ!!Chao!!
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