ペルーへ旅行する前に気になるのは、最近世界中で流行しているジカ熱などの感染症、病気についてでしょう。
ペルーでは、どのような病気の心配があるのか?ペルーへの旅行の前にどのような予防接種が有効なのか?イエローカードは必要なのか?といった情報です。
今回は、ペルーへ旅行する前に知っておくべき病気、予防接種などの情報をお伝えいたします。
ペルーでは、どのような病気の心配があるのか?
まずペルーで心配するべき病気としては、蚊から感染する病気であるジカ熱、黄熱病、デング熱、マラリア、水や魚介類から感染する病気であるA型肝炎、B型肝炎、腸チフス、さらには、野犬などから感染する病気である破傷風や狂犬病などがあります。
これだけ聞くともうペルーへ旅行する気が失せるかもしれませんが、これらの病気はどこへ旅行するのか、つまり、どのようなプランで旅行するかということが大きくかかわってきます。
ちなみに、日本人観光客がペルーに基本的に旅行に来る際に計画するのが、クスコのマチュピチュ、ナスカの地上絵やプーノのティティカカ湖、そして、首都のリマでしょう。
もしツアーなどで、クスコのマチュピチュ、ナスカの地上絵やプーノのティティカカ湖、首都のリマ以外に行く予定がないようであれば、基本的にはこれらの病気の心配する必要はないでしょう。
ペルーのクスコ・マチュピチュやプーノのティティカカ湖へ旅行を検討されている方は、高山病の対策が必要です。
高山病の対策については、以前の高山病の記事をご覧ください。
蚊から感染する病気であるジカ熱、黄熱病、デング熱、マラリア
もし、クスコのマチュピチュ、ナスカの地上絵やプーノのティティカカ湖、首都のリマ以外に行く予定がないようであれば、蚊から感染する病気であるジカ熱、黄熱病、デング熱、マラリアを心配する必要はないでしょう。
野犬などから感染する病気である狂犬病
ペルーの田舎でなければ、野犬に出くわすことがほとんどありませんので、野犬などから感染する病気である狂犬病の心配もほとんどないでしょう。もちろんクスコ、ナスカ、プーノ、リマの田舎に行くならその危険も増しますが、基本的にツアーで訪れる場所では心配ないでしょう。
しかし、もし万が一のためにと思われる方は、もちろん予防接種を事前に受けることを検討されることをおすすめいたします。
水や魚介類から感染する病気であるA型肝炎、B型肝炎、腸チフス
ペルーの代表料理がセビーチェという生魚をレモンでしめた魚介の料理なので、ペルーへ旅行に来た際には必ず食べると思います。ツアーで訪れるようなきちんと清潔なレストランであれば、水や魚介類から感染する病気であるA型肝炎、B型肝炎、腸チフスなども心配する必要はないでしょう。もし屋台など清潔ではない場所で食べると、その危険は高まりますので、ご注意ください。
ペルーへの旅行の前にどのような予防接種が有効なのか?
ペルーへの旅行の際に一般的にすすめられている予防接種には、黄熱病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病などがあります。
しかし、上記で述べたようにもしツアーなどで、クスコのマチュピチュ、ナスカの地上絵やプーノのティティカカ湖、首都のリマ以外に行く予定がないようであれば、基本的にはこれらの予防接種は必要ないでしょう。
もし、上記以外の場所に旅行される、もしくは滞在される予定を検討されている方はこれらの予防接種、すべて受けておく方がよいでしょう。
黄熱病の予防接種
黄熱病は、蚊によって感染する病気です。ちなみに、感染する危険性がある地域は標高が高くないSelvaというペルーのジャングル地帯が主になります。
その為、「ペルーのジャングル、アマゾンを知りたい!」、「生のジャングルクルーズをしたい!」という方は、ぜひ黄熱病の予防接種をお願い致します。
日本でも黄熱病の予防接種は受けることができます。日本で黄熱病の予防接種を受ける場合、10000円します。
私はペルーのジャングル地帯に旅行に行くつもりがなかったので、日本では黄熱病の予防接種を受けてきませんでした。
しかし、その後、Selvaジャングル地帯に旅行することにしたので、リマの病院で急きょ受けに行くことにしました。
Instituto Nacional de Salud sede Central というリマのへスース・マリアJesús Mariaにある大きな病院に受けに行きました。
住所は、Jirón Capac Yupanqui 1400, Jesús María です。
並ぶこともなくすぐに受けることができましたし、値段も約3000円だったので、黄熱病の予防接種はペルーで受けることをおすすめします。
必要なものもパスポートだけですし、病院も大きくて清潔な感じでした。
ちなみに、黄熱病の予防接種は一度受けると生涯有効で2度と受けなくてもいいとのことですので、受けておいても損はないかもしれません。
黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間について、2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。
現在、既にお持ちの有効期間が経過した予防接種証明書も生涯有効なものとして取り扱われます。また、更新手続は不要です。取得した予防接種証明書は紛失しないように、生涯大切に保管してください。
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html ”厚生労働省検疫所FORTH”参照。
A型肝炎、B型肝炎の予防接種
A型肝炎、B型肝炎の予防接種は、ペルーに長期で滞在される方や、ペルー人と同じように市場や屋台で食べたいという方は受けることをおすすめします。
A型肝炎の予防接種は7500円で、3回期間を開けて受ける必要があります。
B型肝炎の予防接種も8000円で、3回期間を開けて受ける必要があります。
A型肝炎もB型肝炎も私は日本で受けていったのですが、A型肝炎の3本目が時間的に間に合わず、受けることができぬまま来てしまったのですが、ペルーのリマ市内からだいぶ離れた診療所でもA型肝炎の予防接種を受けることができました。
海外で心配なのは医療器具が清潔なのかということです。医療器具からの感染による病気も多くあるからです。
しかし、基本的にペルーでは、注射器なども自分で薬局に買いに行かせるという驚くべき方針なのです。緊急の時でも医療器具を薬局に買いに行かせるので恐ろしいです。
薬局で買う注射器などは新品できちんと密封されており、使い捨てなので、注射器感染の心配はありません。
ちなみに、A型肝炎の予防接種は注射器の値段だけで、ただ、つまり無料でした!
日本で大金払ったのがバカらしかったです。
こちらも必要だったのは、パスポートのみでした。
破傷風、狂犬病の予防接種
破傷風の予防接種は5000円で、2回期間を開けて受ける必要があります。
狂犬病の予防接種は、12400円です。
破傷風は土から感染する病気で世界中、もちろん日本でも感染する病気なので、日本で受けてきました。
狂犬病の予防接種は、日本では受けてきませんでした。野犬などの動物にひっかかれたり、かまれたりした後でもワクチンをうつことに問題ないとのことなのです。
イエローカードは必要なのか?
イエローカードは、入国の際に求められません。ボリビアやエクアドル、ブラジルなどに、ペルーに旅行に来た後、さらに国境を越えて旅行される方は求めらるように情報が載せられていますが、基本的にはイエローカードの提示は求められません。
そのため、ペルーの旅行にはイエローカードは必要ありません。
私は、ジャングル地帯に旅行する前に受けた黄熱病の予防接種の際に、イエローカードをついでなので受け取りました。
「ペルーのジャングル、アマゾンを知りたい!」、「生のジャングルクルーズをしたい!」という方は、リマで黄熱病などの予防接種を受けた際にイエローカードを受け取ればいいと思います。
まとめ
ペルーで心配するべき病気としては、蚊から感染する病気であるジカ熱、黄熱病、デング熱、マラリア、水や魚介類から感染する病気であるA型肝炎、B型肝炎、腸チフス、さらには、野犬などから感染する病気である破傷風や狂犬病などがあります。
そして、ペルーへの旅行の際に一般的にすすめられている予防接種には、黄熱病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病などがあります。
しかし、もしツアーなどで、クスコのマチュピチュ、ナスカの地上絵やプーノのティティカカ湖、首都のリマ以外に行く予定がないようであれば、基本的にはこれらの病気の心配する必要はないので、予防接種も必要ないでしょう。
そして、もし予防接種を受ける必要があるペルーの田舎の方に行かれる予定のある方は、ペルー・リマに着いた後に、リマの病院で受けるが安くておすすめです。
参考になればうれしく思います。
また蚊などの害虫よけ対策についてはこちらの記事をご覧ください。
それでは、皆さん良い旅を!!Buen Viaje!
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