私は、クスコにあるとある専門学校で教師をしています。
今回は、私が職場で実際目撃しているペルー・クスコの学生の不正について告発致します。
さらに、私が勤めている職場の学校ではないのですが、クスコのある大学の先生たちについての不正についても告発致します。
ペルー・クスコの学生と先生の不正とは?
学生たちの中には、成績が悪く、次の学年に進めない学生たちがいます。
そういう場合、学生は学校にお金を払い、追試をしなければなりません。
点数のひどさによって、追試の為に払わなければならない金額が大きくなります。
さらに、何科目も落とした生徒は、追試ではなく、留年という形になります。
しかし、学生たちの中には、色々と理由を述べて、追試無しで先生のサインだけもらおうとしてくる者たちがいます。
その際、先生に賄賂、お金を払うので、追試をせずにサインだけしてくださいと懇願してくる者がいます。
例えば、次のように言ってきます。
“Profesora, no tengo tiempo para estudiar por ese motivo le pido un favor para que me firme la ficha de recuperación, y al cambio, le dio dinero… Por favor, Profesora”
「先生、勉強する時間がありません。お金を払うので、サインだけしてください。先生、お願いします。」
私は断固としていつも “No puedo!” 「できません!」とはっきり断ります。
何も学んでいないのに、先に進んでも、彼らの将来には、何の役にも立ちません。
お金で解決していたら、彼らは人としても何も大切なことを学ばずに卒業してしまうでしょう。
クスコのとある大学での学生と先生の不正について
よく賄賂を払って、何とかしようとする学生がいるので、先生の中にはお金もらって、通している人がいるに違いないです。
クスコのある有名な大学に通う友人に、その友人が通う大学の不正についてはどうなのかと聞いてみました。
そしたら、不正はよくあるとの事でした。
賄賂を先生が断ると、生徒は先生が助けてくれなかったと悪口を言いふらしてまわるです。
そして、中には賄賂を受け取る先生もいるとの事です。
しかし、逆に先生が賄賂を受け取ると、その先生にいくら払って、通してもらったと言ってまわるです。
どちらにしても先生は、辛い思いをします。
大体、1curso(1学科)で、学生は先生に250ソル(約8750円)の賄賂を払うそうです。
完全にぼったくりのぼろもうけですね。
まとめ
ペルーの専門学校や大学では、成績が悪く落ちた場合、追試をやっても通らないと思う生徒はよく先生に賄賂を渡して、通してもらうという不正が行われています。
学生たちが賄賂を渡して育っているのですから、ペルーの大人たちが賄賂を渡す不正や汚職が見られるのは当然ですね。
ペルーの教育の向上のためにも賄賂や不正がなくなって欲しいものです。
それでは、また。Hasta la vista.
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