2017年5月29日、ペルー・クスコで大きな暴動が発生し、警察と大学生が激しく衝突するという事件が発生しました。
ペルー・クスコの交通機関、職場や学校などにも影響を及ぼし、一時クスコの大通りが騒然となりました。
暴動の現場に出くわしてしまった体験談と共にお伝えします。
朝8時のラッシュアワーの時間帯にクスコのUNSAACの大学生による暴動が発生
朝8時のラッシュアワーの時間帯にクスコの大通りで暴動が発生しました。
ちょうどその時、私たちはバスに乗っていました。
バスは大通りが暴動で通行ができないことを知り、別の道へ迂回しました。
その時、場所はこのあたりでした。
しかし、暴動を起こしていたUNSAACの大学生たちは、迂回しているバスを探し、バスを狙って、スプレーやマジックなどでいたずら書きをしたり、客をおろしバスを占拠するなどの営業妨害を繰り返しました。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1002-1024x768.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
私たちも暴動を起こしている暴徒となったUNSAACの大学生にバスの中で囲まれ、怖い思いをしました。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1003-1024x768.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
その後、バスを他の乗客と共に静かにおり、その場を離れました。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1004-1024x768.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
バスの運転手や従業員がどうなったかは不明です。
その後、UNSAACの大学生の暴徒たちは、暴動をAv.Sol アベニーダ・ソルに場所を移す
その後、私たちが歩いている方向を追うようにまた、UNSAACの大学生の暴徒たちが今度はAv.Tacnaタクナ通りを走り、Mercado Wanchaq ワンチャック市場の前を通り、暴動をAv.Sol アベニーダ・ソルに場所を移しました。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1005-1024x577.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1006-1024x576.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
UNSAACの大学生の暴徒たちは、暴動をAv.Sol アベニーダ・ソルで、警察の機動隊と衝突しました。
UNSAACの大学生たちは、UNSAACの大学前を占拠し、警察の機動隊と2時間にわたり衝突
La Federación Universitaria Cusco, FUC, UNSAAC, la Universidad Nacional de San Antonio Abad del Cusco の大学生たちは、UNSAACの大学前を占拠し、警察の機動隊と2時間にわたり、衝突しました。
UNSAACの大学生たちは、警察の機動隊に向かって投石し、タイヤなどに火をつけて、Av. de la Cultura クルトゥーラ通りを占拠しました。
それに対し、警察の機動隊は催涙ガスを使用しました。
地域住民も催涙ガスや暴動の被害にあい、一時大混乱状態になりました。
UNSAACの大学生も何名か頭から血を流すなどして、流血の惨状となりました。
UNSAACの学生が暴動を起こした理由?
UNSAACの大学生が暴動を起こした理由としては、新しく大学生に対して可決された法案に対し、政府が腐敗していると反発しての事でした。
ここ数年、毎年、UNSAACの大学生たちは、暴動を起こしています。
しかし、悲しいことにクスコの一般の人がいつもその暴動の被害にあっているという事と、クスコの一般の人たちの理解の中では、UNSAACの大学生たちがバスの料金の値上げに対して、暴動を起こしたという程度の理解しかえていないということです。
海の波のように不安定な烏合の衆が起こす非合理的で非理性的な暴動の先には、変化ではなく虚無しか待っていないことでしょう。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1100-1024x768.jpg)
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その後、このUNSAACの大学は、1週間休校に強制的になっていますが、しばらく大学が再開される見通しはたっておりません。
![ペルー、クスコ、暴動](http://peru-travel.club/wp-content/uploads/2017/05/IMG_1099-1024x768.jpg)
ペルー、クスコ、暴動
大学の中にバスをボイコットとして、運び込んだ生徒たちは、容疑者として検挙され、どのような処分が言い渡されるか検討中です。
強盗として処分される場合、最大20年間の禁固刑の可能性もあるとのことです。
まとめ
2017年5月29日にクスコ市内で起きたUNSAACの大学生たちによる暴動は、警察の機動隊との衝突により、一時現場は騒然となり、流血沙汰にもなりました。
そのいくつかの暴動の場所に実際に居合わせて、混乱の混沌たる状況を肌で感じることになりました。
2017年5月30日は、もっとひどい暴動が予定されているという事で、クスコ中のバス会社、学校、職場が急きょ休みとなるという決定がなされました。
できれば、クスコで2017年5月30日の外出は、避けられた方が良いと思います。みなさんお気をつけください!
死人が出なければいいのですが。
早く平和で安全な時代が来てほしいものです。
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