日本人が世界で最も訪れたい観光地は、また今年、2016年もペルー・クスコのマチュピチュが選ばれました。日本人を魅了し続けてやみません!
マチュピチュとして知られるマチュピチュ遺跡があるのが、ペルーのクスコという県ですが、クスコにはマチュピチュだけでなく古代インカ帝国やプレ・インカ時代からの遺跡もたくさんあります。
クスコのマチュピチュだけ見て帰る方も多いですが、ペルー・クスコに着いてから同じクスコに他にもたくさんの遺跡があることを知って、見たかったと後悔される方もおられるかもしれません。歴史や遺跡などが好きな方は、特にクスコにある他の様々な謎めいた遺跡にきっと感動し、胸を躍らされることでしょう。
今回はマチュピチュ遺跡をはじめ、クスコの中に点在する観光名所をご紹介いたします。
大まかに言って、クスコにはクスコの市内、クスコ近郊、聖なる谷、南の谷、そして、マチュピチュと観光地を分けることができます。それをよく旅行会社では、クスコ近郊のツアー、聖なる谷ツアー、南の谷ツアー、そして、マチュピチュツアーといった具合によくツアーとして組んでいます。
事前に決まった休暇と旅行の予定の中で見たい場所を先にある程度決めておけば、無駄なくクスコに点在するたくさんの遺跡を楽しむことができることでしょう。
マチュピチュ遺跡
マチュピチュ遺跡は、人生で一度は見てみたい絶景として、日本人、さらには世界中の人々を魅了してやみません。マチュピチュ遺跡は世界の謎の一つ、インカ帝国が残した幻の空中都市の遺跡として有名です。まさに、息をのむような絶景で、あまりの美しさと荘厳さに、自分のわくわく、ドキドキとした鼓動を実感されることでしょう。
マチュピチュは、深いジャングルの奥地にあり、さらに、マチュピチュ山とワイナピチュ山とに挟まれた約2400mの付近のある古代都市です。石で作られた建造物がほとんどのため、現在までその当時の形をとどめています。まさに大自然のジャングルとアンデス山脈に守られた古代文明の遺跡です。
マチュピチュはクスコの市内からは110㎞以上も離れたところにあります。そのため、そこまで旅行代理店のツアーに頼むのかそれともご自分でバスや電車などを予約して行くのかを決めておく必要があります。さらに、ワイナピチュ山に登って、美しいマチュピチュの遺跡を一望することもできるのですが、入場制限がありますので、事前に予約しておく必要もあります。
ペルー・クスコに来たからには、絶対一目焼き付けて帰るべきなのは、まずマチュピチュ、幻の空中都市でしょう!
クスコ・聖なる谷
インカの聖なる谷、ヴァージェ・サグラード・デ・ロス・インカス(Valle Sagrado de los Incas)と呼ばれるウルバンバの谷の一帯にはたくさんの古代インカ帝国の遺跡が残されています。聖なる谷ツアーとして、各旅行代理店ではコースが組まれています。
個人で回られる場合は、クスコ市内で周辺入場券を購入されるのがおすすめです。それぞれの遺跡で入場券を購入して入場できますが、クスコの観光地をいくつか観光されたい方は、それぞれの入場券をそれぞれの場所で購入していると高くつきます。観光したいコースによって、周辺入場券の値段も異なります。事前に行きたいコースを時間の許す範囲で決めておいて、それに合った周辺入場券を購入されることをおすすめいたします。
たとえば、コース1ですと、サクサイワマン、ケンコー、プカ・プカラ、タンボマチャイの周辺入場券になります。
ピサック遺跡
ピサック遺跡は、クスコ市内から約30㎞のところにあります。ピサックの遺跡も山の上にあります。このピサックにもマチュピチュと同じように空中都市があったわけです。太陽の神殿や丘の途中に作られた段々畑などが印象的です。遺跡は山の上まで登らなければわかりませんが、とても見ごたえのある遺跡になっています。
ピサック市場
ピサック市場という火曜日、木曜日、日曜日に開かれるフェリアと呼ばれる市場があります。ここでは、たくさんの地元の工芸費が露天に出されているので、こちらでお土産を購入されるのもいいかもしれません。特に美しい布や手染めの衣服などの民芸品がおすすめです。
オリャンタイタンボ遺跡
オリャンタイタンボ遺跡は、クスコ市内から約75㎞のところにあります。急斜面に作られた石造りの荘厳な遺跡が印象的です。石で作られた階段を登りつめると広場があり、どうやって運んだのかわからない謎の巨石が6つ並んでいます。1つの巨石の高さは4mにもなり圧巻です。一見の価値あり。
チンチェロ遺跡
チンチェロ遺跡は、クスコ市内から約32㎞のところにあります。インカ帝国の要塞の跡になります。教会がその跡地の上に建っており、インカ帝国がスペインの征服軍に敗れた歴史を思わせる遺跡になります。
マラス塩田
マラスの塩田は、クスコ市内約58㎞のところにあります。インカ帝国の時代より前のプレ・インカ時代より続く塩田になります。真っ白な塩田がとても美しく印象的です。標高約3000mのところにある温泉源からできる天然の塩をお土産にいかがですか?
モライ
モライは、インカ時代にインカの知識人が農業試験場として用いていたとされる場所です。2つの巨大なミステリーサークルのように感じさせるものすごい巨大な遺跡になります。一番下まで降りた後に周りを見渡す景色もとても興味深いものがあります。その後、一番高い場所に登るとまたその景色は圧巻です。
クスコ・南の谷
南の谷の一帯には、インカより前の時代のプレ・インカ時代の遺跡がたくさんあります。時間があったら、行ってみられてください。
ティポン遺跡
ティポン遺跡では、インカ時代から存在する水路が張り巡らされています。ティポン遺跡では、インカ時代に農業が行われていました。今でも水路にはどこからともなく水が流れてきています。この遺跡もとても巨大で、インカ時代の知恵の深さと力をうかがわせます。
ピキリャクタ遺跡 (アンダワイリーリャス村)
ピキリャクタ遺跡は、クスコ市内から約30㎞のところにあります。プレ・インカ時代のとても古い遺跡になります。とても大きな都市の遺跡でインカ帝国の前の時代、ワリ文化だと言われています。とても見ごたえのある遺跡です。
クスコ近郊
クスコ近郊にもいくつか遺跡が点在しています。あまり時間が取れない、でも、ちょっといろいろ見たいという方におすすめです。一日あれば、結構楽しめると思います。
12角の石
あの有名な12角の石はクスコ市内にありますので、必ず見て行かれたらいいと思います。クスコ市内の中心、アルマス広場からすぐなので、必見です!最初どれかな~と探すのも面白いかもしれません。もし見つからない、ギブアップという時は、目の前の露店の人に聞いてみると教えてくれますよ。アトゥルミヨク通りにあります。その通りは、お土産物屋さんが並ぶ路地になります。
アルマス広場
クスコの中心地と言ったら、アルマス広場になります。レストランやいろいろなおしゃれなショップも並んでいて、多くの観光客がにぎわっています。
(大聖堂)
アルマス広場にある大聖堂もインカ時代のビラコチャ神殿の跡に建てられました。インカ帝国の中心にあったインカの宗教をスペインの征服者が征服し、その上にスペインの教会を建てることで、心まで力で征服した歴史の象徴です。
コリカンチャ神殿(サント・ドミンゴ教会)
コリカンチャ神殿という黄金の神殿の跡にもスペイン人がサント・ドミンゴ教会を建設しました。黄金の神殿の黄金を欲望のままに強奪した後、教会を建設しました。とても大きい教会でスペインの歴史的な建造物が、インカ帝国のコリカンチャ神殿の土台の上に建っています。
サクサイワマン遺跡
サクサイワマン遺跡は、強大な要塞跡地です。強大な石の要塞で、その石一つ一つがとても巨大です。しかし、石一つ一つがきちんとピッタリくっついているところからは、インカ帝国の精密な建築技術をうかがい知ることができる遺跡です。その延長は360mにもなり、圧巻です!
ケンコー遺跡
ケンコー遺跡は、石を組み合わせる方法ではなく、自然な巨大な岩を削って造られた建造物です。くりぬいた遺跡の中に入ることができ、中にはインカ帝国皇帝の玉座などもあります。とても興味深い建造物で、探検している気分になります!
プカ・プカラ遺跡
プカ・プカラ遺跡は、インカ帝国の要塞であったと言われています。ケンコー遺跡とタンボ・マチャイ遺跡のちょうど中間に位置していて、ケンコー遺跡とタンボ・マチャイ遺跡まで歩いても行けます。
タンボ・マチャイ遺跡
タンボ・マチャイ遺跡は、標高約3800mの場所に位置しています。水路の遺跡で、今でも水がわいています。水源は謎のままで、インカ時代からずっとこんこんと流れています。インカの謎に触れてみてはいかがでしょうか?
<まとめ
ペルーのマチュピチュ遺跡に旅行を検討されている方は、ぜひそれに合わせて、クスコの他の観光地を事前にチェックされることをおすすめいたします。クスコ近郊のツアー、聖なる谷ツアー、南の谷ツアー、そして、マチュピチュツアーを旅行の予定に合わせて、組み合わせるともっと思い出深い旅行になることでしょう。
クスコでの観光に役立つサイトをまとめましたので、参考になさってください。↓
それでは、よい旅を!Buen Viaje!
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