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日本の招き猫とペルーのエケコ人形 Ekeko

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日本にも願掛けをする人形として、招き猫、七福神があります。

そして、ペルーにも願掛け人形として、一時期流行ったエケコ人形 Ekeko があります。

ただ興味深い事に、日本で、一時期エケコ人形 Ekeko が流行ったように、
ペルーでも今、招き猫が流行っているのです。

目的はどちらも同じく、基本的には、大願成就とお金をもうけるためです。

エケコ人形

エケコ人形は、南米アンデス地方で見られる願掛け人形です。

エケコ人形は、アンデスの福の神と考えられています。

ボリビア、チリ、ペルー南部、アルゼンチン北部など、アンデス地方全体で見られます。

有名なのは、ボリビアの Alasitas アラシタスのお祭りです。

エケコ人形は、アンデスのおじさんがお金やいろいろな物を首からさげている変な人形です。

正直、あまりかわいいとは思えないナンセンスな人形だと思います。

しかし、日本で、日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」で、2010年5月に放送されてから、
流行る様になりました。

恋愛成就や就職祈願、金運・健康運・仕事運、合格祈願などなど、
運気を上げようと日本でもアンデスの福の神、エケコ人形が流行ったのです。

招き猫

招き猫は、日本・東京発祥の願掛け人形です。

招き猫は、江戸時代から伝わる縁起担ぎの人形で、
東京の豪徳寺や今戸神社が有名です。

七福神の人形などの願掛け人形もありますが、南米ペルーでは、招き猫が流行っているのです。

ペルーの売店お店レストランなどを訪れると日本以上に今やよく招き猫を目にします。

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正直エケコ人形ではなく、招き猫が置いてあるのです。

グローバル社会

正直日本人もペルー人も自分に福が舞い降りれば、何でも良いというところでしょう。

日本もアンデスの福の神おじさん、エケコ人形に頼りましたし、
ペルーでも日本のラッキーキャット、招き猫に頼っています。

ペルーという国の宗教は、カトリック教徒、つまり一神教の宗教が主なので、
本当は、キリスト教の神に祈りつつ、滅びたインカ帝国の伝統的祈祷師シャーマン、
アンデスの福の神おじさん、エケコ人形、日本の招き猫にお願いするのは、
間違っています。

神様に感謝し、神様のために生きるという信仰心は、
もうペルーにも基本的にはないようです。

自分に福をくれれば誰でも良いという考え方は、自己中心的な考え方なので、
もう宗教とも信仰心とも言えないでしょう。

まあ、日本でも昔から自分の家に、八百万の神を信じる神道の神棚と
神はいないと信じる仏教の仏壇の両方を持っている方がおられるのと同じですね。

信仰合同という自分に良いとこ取りという考え方には、
たった一つの真実、真理などという考え方はありえないのですが、
このグローバル社会では、その信仰合同の考え方が世界中に広がり、
アジア日本にも南米ペルーにも、
どこにでも見られるという時代になったということでしょう。

まとめ

日本でエケコ人形が流行ったり、ペルーで招き猫が流行ったりと
今やグローバル社会ですね。

世界の文化が混ざり合い、一つに近づこうとしている証拠といえるかもしれませんね。

人間が一丸となり、神に逆らったバベルの塔のような時代に再びなっているのでしょうか?


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