今回は、ペルーで詐欺、夜逃げにあったストーリーをご紹介します。
日本でも詐欺という犯罪のニュースは絶えませんが、もちろん南米ペルーでもよくあります。
そのため、ペルーで海外生活をされる方はぜひ強盗、置き引き、スリ、痴漢以外に詐欺にもぜひ気をつけてください!
ペルーで詐欺被害にあった!
ペルー人の友人にある時、紹介された人がいました。
その人は、新規事業で、言語を教えるコースの教師を探しているとのことでした。
そこで、雇いたいということで、ぜひオフィスに来て、一度話だけでもさせてほしいということでした。
そのペルー人の友人の手前もあり、オフィスも近かった為、その人のオフィスにその後行く事になり、現在行っている事業の概要や言語コースを作る上での構想などを説明されました。
給料やビザの待遇がとても良かったので驚きましたが、その人が乗っていた良い車やオフィスもちゃんとしていたことなどから、ペルー人の中でもお金持ちのように見え、羽振りも良いように思えました。
一番大切な就労ビザの手続きもきちんと行うため、心配はないと言ってくれました。
そこで、一応検討させてもらうということで、その場の話は保留となりました。
その数日後、言語コースで教える場所や生徒を実際に見てもらいたいということで連絡があり、送り迎えも車でしてくれるとのことだったので、行ってみる事にしました。
教える場所は、実際の学校の教室の一室を授業の後借りて教えるとのことで、通常は一般人が入ることができない学校の中に案内され、そこで約40名ほどの生徒たちが集まっていました。
そこで、急に一言述べて欲しいということで、正式に未だ仕事を引き受ける前の段階で、生徒たちの前で、挨拶をすることになりました。
その後、入学式の様な行事にも出席する事になり、学校関係者とも顔合わせをする事になりました。
なんとなく流れのまま、働ける日の話し合いとなり、きちんと支払いや就労ビザ、さらに、勤務形態を含めた契約書を見せられました。
就労ビザは手続き中であり問題はないとのことなどの話を真に受け、さらに、特に契約書に不備はないように思えたのと、損はない悪い話ではないように思えたので、ひとまず引き受けてみる事にしました。
一ヶ月ほど働き、実際に給料の日になった際、生徒たちできちんとお金を払ってくれていない人が多く、もう少し待って欲しいと言われました。
ビザは、少し時間がかかっているとのことでした。
実際ペルー人が期日通りにお金を払わないというのはよくある話ですし、手続きに時間がかかることもよくあることなので、待ってあげる事にしました。
またさらに一ヶ月ほど待ち、また次の給料日が来ました。
するとまた、もう少し待って欲しいとのことでした。
さすがに、信頼できないとふみ、もう待てないということで、後1週間以内にビザと給料の支払いをしてもらえないなら、もう仕事はしないといいました。
そして、1週間待っても何の音沙汰もなかったので、仕事をするのをやめました。
その後、再度連絡を取り、せめて働いた分の給料は払ってもらう必要があることを電話で伝えたのですが、払ってくれる雰囲気ではなかったので、抗議にオフィスに行ったところ、オフィスだった場所は既にもぬけの殻となっていて、なんと夜逃げしていたのです!
電話を再度してももう繋がらず手遅れでした。
なんとその言語コースの新規事業に関して、教室を貸してくれていた学校側も生徒たちも含め、皆まとめて詐欺に合っていた状況でした。
つまり、言語コースに入る為の入会金、2か月分の授業料を全て持ち逃げするという詐欺にあったのです。
詐欺をしていた人物のマネージャーのような女性の給料、学校側に借りていた教室の場所代なども支払ってはいませんでした。
なんともお恥ずかしい話ですが、ペルー人に詐欺に合った被害者となってしまいました。
結局現在に至るまで、その犯人は見つかっておりません。
まとめ
ペルーでも詐欺があります。
お金を取られたわけではありませんが、大きな詐欺被害の被害者の一部となってしまいました。
生徒の方と後でお話した際、詐欺罪でその人を訴えたものの夜逃げしてどこに行ったのかわからないず、泣き寝入りとなったということを話してくれました。
生徒たちは、先生も被害者であること、悪いペルー人の被害にあったことで、ペルー人全てを嫌いにならないで欲しいことなどを話してくれました。
詐欺に合った生徒たちもかわいそうですし、個人的にも怒りと悲しみと虚しさが入り混じったような感情を今でも思い出します。
皆さんもペルーで詐欺に合わない様気を付けてください!
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