ペルー料理で有名なカウサ・レジェーナ Causa Rellena をご存知ですか?
カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、ペルーの代表的な料理の一つです!
今回は、そのおいしいペルー料理のカウサ・レジェーナ Causa Rellena と
その簡単レシピをご紹介します。
カウサ・レジェーナ Causa Rellena とは?
カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、伝統的なペルー料理の一つで、
日本でいえば、ポテトサラダをまるでケーキのようにしたような、
見た目も素敵なおいしいジャガイモ料理です。
カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、
パパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)をマッシュドポテトにし、
間にグリーンレモン、アヒ・アマリージョ(黄色いトウガラシ)、
鶏肉、マグロや貝などの具材を挟んだジャガイモ料理です。
そして、歴史的にはコロンブス以前の時代から、
カウサ・レジェーナ Causa Rellena のもとになったと
される料理があったとされています。
コロンブス以前の時代のものと思われる、
パパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)と
アヒ・アマリージョ(黄色いトウガラシ)を混ぜ合わせて、
作られた料理と思われる塊が発見されているからです。
ペルーにスペイン人が到着した後、
パパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)と
アヒ・アマリージョ(黄色いトウガラシ)を混ぜ合わせて、
作られた料理にレモンが加えられ、時の経過を経て、
現在の様々なカウサが出来上がっていったというわけです。
そのため、カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、
ペルーの歴史的にもとても古い料理の一つであると言えます。
カウサ・レジェーナCausa Rellenaの種類
カウサ・レジェーナCausa Rellenaは、
基本的にふかしてつぶしたパパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)のマッシュドポテトの間に、
どんな具材を詰めるかで種類が分かれます。
Causa Limeña カウサ・リメーニャ
リマのカウサと言う意味で、マグロのツナとアボカドを使用
Causa Rellena de Pollo カウサ・レジェーナ・デ・ポヨ
鶏肉を使用
Causa de Atún カウサ・デ・アトゥン
マグロのツナを使用
Causa de Mariscos カウサ・デ・マリスコス
エビや貝などの魚介を使用
Causa de Verduras カウサ・デ・ベルドゥーラス
野菜を使用
ペルーにたくさんのカウサ・レジェーナ Causa Rellena の種類があるのはなぜ?
ペルーに、たくさんのカウサ・レジェーナ Causa Rellena が存在する理由としては、
ペルー人にカウサ・レジェーナ Causa Rellena が愛され、
ペルー中にカウサ・レジェーナ Causa Rellena が広まっていったからです。
そして、世界の多くの地域でも、ペルー料理が美食学として人気を得ていて、
ペルー国外でもカウサ・レジェーナ Causa Rellena がペルー料理として楽しまれているからです。
ペルーは、ジャガイモの宝庫と言っても過言ではないジャガイモ大国で、
世界中で栽培されているジャガイモが約5000種類あるのに対し、
ペルーにはそのうちの約3000種類近くが栽培されていると言われています。
ジャガイモ大国ペルーとして、カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、
ふさわしい料理と言えるでしょう。
ちなみに、カウサ・レジェーナ Causa Rellena のパパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)は、
ペルーのクスコ地域原産の食材です。
カウサ・レジェーナ Causa Rellena 名前の由来
名前の由来は、二つあると言われています。
①
ペルー料理カウサ・レジェーナ Causa Rellena が存在していた
古の時代より話されているペルーの土着の言語であるケチュア語で、
カウサイ Kausay という言葉がジャガイモや食品を意味します。
カウサ Causa という現在の名前とそっくりですよね。
そして、ジャガイモはインカ文化の食生活の中で最も重要な食品の一つでした。
②
チリとの戦争の際、戦争で戦うペルー人の兵士たちのために、
当時ペルー人女性達がその兵士たちの必要に応じて、
資金や食糧物資などを運び、援助していました。
ペルー人女性たちは、ジャガイモ、レモン、ニンジン、エンドウ豆、
パパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)などの収穫物を運び、
それらの野菜から作られたのが、カウサ・レジェーナ Causa Rellena とも言われています。
幾人かの女性たちが、ジャガイモを調理し、
それにレモン、アヒ・アマリージョ(黄色いトウガラシ)、油を混ぜ、
残り物をそれに詰めて売ったとされています。
彼女たちはお金を稼ぐため、
家から家に、”ポル・ラ・カウサ Por la causa” と言いながら売り、
それが現在のカウサ Causa という名前になったともされています。
カウサ・レジェーナCausa Rellenaのレシピ
準備時間:約20分 調理時間:約40分 合計:約1時間
分量:4人分
材料
生地
⚫︎パパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ) 1キロ
⚫︎レモン(ライム、グリーンレモン小) 4個
日本で言うところのグリーンレモン、もしくは、ライムが近いと思います。グリーンレモンは、たくさん国産でも販売されています。
⚫︎アヒ・アマリージョ(オレンジ唐辛子) 2本
日本では、手に入らないかもしれないので、そんな時はこちらのアンデス・フーズのアヒ・アマリージョという唐辛子のソースをご使用ください。↓
⚫︎ひまわり油 少量
⚫︎塩 少々
⚫︎コショウ 少々
中身
⚫︎ニンジン 500g
⚫︎エンドウ豆 500g
⚫︎鶏の胸肉 1枚
⚫︎マヨネーズ お好み
⚫︎アボカド(オプション) 1個
装飾
⚫︎ゆで卵 3個
⚫︎ブラックオリーブ お好み
⚫︎レタス 数枚
⚫︎パセリ 少々
カウサ・レジェーナCausa Rellenaの作り方
1.レモンのスライスと一緒にパパ・アマリージョ(黄色のジャガイモ)をゆでます。
(ジャガイモに酸味を加えるため。)
2.茹で上がったらジャガイモの皮を剥いてください。熱いのでご注意ください。
3.冷まして、均一に滑らかな生地になるまで潰します。
4.潰したジャガイモに、徐々にレモン汁、塩、コショウを追加します。
5.酸味など味見をしてみて、味をお好みに調節して見てください。
6.生地が乾燥しすぎないよう少量のひまわり油を追加し、混ぜます。
7.鶏の胸肉を茹でます。茹で上がったら鶏肉を裂きます。
8.ニンジンを茹でます。茹で上がったら、小さく正方形に切ります。
9エンドウ豆を茹でます。茹で上がったら水気を切って置いて下さい。
10.マヨネーズ、塩とコショウで、割いた鶏の胸肉に味付けをします。
11.にんじんとエンドウ豆も10に混ぜ合わせます。
12.酸味を増したい方はレモン汁を数滴垂らしてください。
13.アルミやガラスの型、または手で丸や四角などの土台生地をそれらで作ります。
14.次に、切ったアボカドを並べ層を作ります。(この手順はオプションです。)
15.ジャガイモの生地を載せます。
16.そして、その上にマヨネーズで合わせた鶏肉(ツナマヨでもOK)の具材を載せます。
17.最後にもう一度ジャガイモの生地を載せます。
18.お皿を飾り付けます。スライスしたゆで卵、ブラックオリーブ、
パセリ、レタス、少しのマヨネーズで盛り付けます。
出来上がりです!
まとめ
カウサ・レジェーナ Causa Rellena は、簡単ペルー風ポテトサラダです。
でも、歴史あるペルーの伝統料理の一つです。
見た目が豪華ですので、パーティーなどで作られると良いかもしれませんね。
日本人にも食べやすいおいしいペルー料理ですので、皆さんも是非作って、食べてみてください。
他にもジャガイモ大国、ペルーにはたくさんの注目ジャガイモ料理があります。
ペルーから世界へ発信されているジャガイモ料理に興味のおありの方は、
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