南米・ペルーでは、異常気象による大雨の影響で、各地で被害が拡大しています。
ペルー中で浸水や洪水、土砂崩れなど、毎日ニュースになっています。
つい最近、大雨による浸水や洪水、土砂崩れに関するペルー政府の非常事態宣言の記事をアップしたばかりでした。
ペルーで大雨、洪水、土砂崩れによる非常事態宣言!リマ、アレキーパ、ウアンカベリーカ、イカ、ランバイエケ、ピウラ、トゥンベス、ロレト、カハマルカ、ラ・リベルタ、アンカシ
しかし、ついに私たちが住んでいるペルー北部にも大雨が降り始め、我が家も大きな被害を受けました!
私たちが住んでいる地域も非常事態宣言が出されたのです。
大雨の被害は、ペルーに来て初めてではありませんが、発展途上国ペルーでの海外生活による前回の大雨が降った際の我が家の辛い過去と現在進行形、実録の大雨による被害をご紹介します!
2年前、2015年にChiclayoチクラーヨに雨が降った時の我が家の被害
私たちが今住んでいるChiclayoチクラーヨ近くの村は、ペルー・北部の都市はLambayequeランバイエケという県に属しています。
このLambayequeランバイエケという場所は雨が降らない海岸沿いの砂漠地帯に属しています。
なので、基本的に海岸沿いの各市町村は、雨が降るという事を一切考えないで家も街も道路も作られています。
そのため、雨が降ると大変なことになるのです。
2年前、2015年に一度大雨が一晩だけ降ったことがあります。
その時は本当に大変でした。
夜の11時頃から雨が降り始めました。
2階に我が家があるのですが、雨が降ることを一切考えずに作られていたため、雨漏りがいろいろな部分から始まりました。
ろうそくに火を点け、物を非難し雨をかきだし始めました。
そして、一番雨が強くなった時点で、家の屋根が雨の重みに耐えきれず、屋根の真ん中からナイアガラの滝になりました。
停電に、浸水なので、なるべくぎりぎりまで妻を起こさないようにと思い、水をかきだしていたのですが、やはり無理で冷たいとビックリして妻も起きてました。
その日、朝5時過ぎまで雨が止まず徹夜で水をかきだしました。
さすがに心がおれそうになりました。
大きなたらいで100杯以上の水をかき出しました。
しかも、外は翌日冠水から異臭に悩まされました。
本当に参りました。
現在進行形、2017年2月、Chiclayoチクラーヨ近くの我が家の被害
現在進行形ですが、2017年2月1日から、再びペルー北部を大雨が襲いました。
Chiclayoチクラーヨ近くの我が家の被害はというと、2年前の大雨の際のナイアガラの滝で心が折れそうになった後、屋根を全て変えてもらい、隙間を注意して埋めたので、今回幸いにもナイアガラの滝は起こりませんでした。
しかし、今回は家にいる時ではなく、Chiclayoチクラーヨまでちょっと出ていたので、大雨に直撃という感じでした。
雨が降ることを全く考えずに作られている街のため、大雨によりあっという間に幹線道路は全て冠水しました。
なんとか私たちが住んでいる村までの車を見つけ乗り込んだのは良いものの道路は冠水していて、街灯もなく、大雨で前が見えない状態だったので、自分たちの村にたどり着けるのか本当に心配でした。
なんとか自分たちの住んでいる村に入ったのですが、私たちの住んでいる家にたどり着く前にその車がオーバーヒートして故障しました。
仕方なく降りて、傘もなく、街全体が停電している暗闇の中を歩き、家の前まで着きました。
2年前の大雨よりもっと強い大雨だったため、家の中もナイアガラの滝にはならなかったまでも、窓や壁から雨漏りしました。
そのため、結局夜の1時半まで水のかき出し作業に追われました。
2017年2月2日、村は冠水、両隣のご近所さんの家は半壊してしまいました。
そして、村中の水は断水し復旧のめどはなし、さらに、地下にある家の水を貯めるタンクの下から浸水しタンクを押し上げ、タンクが故障と散々な状況です。
本日はタンクを復旧する作業に一日奔走しました。
2年前の大雨よりたくさんの雨が降ったので、外はもっとすごい被害でした。
予報では4月中旬まで降る予報なので、とても心配です。
Chiclayo市内も大変な事になっています。
木も倒れています。
まとめ
2017年になり、南米・ペルー各地で大雨による浸水、洪水、土砂崩れなどの被害が拡大しています。
ペルーの海岸地帯は砂漠地帯のため、雨が降ることが念頭におかれていない街設計になっています。
そのため、大雨でも降ろうものならもう大変です。
街は文字通り水没し、家は文字通り倒壊します。
発展途上国の田舎で海外生活をするのは本当に大変です。
うちの奥さんは本当に頑張り屋さんで感謝しています。
続くエル・ニーニョ・コステロによる大雨、洪水の続編はこちら
物流などが遮断され、起きている問題に関してはこちらもご覧ください。
是非雨対策をなさってください!
紫外線対策にもなる、晴れ雨兼用の折りたたみ傘をお勧めします。
エル・ニーニョにもジャングルやアンデスの大雨にも耐えられるようレジャー用のしっかりした雨具がおすすめです。
長靴はこちらの記事を参考になさってください。
現在のチクラーヨ市内のエルニーニョの大雨による最新の問題に関する情報はこちらをご覧ください。
お役に立てばうれしく思います。
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