南米ペルーに海外旅行されたことがおありの方なら、ペルー・リマのホルヘチャベス空港に着く前に飛行機の中で客室乗務員から渡されて書いた入国前の出入国カードをご存じのことでしょう。
その出入国カードについて、このたび変更がありました。
以前今年2016年7月28日に就任したペルー共和国第95代新大統領ペドロ・パブロ・クチンスキ・ゴダールPedro Pablo Kuczynski Godard氏(77歳)についての記事を書いた際、就労ビザが新しく法改正され、簡素化されたという情報をお伝えしました。↓
大統領次第で、ペルーの方向性が大きく変わることもお伝えしました。
ペルーに来る旅行者であるわたしたち日本人の入国、滞在が難しくなるか簡単になるかも注目されていたわけですが、このたび、入国手続きに関しても手続きの変更がありました。
出入国カードの廃止
以前までは、ペルーに入国する際、飛行機の中で出入国カードに必要事項を記入し、それを入国審査の際に、入国審査官に見せ、滞在する日数の書かれたその出入国カードの半券を無くさないようにと言われ、渡されていました。
以前は、この出入国カードで二つの事が私たち日本人旅行者の大半を苦しめていたことでしょう。
1.出入国カードの記載欄が日本語ではない。
いつも記載する時、これなんて意味だろう?と頭を悩ませたりしませんでしたか?
私は、悩ませた経験があります。スペイン語で書かれている必要事項の内容が何という意味か分からず、客室乗務員に尋ねようにも、そばにいないし、聞いてもいつも時間がかかる作業でした。
飛行機が着く寸前で書き始めると、もうついてしまうと焦ったりもしました。
一生懸命書いても、書き直しさせられる人も入国審査の際におられました。
そうすると、ただでさえ並んでいる入国審査に出遅れて、空港を出るのに時間がかかってしまいます。
2.出入国カードの半券をなくしてはいけない。
出入国カードの半券にも何日間ペルーに滞在することができるかという日付が書かれます。
そして、その半券は大切に保管しておかなければならず、それを再度出国手続きの際に手渡さなければなりませんでした。
出入国カードの半券を無くさないようにしないとというプレッシャーを受けたりしなかったでしょうか?
私はそのプレッシャーを受けました。
ということで、そんな人に、私に?耳寄りな情報として、その出入国カードが2016年11月17日に廃止されました。
つまり、簡素化されたということです。
11月17日より空路からリマ・ホルヘチャベス国際空港に入国する際は、旅券、つまりチケットだけでOKです。
そのチケットの情報が入国審査官によって、パソコンのデータベースに保管され、管理されるようになりました。
つまり、紙媒体の出入国カードを一生懸命書かなくてよくなったわけですし、出入国カードの半券をなくす心配ももうないわけです。
ペルー国内のリマ以外からも国際便のフライトがありますが、そうしたリマ・ホルヘチャベス国際空港以外の国際空港や陸路での出入国の際は、出入国カードは必要なままです。
パスポートのハンコと記載に入国の日付や滞在許可日数などが記載されるというのは継続します。
ペルーのホテルに2か月以内の旅行者として滞在する際に、以前は出入国カードの半券を提示しなければ18%の免税はできませんでしたが、入国の際にデータベースに記載された情報がインターネット上で確認できるので、ホテルでもややこしいことなくすんなりと免税してくれるように基本なったようです。
まとめ
南米ペルーに旅行を考えている日本人の私たちにとって、面倒な手間が省けたのはとてもうれしいことです。
一生懸命もう出入国カードをスペイン語で記載しなくていいですし、出入国カードの半券をなくすことを心配しなくて済むわけです。
他にもいろいろ簡素化が進み、旅行者や海外からの滞在者がとどまりやすい環境作りが進むとありがたいですね。
詳しい情報は、在ペルー日本国大使館、もしくは外務省で確認されることをおすすめいたします。
在ペルー日本国大使館 領事部
Avenida San Felipe 356, Jesus Maria, Lima 11
電話:(+51-1)219-9551
Fax :(+51-1)219-9544
consjapon@li.mofa.go.jp
http://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html
外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
在ペルー日本国大使館の場所などの詳しい情報に関してましては、こちらの情報をご確認ください。↓
それでは、皆さん良い旅を! ブエン・ディア! ¡Buen día!
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