ペルーでも最近オレオレ詐欺が多発しています。
そこで、今回はペルー人の友人が実際に受けたオレオレ詐欺の電話の実話集をご紹介したいと思います!
私も最近、毎日知らない電話番号からの着信があります。
ペルー在住の方もオレオレ詐欺にはぜひご注意ください!
最近頻繁に知らない電話番号から着信がある
最近私の携帯電話にも、妻の携帯電話にも知らない電話番号から毎日着信がある様になりました。
家庭電話の時もあれば、携帯電話からの着信の時もあります。
家庭電話の際は、決まってリマの(01)からの着信ですが、毎回違う電話番号です。
危ない気がしたので出ないようにしていましたが、何度か着信があった後、それぞれ違う携帯電話番号に、かけなおしてみました。
すると、間髪いれずにかけなおしているにも関わらず、必ず “La llamada marcada no existe” つまり、「お使いの電話番号は、現在使われておりません」というアナウンスが流れるのです。
ペルー人の友人が横にいたので、そのことについて、訪ねてみたところ、オレオレ詐欺だから、気をつけた方が良いということでした。
巧妙なオレオレ詐欺
話によると家庭電話が基本とのことですが、オレオレ詐欺がかかってきた際は、無言電話のことがあるとのことです。
声だけ聞いて、男性か女性か、どんな特徴の声か学び、次にもう一度別の時に電話がかかってきた際に、違う家族が出たら、最初に学んでおいた別の家族の声をまねして、電話をかけるとのことです。
実際にあったオレオレ詐欺の電話1
友人の奥さんが受けた電話で、まさにオレオレ詐欺だった電話の一つは、「僕だよ。今大変なんだ。助けてほしい。僕だよ。わからないの?」といった具合で電話がかかってきたそうです。
この際、スペイン語圏なので、僕だよというところは、”Soy tu primo” 、プリーモという呼称表現を使っていたそうです。
ペルーはスペイン語圏なので、いとこのことを直接「いとこ」と呼んだりします。
しかし、慎重な方だったので、名前を直接聞いてみたとのことです。
すると、よくある名前の Juan フアンと名乗ってきたとのことですが、そんないとこはいなかったので、「そんな名前のいとこはいないわ」と言って、すぐに電話を切ったそうです。
実際にあったオレオレ詐欺の電話2
友人のお父さんにも同じように電話があったとのことです。
しかし、その際、かけるタイミングと、かける相手を間違えたとのことです。
なぜなら、そのお父さんはけんかをしている最中であり、元軍人のこわい方であったからです。
「僕だよ。今大変なんだ。助けてほしい。死にそうなんだ。」といった同じ様子で電話がかかってきたとのことですが、お父さんは、「死にそうだと!それなら、死んでしまえ!」と言って、電話を切ったそうです。
年配の方なのですが、オレオレ詐欺に引っかかる心配はなくて、安心です。
実際にあったオレオレ詐欺の電話3
友人本人が受けた電話は、とてもバイオレンスだったとのことです。
知らない男性から電話があり、とってみると、「今お前の娘を誘拐して、頭に銃口を突きつけている。金を指定の口座に振り込まなければ、お前の娘を殺すぞ!」と言ってきたとのことです。
そして、電話をかわり、本当に娘さんそっくりの声で、泣きながら「助けて」と言ってきたそうです。
あまりにも娘さんの声そのものだったため、本当に信じてしまったそうです。
ただその際現金を全然持っておらず、どうしようと動揺していたところ奥さんが、「詐欺よ。電話を切って!」と冷静に判断したそうです。
その際、娘さんは外出中であり、娘さんの声だと信じていた彼は、「だめだ!間違いないよ!」と言ったそうです。
電話越しに犯人も、「電話を切ったら、殺すぞ。電話を切らずに、ATM に振込みに行け!」と言ってきたそうです。
しかし、奥さんは大胆にも彼から電話を奪い、電話を切ったそうです。
その後、すぐに娘さんに電話したところ電話は繋がらなかったとのことです。
いるはずの場所に電話し、探してもらったところ、娘さんはいると確認できたため、安堵したそうです。
まとめ
ペルーでもオレオレ詐欺が頻発している為、ペルー在住の方、成りすましの電話には、十分ご注意ください。
知らない電話番号からの電話は受けないこと、出たい場合は電話をおりかえす事、知っている人だと思っても冷静に使命やその人しか知らない情報を質問してみることなどがとても大切です。
日本でもペルーでも世知辛い世の中になりましたが、オレオレ詐欺には、十分気をつけましょう。
外務省ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_261.html#ad-image-0
在ペルー日本国大使館ホームページ
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