ペルーについて、日本の方から聞かれることで多いのが、ペルーの気候です。
日本にいる友人からのメールで、元気にしてる? の後に、
多い質問がペルーは、今は寒いの?それとも、暑いの?と天候について、よく聞かれます。
ペルーといっても国土が広いので、ペルーの気候は地域によって、様々です。
今回は、ペルーの気候、気象、地理についてご説明し、
「日本が冬の時、南米のペルーは夏ですか。」という質問にお答えしたいと思います。
まず、日本のような四季がペルーにはありません。
乾期と雨期に分けられます。
そして、ペルーの国土は、日本の約3.4倍の広さがあり、
海岸地帯の Costa (コスタ)、山岳地帯の Sierra (シエラ)、森林地帯の Selva (セルバ)と
大きく3つの地域に分けられます。
そのため、ペルーといっても地域によって、気候が大きく異なります。
海岸地帯の Costa (コスタ)
(写真: Trujillo トルヒーヨ Huanchaco ワンチャコ海岸)
コスタの年間の平均気温は、20℃前後となります。
年間を通じてほとんど雨が降りません。
しかし、東のアンデス山脈から流れる川により水が供給されています。
11月から4月は、コスタの夏です。
毎日、晴天が続きます。
(写真: Lima リマ San Borja サンボルハ)
コスタの冬は寒いです。
日本で着るコートや冬服が必要になります。
特に首都のリマは、 garúa (ガルーア) と呼ばれる霧雨が降ります。
霧が立ち込めて、どんよりとした曇り空が続きます。
(写真:Lima リマ Jokey Club del Perú ジョッキークラブデルペルー )
山岳地帯の Sierra (シエラ)
(写真:Cuscoクスコ San Jeronimoサンヘロニモ)
シエラは、標高約2500m から 約4500m のアンデス山脈の地域です。
標高が高いため、気温は平均して低いです。
日中は日差しが強くなり、気温も上がりますが、朝晩はとても冷え込みます。
現在、私が住むクスコは、雨期です。
11月から3月がクスコの雨の季節です。
毎日雨が降っています。
雨だけでなく、 granizo (グラニソ) と呼ばれるひょうも降ります。
しかし、雨期だからといって、日本の梅雨のように長く雨が降り続くわけではありません。
雨期でも、昼間は青空を見ることもできます。
しかし、山の天気は変わりやすく、晴れていると思ったら、雷が鳴り雨が降り始めます。
クスコでは、雨期に虹を見ることができます。
美しいですね。
感動します。
(写真: Cusco クスコ Wanchaq ワンチャク)
森林地帯の Selva (セルバ)
(写真: San Martín サン マルティン Moyobamba モヨバンバ)
ペルーというとアンデスのイメージが強い方が多いと思います。
私もそうでした。
しかし、実はペルーの国土で一番広いのが熱帯雨林地域のセルバです。
なんと、国土の約60%を占めます。
びっくりですね!
セルバの雨期は11月から4月で、平均気温は約28℃ですが、蒸し暑いです。
乾期には、40℃を超えるところもあるようです。
まとめ
では、「日本が冬の時、南米のペルーは夏ですか?」という質問にお答えしたいと思います。
ずばり、日本が冬の時、ペルーの海岸地帯の Costa (コスタ) と森林地帯の Selva (セルバ)は、
日本の夏のような気候です。
しかし、山岳地帯の Sierra (シエラ) は、日本の冬のような気候です。
2021年1月現在のクスコの様子をこの動画でみることができます。
ご視聴して頂けると嬉しいです。 ↓
世界遺産マチュピチュへ行くには、日本から首都のリマに着いて、
国内線の飛行機やもしくは、夜行バスでクスコに移動し、
それから列車でマチュピチュに行くルートになります。
コロナ・パンデミックが去った後、世界遺産のマチュピチュに行きたいと思っておられるかたは、
服装の準備に是非参考にされてください。
Hasta la vista.
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