今回は、ペルー・クスコのスペイン語の方言について、ご紹介できればと思います。
なぜかと申しますと、ペルー観光で、一番の見所といえば、マチュピチュ遺跡のあるアンデス地方のクスコになるわけです。
ただクスコで話されているいくつかのスペイン語表現は、リマなどの海岸地帯やジャングル地帯では使わない表現なのです。
Papá パパー、Mamá ママー表現
スペイン語で、Papá パパー、Mamá ママーというと、日本語のパパ、ママという意味になります。
ちなみに余談ですが、ペルーなどのスペイン語圏で、日本語と同じアクセントで、パパ、ママというと、パパはじゃがいも、ママは、おっぱいの事になるので、気をつけてください。
パパ、ママと言いたい際には、アクセントを最後に持ってきて、Papá パパー、Mamá ママーと発音をしてくださいね。
さて、Papá パパー、Mamá ママー、日本語のパパ、ママという単語がクスコなどのアンデス地方では、実際のパパ、ママだけではなく、結構誰にでも使われます。
たとえば、自分の息子や娘に対して、お父さんやお母さんが Papá パパー、Mamá ママーというのです。
スペイン語としては、間違っているというか不思議な状況になるのですが、クスコなどのアンデス地方、特に、ケチュア語を母国語にしている方々がスペイン語を話す時の方言として、Papá パパー、Mamá ママーという表現があるのです。
もしかすると、クスコ観光に来られたことがある方なら、お土産を買ったり、食べ物を買ったりした際に、実際に言われたことがあるということも多いのではないでしょうか?
クスコなどのアンデス地方の人々が、Papá パパー、Mamá ママーという際は、パパやママという意味ではなく、一つの愛情をこめた人称表現として、呼びかけているのです。
もうつまり、パパやママという意味ではないのです。
他にも、Papá パパー、Mamá ママーをさらに砕いた言い方として、Papito パピート、Mamita マミータ、Papi パピー、Mami マミーというかわいい表現もあります。
さらには、ケチュア語を話す方々が、Papicho パピーチョ、Mamicha マミーチャというかわいい表現を使って呼びかける場面もあります。
まとめ
日本にも各地方に方言があるように、ペルー・スペイン語にも各地方に方言があります。
もちろんスペインのスペイン語、メキシコのスペイン語、ベネズエラのスペイン語、ペルーのスペイン語はさらに違います。
ペルー・クスコに観光に、来られた際に、Papá パパー、Mamá ママーと呼ばれても、パパ、ママと呼ばれているわけではありませんよ。
愛情と親しみを込めて、あなたのことを呼んでくれているのです。
クスコ観光の参考までに。
ブエン・ビアヘ! Buen Viaje! 良い旅を!
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