ペルー・クスコは、2月の半ば、雨の季節、耳下腺炎(ジカセンエン)にかかりました。
海外で病気にかかると何かと不便な思いをするものです。
今回、私が耳下腺炎にかかる前の状態から、病院で診てもらうまでの様子についてお伝えします。
耳下腺炎とは?
耳下腺炎とはどんな病気なのでしょうか?
コトバンクの説明は以下の通りです。
”耳下腺炎(読み)ジカセンエン 耳下腺の炎症。化膿菌(かのうきん)・ウイルスなどの感染によって起こり、耳の下がはれて痛む。特にムンプスウイルスによるものを流行性耳下腺炎(お多福風邪)という。
唾液腺(だえきせん)のうち、耳下腺はもっとも炎症をおこしやすく、耳下腺炎でも頻度が高いのが、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)(おたふくかぜ(「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」))です。
小児に多い病気ですが、成人にもみられます。
一度かかると生涯免疫を獲得します。
何度も耳下腺炎をくり返す病気に反復性耳下腺炎(はんぷくせいじかせんえん)があります。
無症状で慢性炎症のある耳下腺に、かぜや疲労などで体力が低下したときに口内の細菌が耳下腺の導管から入り、慢性炎症の急性増悪がおこる病気です。
多くは10歳未満の男女にみられます。
成人では女性に多くみられます。
小児の反復性耳下腺炎は、ふつう成長とともに症状が軽くなりますが、まれに悪化することもあります。
成人女性では、シェーグレン症候群でないことを検査で確認する必要があります。
[症状]片側または左右の耳下腺が腫(は)れて、痛みます。
耳下腺を押すと耳下腺導管開口部からの排膿(はいのう)がしばしばみられます。
抗生物質の内服によって1~7日で症状は消失しますが、数か月から数年の周期で反復します。”
https://kotobank.jp/word/耳下腺炎-517287 参照
耳下腺炎をスペイン語では?
耳下腺炎はスペイン語では、Parotiditis (パロティディティス) です。
おたふく風邪、流行性耳下腺炎をスペイン語では?
おたふく風邪、流行性耳下腺炎はスペイン語では、Papera (パペラ) です。
耳下腺炎にかかる前の私の場合の症状
発症する1週間前から、体がきついと感じていました。
火曜日に仕事帰りに薬局へ立ち寄り、すごく体がきついことを伝えると、鉄分とビタミンCを勧められ購入しました。
鉄分はすごく赤い色をしています。
そのままでは飲み込めない大きさなので私は半分に割って飲みました。
ビタミンCは、お風呂に入れるバブみたいに、口に含んだ瞬間からものすごいシュアシュア感です。
飲んでも一向に回復の兆しがありませんでした。
より一層疲労感が増します。
仕事は、月曜から金曜まであるので病院にも行けずです。
なぜなら、ペルーの病院で診てもらうのにとても時間がかかるからです。
木曜日の夜、下痢をし始めその日の昼食があたったのかなと思っていました。
金曜日の夕方には、体中が痛くなり、寒気もするので風邪なのかなと思っていました。
その夜、体中が痛く、よく寝れませんでした。
土曜日に大切な友人が自宅に来て一緒に昼食を食べる予定が入っていたので、気力で料理を作りもてなしました。
しかし、私はスープとフルーツトマトしか食べれませんでした。
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食欲の低下です。
友人達が帰宅した後、洗い物は主人に頼み、倒れるように寝込みました。
日曜日起きると耳の下が腫れていました。
熱は無いのですが、体がきつく、耳の下の腫れも痛いので、とにかく1日中寝ていました。
月曜日、仕事を休み、病院へ行くことにしました。
Seguro という社会保険が使える病院なら、会社が税金を納めているので、無料で診察を受けられ、無料で薬を貰えるのですが、とても時間がかかるのです。
1日中待っても解決しないで後日ということもありますし、予約を数日前にしなければいけないこと、予約が一杯で予約できないこともあることがあります。
あまりにもきついので、お金を払っても早く診てもらうようにと、主人の友人の医者に電話をかけてもらい、その病院に行きました。
ペルーでは、コネは今でも有効で、100人以上待っている患者をぶっちぎり、最初に診てもらえました。
エコー写真も予約無しで撮ってくれました。
耳の下の腫れた場所のあて方が痛かったですが;
そして、診断された病名が、耳下腺炎でした。
主人の友人の医者は、私たちからお金を受け取らずに診てくださいました。
薬代だけですみました。
本当に感謝です。
処方された薬
PARACETAMOL 痛み止め 体が痛い時だけ服用
Alerfast Forte 抗生物質 ウイルスを撃退する薬
FLORATIL 下痢をしていたのでお腹の調子を整える薬
耳の下の腫れている部分は、氷で冷やすようにと言われたので、保冷剤を使って冷やしました。
ペルーの友人達!
ペルー人は、愛情深いのですが、時にはそれが嬉しく、時にはそれがめんどくさいと感じます。
今回嬉しかったことは、私が病気になり心配してお見舞いの果物や野菜など持って来てくれた友人達です。
本当にありがとう。
今回面倒だなと思ったことは、心配してくれているのだろうけど、インターネットで私の病気を色々と調べ、情報を送って来た友人です。
あなたの病気は、耳下腺炎ではなく、おたふく風邪だという約半日のメールのやりとりです。
私がおたふく風邪は、子ども時になっていて免疫があり、医者も違うと言っているのに理解してもらえず大変でした。
最終的にあなたは医者では無いと分からせて、なんとか収まりましたが本当に大変でした。
まとめ
耳下腺炎 Parotiditis は、化膿菌やウィルスなどの感染によって起こり、耳の下が腫れて痛みます。
風邪や疲労で体力が低下した時に口内細菌が耳下腺導管開口部から入り、炎症が起きます。
抗生物質を飲むと治りますが、再発を繰り返す場合もあります。
基本的には、10歳以下の子ども、成人女性がかかる病気のようです。
疲れすぎには、要注意です。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)Papera は、ムンプスウィルスに感染して、耳の下が腫れ痛みます。
しかし、一回かかると免疫ができます。
そのため、ただの耳下腺炎 Parotiditis とは違います。
皆さんも病気には気をつけてください!
それでは、Cuidese!クイデセ!お大事に!
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