南米の熱帯地方で栽培されるステビアという植物について、ご紹介したいと思います。
ペルーでも栽培されています。
日本でもステビアは、有名ですが、実際にどういった植物なのでしょうか?
そして、ステビアには、どんな健康に良い効能があるのでしょうか?
そして、南米ペルーではステビアはどのくらい普及しているのでしょうか?
ステビアの生態と栽培
ステビアは、菊科の多年草です。
学名を Stevia Rebaudiana と言います。
平均して、約30cm ぐらいの高さで、黄緑色のハーブのような葉をしています。
花は、小さい白い花です。
寿命は14年ぐらいで、3ヶ月ごとに茎から摘み、出荷します。
ペルーの熱帯地方でも栽培されています。
茎から摘むことによって、再び成長し、3ヶ月ごとに約30cm ぐらいの高さになります。
ペルーでは、コカコーラやインカコーラにも出荷しています。
ペルーでは、サトウキビも栽培していますが、
ステビアの畑は、サトウキビの5分の一の広さで済むとのことです。
ペルーから中国やアメリカにも輸出しています。
パラグアイの先住民には、「聖なる草」として親しまれていました。
ステビアの効能
ステビアには、ステビオシド、もしくは、ステビオサイド、そして、レバウディオサイドA
というテルペノイドの配糖体を含んでいます。
たとえば、ステビオシドは、砂糖の200倍から300倍の甘さがあるにも関わらず、
約4キロカロリーしかありません。
そのため、ダイエットに効果的です。
さらに、糖尿病の方にも効果的です。
健胃作用、緩和作用、血圧降下作用、強壮作用、抗酸化作用、矯味作用などの効能もあります。
ペルーでのステビアの普及率
ペルーで見かけるステビアは、ペルー産よりボリビア産の方が多い気がします。
上の写真のボリビア産のステビアは、320gで、15ソレス、日本円で約500円です。
実際のところ、ペルーでのステビアの普及率は、
まだまだと言った感じです。
なぜなら、ペルー人は砂糖が大好きだからです。
なので、ペルーでは、糖尿病患者がたくさんいます。
そして、糖尿病になった人、もしくは、糖尿病予備軍と診断された人は、
医者にすすめられて、ステビアを使い始めるという感じです。
興味深い事に、粉ではなく、ステビアの葉がそのまま売られていることもあります。
葉っぱを一枚、ハーブティーのように紅茶に浮かべると、
紅茶にステビアの葉の甘さが染み出て、甘くなるのです。
とてもナチュナルなので、良いです。
我が家では、ステビアを使って、何でも甘いものを作っているのですが、
レモネードやお菓子などをステビアで作って、ステビアを使わないペルー人に出してみると、
十中八九おいしいといいます。
ペルー人は、ステビアに対して、食わず嫌いと同じ様なイメージを持っていると思います。
まとめ
ステビアという植物自体がとても甘いなんて、不思議ですよね。
一見普通にハーブに見えるのですが、葉っぱをなめてみると甘いのですから、
驚きです。
さらに、砂糖なんか比べ物にならない甘いのに、
砂糖なんか比べ物にならないぐらい健康に良いんですから、また不思議です。
ペルーに来た際には、生のステビアの葉を紅茶に一枚浮かべて、
おしゃれに飲んでみられてください。
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