ペルー・クスコで、2018年5月25日ガソリンの消費税増税に反発し、バス組合などのいくつかの組合がストライキを起こしました。
ストライキといっても、今回のストライキは、車を一切走らせないというストライキです。
クスコ観光、マチュピチュ観光など多くの観光業に影響しています。
そのストライキの様子と、その影響をご説明します。
2018年5月25日クスコの消費税増税に対するストライキの様子
2018年5月25日は、丸一日バス組合などのストライキにより、クスコの道路が全て封鎖されました。
そのため、クスコ周辺の全ての観光スポットへ行くことができなくなりました。
マチュピチュ行きの電車も封鎖され、マチュピチュに辿り着けないようになりました。
つまり、2018年5月25日は、ストライキの影響で、全ての観光スポットに行けないという状況でした。
なぜバス、タクシー、観光会社のバンなど全ての車両がクスコ市内もクスコ市街も走ることができなかったかという走っている車両があると暴徒に襲われ、タイヤを外されたり、落書きされたりして、車を壊されるからです。
そのため、車はまったく走ることができなかったわけです。
車両が一切走っていなかった為、とても静かな一日でした。
たくさんの人が道路脇に座っていたり、歩いていたりしながら、何もない一日をぶらぶら過ごしている人たちもいました。
ただそうした和やかに見える人々が、車を監視している暴徒であり、車が走ろうものなら、車を襲うのですから、恐ろしいです。
警察が来た時には、車はぼこぼこになり、犯人がたくさんいて、人ごみにまぎれてしまい、街中が共犯ともいえる状況のため、犯人がとがめられることがほとんどないのもストライキの状況です。
実際、外を歩いていると街を封鎖するため、タイヤや石、レンガなどが道端にたくさん置かれていました。
そして、ちょっとの区間を走ろうとした車がいましたが、町中の人が口笛で合図し、タイヤを外せと叫んでいました。
町中といっても、乾季の風物詩でもあるウアティアというクスコの伝統ペルー料理ともいえるジャガイモを焼くため、たくさんの場所でかまどを作って、仕事がない一日を楽しく気楽に過ごしている人たちもいましたが。
飛行機だけは通常業務をしていました。
空港に着いた人たちや空港に向かう人たちは、アルマス広場、空港間を軍隊の装甲車がシャトルバスのように運行したとのことです。
まとめ
今回の2018年5月25日のクスコのストライキは、5月29日には、プーノ・フリアカで、30日にはタクナで、31日には、アレキ-パやモケグアで、他の地区にも広がる予定だとのことですし、クスコでも6月のクスコの祭りが終わった後、7月にもう一度ストライキを再開するという噂もあります。
そのため、まだまだ消費税に対するストライキは、ペルー各地で続きそうな為、ペルー観光を予定される方は、注意が必要です。
もし暴動が発生している場面に、ペルー国内で出くわした際は、近くにある安全そうなレストランやお店に逃げ込むのが一番です。
それでは、Ten Cuidado! テン・クイダード!
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