ペルーでは、うずらの茹で卵を道で売っていて、道行く人々が歩きながら食べています。
ペルー人のファーストフード的なおやつです。
日本では見かけない光景のひとつです。
しかし、うずらの茹で卵は、栄養抜群のとても体に良い合理的なファーストフードです!
そこで、今回はペルーのうずらの茹で卵事情についてご紹介します。
ペルーのうずらの茹で卵はどのように売られているのか?
ペルーのうずらの茹で卵は、鉄の箱のような大きな移動式の容器に熱い熱湯が仕込まれており、その鉄の箱でうずらの卵を茹で立てで販売しています。
販売している方がその場で殻を剥いて卵をビニール袋に入れてくれます。
塩をかけることもできます。爪楊枝をつけてくれるところもあります。
ペルーのうずらの茹で卵はおやつ代り!
若い子たちがうずらの茹で卵を買って、まるでたこ焼きを食べているかのようにうずらの卵を食べているのを見ると、スナック菓子より健康的だなと思います。
ペルー人にとってうずらの茹で卵は小腹を満たす栄養抜群なファーストフードですね。
うずらの卵の栄養価
うずら(鶉)卵の主な栄養素の効能
レチノールの効能
レチノールは、脂溶性ビタミンであるビタミンAの一種で動物性食品に含まれます。成長を促進し、美容や肌の健康に役立ち、夜盲症(暗い所で目が見えにくくなる病気)を改善し目を正常に保ち、さらにのどや鼻などの粘膜に作用し細菌から体を守るなど多くの働きがあります。
β-カロテンの効能
β-カロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、ダメッジを受けた細胞を修復し動脈硬化やがんの発生を予防できます。また、一部はビタミンAとして働きますので、視力を正常に保ち夜盲症を防いでくれます。
ビタミンB1の効能
ビタミンB1は、世界で一番最初に発見されたビタミンです。今日のように栄養状況の良くなかった日本では脚気(かっけ)の治療に効果を発揮しました。炭水化物(糖質)の代謝をたすけてエネルギーをつくり出すので疲労回復に役立ちます。また、皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常にたもちます。
ビタミンB2の効能
ビタミンB2は、三大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変える、代謝を支える重要な働きをしています。また、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長にも関わりますので、美容や子供の成長には欠かせない栄養素になります。
ナイアシン(B3)の効能
ナイアシンは、水溶性ビタミンの一種です。三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝によりエネルギーをつくり出す過程で働く酵素を補助する必要不可欠なビタミンです。皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立ちます。
パントテン酸(B5)の効能
パントテン酸は、ビタミンB5とも呼ばれ動植物食品に広く含まれ、体内でも合成することができるビタミンです。パントテン酸は、三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギーをつくり出すのに不可欠な酵素を補助する役割をしています。また、 血中の善玉コレステロール(HDL)、ホルモン、免疫抗体などを合成し、動脈硬化を予防しストレスをやわらげ、皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。
ビタミンB6の効能
ビタミンB6は、水溶性ビタミンの一種でたんぱく質を体内でエネルギーに変える、代謝を支えたり、筋肉や血液などがつくられたりする時に重要な働きをします。皮ふ炎を予防することから発見されたビタミンで皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。ビタミンB6は私たちの体内の腸内細菌からも一部つくられます。
ビタミンB12の効能
ビタミンB12は、水溶性ビタミンの一種で、ミネラルであるコバルトを含むため、コバラミンとも呼ばれます。悪性の貧血を予防する葉酸と協力して赤血球中のヘモグロビン生成を助けます。また神経を正常に保つために必要な栄養素で、DNAやたんぱく質の合成を助け様々な代謝に必要な酵素を補助する役割をしています。
葉酸の効能
葉酸は、緑の葉に多く含まれるビタミンです。貧血を予防する物質として発見されました。細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせない栄養素です。特に、細胞増殖が盛んな胎児の正常な発育のために必要な成分です。葉酸が不足すると貧血になったり、妊娠初期の女性の胎児に影響を及ぼし、神経管閉鎖障害の危険が高まります。
ビタミンEの効能
ビタミンEは、強力な抗酸化作用によって、活性酸素の発生や酸化力を抑え、細胞の酸化を防ぎ、血管や肌、細胞の老化を防いでくれます。また、ダメッジを受けた細胞を修復してくれますので、免疫力を高め、動脈硬化やがんの予防にも役立ちます。
ビタミンKの効能
ビタミンKは、血液を凝固させたり、骨の形成に必要な栄養素です。止血の働きをしたり、骨粗しょう症の予防に役立ちます。ビタミンK1は、緑色の野菜の葉緑体でつくられます。ビタミンK2は微生物によりつくられ、納豆などの発酵食品に含まれています。
カルシウムの効能
カルシウムは、人間の身体で骨や歯を構成する必須ミネラルです。人間の身体に最も多く存在するミネラルで、骨そのものが貯蔵庫の働きもしています。不足すると骨から遊離します。体重の1~2%の比率を占めています。カルシウムは血液を凝固させる働き(傷口を治す)や、筋肉の運動、神経の働きに作用します。筋肉の収縮や心臓の拍動もカルシウムの働きによるものです。また、神経の働きに作用し、緊張や興奮を静めることで、イライラやストレスの解消に役立ちます。
リンの効能
リンは、人間の身体で骨や歯を構成する必須ミネラルです。リンは体内のミネラルの中でカルシウムの次に多いミネラルです。体内のリンはその約80%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯をつくる成分になります。残りの約20%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギー代謝や脂質代謝などにおいて重要な役割を担っています。
鉄の効能
鉄は、必須ミネラルのひとつで赤血球を構成する成分で、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ働きをしています。鉄は、貧血の予防に重要な栄養素です。体内の鉄の約70%が血液中で赤血球のヘモグロビンの構成成分となり約25%は肝臓などに貯蔵されています。肺で取り込んだ酸素を全身の細胞や組織に運ぶ重要な役割をしています。鉄は細胞に酸素と栄養を届けるヘモグロビンにとって大切なミネラルなのです。
マグネシウムの効能
マグネシウムは、体内で約300種類以上もの酵素の働きをサポートします。50~60%が骨に含まれていて、不足すると骨から遊離します。カルシウムと密接な関係があり、骨や歯の形成に必要な栄養素でもあります。また、三大栄養素である炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質の代謝により、エネルギーをつくり出す過程で酵素が必要になりますが、マグネシウムは酵素が働くために必要不可欠なミネラルなのです。
カリウムの効能
カリウムは、体内のほとんどの細胞の中に存在しナトリウムとバランスをとりながら高血圧を防いでくれます。ナトリウムは体に必要なミネラルですが、とり過ぎは高血圧になる危険が高まります。しかしながら、多少ナトリウムの摂取量が増えたとしても、適切な食事で必要なカリウムの摂取ができていれば、カリウムの働きでナトリウムはカリウムと共に汗や尿として排出され、高血圧を防いでくれます。食事でのカリウムの摂取は大変重要になります。”
http://nag448.info/wp/archives/5918.html
ペルーのうずらの茹で卵は固め
ペルーのうずらの茹で卵は、黄身がしっかり茹であがっていますので、トロトロの黄身がお好きな方には美味しくないかもしれませんね。
そこで、家庭で出来る黄身がプチトロっ感のうずらの茹で卵の作り方もご紹介します。
家庭で出来る黄身がプチトロっ感のうずらの茹で卵の作り方
材料
●水 100ml
●塩 大さじ2
●氷 200g(製氷機で出来る角氷10個くらい)
うずらの卵 10個
水 大さじ2
作り方
1.●印をしっかり混ぜます。
2.うずらの卵10個のお尻にヒビを入れます。
3.フライパンに水大さじ2とヒビ入れたうずらの卵10個を入れ蓋をし、強火2分50秒加熱します。
4.加熱が終わったらすばやく1にうずらの卵を殻のまま入れて、かき混ぜながら急いで冷やします。
5.4をそのまま冷蔵庫で8時間冷やします。
黄身がプチトロっ感のうずらの茹で卵をお楽しみください!
まとめ
ペルーでは、道で茹で立てのうずらの茹で卵が売られています。
剥くのが面倒なうずらの卵ですが、販売されている方が剥いてビニール袋に入れて売っています。
うずらの卵は、体にとっても良いです!
小腹が空いたらおやつのようにペルー人は食べていてとても健康的なファーストフードといった感じです。
道端で食べるはちょっと怖い方という方も、黄身がプチトロっ感のうずらの茹で卵のレシピをおうちで試してみてください。
ブエン・プロベーチョ!¡Buen provecho!
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