先日、2017年10月13日金曜日夜8時に、ペルー国内全域一斉で、地震などの防災訓練 Simulacro が実施されました。
ペルー国内全域で一斉に防災訓練 Simulacro が行われると、前もって、呼びかけられていました。
ペルー国内全域で一斉に行われる防災訓練 Simulacro とは、いったいどんな規模のものなのかと思っていました。
2017年、ペルーでの自然災害
2017年、ペルーでもたくさんの自然災害が起こりました。
2017年、上旬には、エルニーニョ・コステロによる大雨、洪水、冠水、土砂崩れなどの被害が北部全域、首都リマや、中部イカなどでも猛威を振るいました。
地震も何度かニュースになりました。
リマでも何度か立て続けに地震が起こったり、アレキーパでも地震による土砂崩れなどにより被害が発生しています。
アレキーパの火山が噴火し、非常事態宣言も出ています。
上記のように、少なからず自然災害がペルーを襲っていること、最近でもメキシコなどでも大きな地震による被害があったことなどにより、ペルー政府によって、ペルー国内全域一斉で、地震などの防災訓練 Simulacro が計画されました。
2017年10月13日金曜日に、私の仕事場で行われた防災訓練 Simulacro
2017年10月13日金曜日に、実際に私が働いている仕事場でも防災訓練 Simulacro シムラクロがおこなれました。
午前と午後と行われたのですが、警報のようなアラームがなり、一同が広場に集合するというものだったのですが、だいぶお粗末なもので、ばらばらと小さな広場に人が目いっぱいあふれる形で集まっただけというものでした。
実際に、避難するスペースは、さほどなく訓練と同じように本番をまかえるとパニックで、被害が拡大すること間違いなしという感じでした。
2017年10月13日金曜日に、ペルー国内全域一斉で行われた防災訓練 Simulacro
2017年10月13日金曜日、実際に夜8時になった際、クスコでは、警報ひとつなることなく、パトカーが遠くのほうで走り回りながら、サイレンを鳴らしていただけでした。
実際に、町の人に聞いたところによると、10人に1人ぐらいの方は、実際に家からリュックをしょって、外に逃げる防災訓練をしたという立派な方もいましたが、ほとんどの人は、まじめに行ってはいませんでした。
まずクスコ市に、警報を鳴らすシステムもないというのがまず国や市として問題があるので、なんともいえません。
ペルーの建物は、基本的に壁を9割近くがレンガで建てており、柱も細く、ガラスも多く使われているので、ペルーで大きな地震が起こらないことを願うばかりです。
まとめ
実際には、防災訓練 Simulacro が、個人個人の責任といえば、それまでですが、今回のように国として、防災訓練 Simulacro が予定されたことは、良いことだと思います。
しかし、防災に関する知識が提供されたわけでも、防災に関するシステムがしっかりしているわけでもないので、とても心配が残る防災訓練 Simulacro でした。
2017年11月3日金曜日午後3時にも、再びペルー国内全域一斉で、地震などの防災訓練 Simulacro が実施される予定です。
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