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南米ペルーの蛍の光は明るいラテンの別れJipi Jay-Pepe Vásquez歌詞和訳

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日本でも卒業式の際や閉店の時に流れる曲として有名なのが別れの曲、
「蛍の光」ですよね。

蛍の光はもともと日本の曲ではなく、スコットランドの民謡の曲であることも
よく知られた事実かもしれませんが、
南米ペルーにスペイン語の蛍の光があることはご存知でしょうか?

超明るいラテン式の別れの曲で、“Jipi Jay” (ヒピ・ハイ) と言います。

まず日本語の「螢の光」の歌詞とオリジナルのスコットランドの民謡
‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」の歌詞と曲調を比べてみたいと思います。

その後、“Jipi Jay” (ヒピ・ハイ) とどう違うか比べてみたいと思います。

「螢の光」の日本語の歌詞

螢の光、窓の雪、書讀む月日、重ねつつ、
何時しか年も、すぎの戸を、開けてぞ今朝は、別れ行く。

止まるも行くも、限りとて、互に思ふ、千萬の、
心の端を、一言に、幸くと許り、歌ふなり。

筑紫の極み、陸の奥、海山遠く、隔つとも、
その真心は、隔て無く、一つに盡くせ、國の為。

千島の奧も、沖繩も、八洲の内の、護りなり、
至らん國に、勳しく、努めよ我が兄、恙無く。

‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」の歌詞 (Scottish)

Should auld acquaintance be forgot, and never brought to mind?
Should auld acquaintance be forgot, and auld lang syne?

For auld lang syne, my jo, for auld lang syne,
we’ll tak’a cup o’ kindness yet, for auld lang syne.

And surely ye’ll be your pint-stoup! and surely I’ll be mine!
And we’ll tak’a cup o’ kindness yet, for auld lang syne.

We twa hae run about the braes, and pou’d the gowans fine;
But we’ve wander’d mony a weary fit, sin’ auld lang syne.

For auld lang syne, my jo, for auld lang syne,
we’ll tak’a cup o’ kindness yet, for auld lang syne.

We twa hae paidl’d in the burn, frae morning sun till dine;
But seas between us braid hae roar’d sin’ auld lang syne.

And there’s a hand, my trusty fiere! and gie’s a hand o’ thine!
And we’ll tak’ a right gude-willie waught, for auld lang syne.

For auld lang syne, my jo, for auld lang syne,
we’ll tak’a cup o’ kindness yet, for auld lang syne.

‘Old Days Gone By’「オールド・デイズ・ゴー・バイ」の歌詞 (English)

Should old acquaintance be forgot, and never brought to mind?
Should old acquaintance be forgot, and old days gone by?

For old days gone by, my dear, for old days gone by,
we’ll take a cup of kindness yet, for old days gone by.

And surely you’ll buy your pint cup! and surely I’ll buy mine!
And we’ll take a cup of kindness yet, for old days gone by.

We two have run about the slopes, and picked the daisies fine;
But we’ve wandered many a weary foot, since old days gone by.

For old days gone by, my dear, for old days gone by,
we’ll take a cup of kindness yet, for old days gone by.

We two have paddled in the stream, from morning sun till dinener time;
But seas between us broad have roared since old days gone by.

And there’s a hand my trusty friend! And give me a hand o’ thine!
And we’ll take a right good-will draught, for old days gone by.

For old days gone by, my dear, for old days gone by,
we’ll take a cup of kindness yet, for old days gone by.

‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」の和訳

古き友を忘れてしまっても良いのか。
懐かしい日々を忘れても良いのか。

懐かしい日々のために、友よ、
友情の証として、飲もうじゃないか。

きっと君はジョッキを飲み干すに決まってる。
きっと僕もそうするだろう!
友情の証として、飲もうじゃないか。

僕ら二人は丘を駈け回って、綺麗な雛菊を摘んだね。
だけど僕らはその後、人生をさまよって、
長い年月が経ってしまったね。

懐かしい日々のために、友よ、
友情の証として、飲もうじゃないか。

僕ら二人は朝から夕方まで小川を渡って遊んだね
だけど僕ら二人の間を長い年月が隔ててしまった。

この手を握ってくれ、友よ
君の手も僕に握らせてくれ。
懐かしい良き日々のために、
友情の証として、飲もうじゃないか。

友よ、古き昔のために、
親愛のこの一杯を飲み干そうではないか。

懐かしい日々のために、友よ、
友情の証として、飲もうじゃないか。

「螢の光」の歌詞と ‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」の歌詞を比べてみて

「螢の光」の歌詞は、戦争に行ってしまうので、
もう二度と会うことができない悲しい歌詞と曲調になっています。

それに比べて、原曲の ‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」の歌詞は、
離れ離れになった大切な人との再会を祝っている楽しい歌詞になっています。

だいぶ違いますね。

きっと国民性でしょう。

でも、’Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」は、
過ぎた日々を思い返すという意味合いもあります。

なぜなら、’Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」は、
‘times gone by’「懐かしい日々」という意味があるからです。

そこは、日本の「蛍の光」と一緒ですね。

最近では、イギリスの EU 脱退の時にも歌われました。

それでは、いよいよ本題ですが、南米ペルーのスペイン語版の
‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」「蛍の光」である Jipi Jay (ヒピ・ハイ) は、
どんな歌詞、どんな曲調なのでしょうか?

Jipi Jay (ヒピ・ハイ) の歌詞

Por qué perder
las esperanzas de volverse a ver.

Por qué perder
las esperanzas de volverse a ver.

No es mas que un hasta luego,
no es mas que un breve adiós.

Adiós, adiós,
pronto quizá nos volvamos a encontrar.

cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay

hoy en la luz se esconde el sol
pero siempre ha de brillar,
la estrella que en el cielo da
el calor de la amistad.

No es mas que un hasta luego,
no es mas que un breve adiós.

Adiós, adiós,
pronto quizá nos volvamos a encontrar.

cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay

Por qué perder
las esperanzas de volverse a ver.

Por qué perder
las esperanzas de volverse a ver.

No es mas que un hasta luego,
no es mas que un breve adiós.

Adiós, adiós,
pronto quizá nos volvamos a encontrar.

cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jipi jay
cantando jay jay jipi jay jay jipi jay jay jipi jipi jay

Jipi Jay (ヒピ・ハイ) の和訳

なんでもう会えないなんて決めつける。

またね。とは言えないけど、
さようなら。とも言いたくない。

さようなら。きっとすぐにまた会える。

また会えるまで、楽しく歌っていよう。(ヒピ・ハイ)

今日は、太陽が隠れて、光が照らない。
でも、光はまた照らしだす。
空の星は、友情の温もりを伝えてくれる。

またね。とは言えないけど、
さようなら。とも言いたくない。

さようなら。きっとすぐにまた会える。

また会えるまで、楽しく歌っていよう。(ヒピ・ハイ)

なんでもう会えないなんて決めつける。

またね。とは言えないけど、
さようなら。とも言いたくない。

さようなら。きっとすぐにまた会える。

また会えるまで、楽しく歌っていよう。(ヒピ・ハイ)

南米ペルー版の「蛍の光」は明るい!

南米ペルー版の「蛍の光」の歌詞も別れの歌ではあるのですが、
さすが、ラテン系南米ペルーです。

別れを惜しむのではなく、笑って、楽しく、また会えるという希望を捨てたりしないという
心の中で、ぎゅっとハグして離さない感じの歌です。

曲調もとても明るいアフリカンです。

実際、ペルーには奴隷として、アフリカから無理やり連れてこられた
アフリカ移民とその子孫がいます。

前向きな歌詞がとても良いですね。

友情と別れの歌という点では、原曲のスコットランドの民謡
‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」にとても近いと思います。

Jipi Jay (ヒピ・ハイ) の歌手 Pepe Vásquez (ペペ・バスケス)

Jipi Jay (ヒピ・ハイ) の歌手は、南米ペルーの首都リマ出身の
Pepe Vásquez (ペペ・バスケス) さんです。

1961年11月25日生まれで、2014年3月25日に亡くなりました。

Pepe Vásquez (ペペ・バスケス) さん自体が Afro Peruano (アフロ・ペルアーノ) という
アフリカン系ペルー音楽の第一人者とも言えます。

Eva Ayllón (エバ・アイジョン) の Le Dije a Papa (レ・ディーヘ・ア・パパ) という
Afro Peruano (アフロ・ペルアーノ) の楽曲も歌っています。

スペイン語の大好きな曲 Eva Ayllón の Le Dije a Papa の歌詞を日本語に和訳してみた

Le Dije a Papa (レ・ディーヘ・ア・パパ) の楽曲は、
“Raices del Festejo” (ライセース・デル・フェステーホ) と呼ばれ、
Afro Peruano (アフロ・ペルアーノ) のダンス、
Festejo フェステーホの代表曲でもあります。

Pepe Vásquez (ペペ・バスケス) さんは、ペルー音楽には欠かせない人物です。

南米ペルー(スペイン語圏)のダンスの種類とベスト10!

Pepe Vásquez (ペペ・バスケス) さんの Afro Peruano (アフロ・ペルアーノ) という
アフリカン系ペルー音楽には、Cajón カホンが欠かせません。

南米ペルー楽器カホン、チャランゴ、ケーナ、サンポーニャ

まとめ

日本語の「蛍の光」は、とても日本的な悲しい歌詞と曲調にアレンジされました。

しかし、原曲のスコットランドの民謡 ‘Auld Lang Syne’「オールド・ラング・サイン」
の内容は、酒を飲み交わす再会の歌です。

その原曲を最大限明るくしたお別れなんか存在しない友情の歌というのが
スペイン語版「蛍の光」Pepe Vásquez (ペペ・バスケス) さんの
Jipi Jay (ヒピ・ハイ) です。

今でも、ペルー各地のダンスパーティーでお別れ会などの時に踊られる欠かせない楽曲です。

日本でもペルー版の Jipi Jay (ヒピ・ハイ) を歌って、踊ったら、楽しいと思います!


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