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スペイン語圏日本語教師が使う手遊び歌「ロンドン橋の替え歌」

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スペイン語圏、南米ペルーで、日本語教師として、
日本語教育を教えているのですが、どうも教科書だけで教えても、
あまり手応えがないのです。

まあ、日本人の生徒もそうだと思いますが、
1時間半の授業を立て続けに受けて、しかも、前後に仕事もしていたら、
そんなに集中力は続かないですよね。

そこで、教科書からは、極力シンプルに、要点をついて教えて、
あとは、簡単な歌やゲームもおり混ぜたりしながら、教えるようにしています。

ラテン系南米ペルー人は、とにかくお祭りパーティーフィエスタが好きですからね。

集中力を切らないためには、歌やゲームを時折折り込んでいくのが効果的なのです。

そこで、今回は、ペルー人の20代の若者たちに、日本語を実際に教える上で、
使っている簡単な歌やゲームをご紹介したいと思います。

今回は、「ロンドン橋の替え歌、頭、肩、膝、ポン」の手遊び歌です。

「ロンドン橋の替え歌、頭、肩、膝、ポン」

歌やゲームを使う目的は、関心をひいて、集中力を切らないためだけではありません。

簡単な単語を覚えてもらうためです。

単語表を渡しても、白板で授業中に教えても、テストに出しても、
結局みんな忘れてしまうのです。

そこで、身体のいくつかの部位を簡単に覚えてもらうために使うのが、
「ロンドン橋」の替え歌の「頭、肩、膝、ポン」の手遊び歌です。

「頭、肩、膝、ポン、膝、ポン、膝、ポン、頭、肩、膝、ポン、目、鼻、口」

と、歌いながら、それぞれの身体の部位を触っていくのです。

ポンの部分は、手を叩きます。

日本語では、口の正しい発音は、ちの部分に、アクセントがきますが、
ロンドン橋の替え歌で歌うと、口のアクセントがくの部分にしてしまいます。

ペルーには、ケチュア語というインカ文明の言葉が未だに使われており、
クスコ市の半数の若者も普通にケチュア語とスペイン語の二カ国語を小さい頃から話せます。

ペルー・クスコの人々は、スペイン語とケチュア語を当たり前に2ヶ国語話せる!?

話せなくても、簡単なケチュア語ならみんな知っています。

ケチュア語で、クーチというと、という意味になるので、
まず、クスコの人達は口の単語でバカウケです。

まずは、ゆっくりと一緒に歌い、身体の各部位を触っていきます。

なれてきたところで、少しずつスピードを上げていきます

スピードが上がると、正しく歌いながら、
身体の各部位を正しく触っていくのが難しくなっていきます。

そこが面白いのです。

さらに、練習しながら、
慣れたら一人ずつみんなの前でもやってもらうからねと言っておくと、
とても真剣に頑張ります。

さて、スピードが上がった「ロンドン橋の替え歌、頭、肩、膝、ポン」に慣れてきたら、
言ってあった通り、ランダムで生徒達を指し、一人ずつみんなの前で立って披露してもらいます。

それぞれができるだけ速いスピードでやってもらいます。

新しく学んでいる外国語ですし、覚えたての歌を早く歌いながら、
身体の各部位を正しく触れる生徒はそうはいません。

間違えると他の生徒は、バカウケです。

それを見ながら、次は自分が、笑われてしまうという焦りから、
他の生徒を見ながら、自分も真剣に覚えようとします。

目と歌いながら、鼻を指したりした場合、
君の目は鼻にあるのかい? と、いじってみます。

みんな笑いながらも、覚えていくのです。

体で覚えるので、他の事を忘れても、結構な確率で大多数の生徒が、
「ロンドン橋の替え歌、頭、肩、膝、ポン」の手遊び歌は、忘れません。

歌わせると、必ず思い出します。

「ロンドン橋の替え歌、頭、肩、膝、ポン」の手遊び歌は、
スペイン語圏の日本語教育でも効果ばつぐんです!

まとめ

スペイン語圏の生徒たちに日本語を覚えてもらうなら、
歌やゲーム、特に体で覚えてもらうのが、ベストです。

もしスペイン語圏の方に日本語を教える機会があれば、使ってみてください。

私だけでなく、スペイン語圏日本語教師の歴代の先輩方達もずっと使ってきた伝統芸です。

幼稚園でもこの手遊び歌は、有名ですよね。

それでは、また今度! Hasta la próxima! アスタ·ラ·プロキシマ!

ちなみに、「また今度」Mata Kondo もバカウケです。

Mata Cóndor コンドルを殺せ! というように聞こえるからです。

ちゃんと、笑わせた後は、「コンドルは殺しちゃダメだからね」と付け加えますが (笑)


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