南米ペルー新型コロナ外出禁止令が発令され、早1ヵ月半が経過しました。
新型コロナによる外出禁止令は、まるで終わりが来ず、たくさんの人が経済的に厳しい状況で生きています。
今現在の様子とそんなクスコ中心地にまた繰り出して実際に見た印象をご紹介いたします。
新型コロナウイルスによる現在までの南米ペルーでの影響
現在までの南米ペルーでの新型コロナウイルス感染症 COVID-19 の影響については、
上記の記事で毎日情報を更新して、ご紹介していますが、
ペルーでは3月6日に初めて感染者が出たとの発表がありました。
その後、ペルー国内で、買占めなどのパニックが起きました。
南米ペルーでは、政府が感染者と死者が少ない時期から事前に
3月17日から非常事態宣言による外出禁止令が発令されました。
そのため、商業施設も含め、全てが早い段階で封鎖、厳戒態勢になりました。
今のところ、ペルーで新型コロナウイルスが確認された人数は、88541人になりました。
死者は、2523人です。
ペルーでは、4月23日までに185238件の検査を実施したとのことです。
そして、5月8日までに約6155人が入院中で、730人が集中治療室にいるとのことです。
3月17日から3月30日までの期間だけで、
外出禁止令を無視した約36000人以上が警察に検挙されたとのことです。
外出禁止令は、5月24日まで延長されることが決まりました。
外出禁止令のため、ペルーは死んだ国の様になっていました。
そして、新型コロナウイルスは、様々な形でたくさんの人を苦しめています。
ペルーで最大の連休 Semana Santa セマーナ・サンタも、
2020年は、静かなものでした。
現在、ペルー北部以外は、朝6時から夕方8時まで、買い物と銀行、病院にだけ外出可能です。
日曜日は、誰も外出できません。
マスクと身分証明書の形態は必須です。
2020年5月2日現在の状況
新型コロナウイルスによる感染は、既に1ヵ月半以上もの間、
外出禁止令が続いているにもかかわらず、ペルーでは終息するどころか
感染が拡大し、感染がとても多い国の一つになっています。
南米でブラジルに続き、南米で2番目に新型コロナ感染症が拡大している国になります。
そんな新型コロナウイルス感染症 COVID-19 がピークを迎えていると言っても良い
ペルーでの外出禁止令に対する警戒は緩み始めています。
見張っている警察がこんな時に少なくなったので、
たくさんの人が自由に出歩き、道端で野菜やフルーツなどを売り始めました。
スーパーでも普通にお酒が買える様になりました。
ただスーパーには、今でもマスク、アルコールジェルはなく、
そして、それ以外にもハンドソープも品薄の状況でした。
新型コロナウイルス感染症拡大真っ最中なのに、
人々の危機感は、完全に薄れたといって良いでしょう。
政府は、貧しい人対象の援助金380ソレスに続き、
760ソレスの援助金も行うこととしました。
たくさんの人が、経済面で苦しみ食べ物に困っている状況が見られます。
その日暮らしの人がほとんどのペルーでは、新型コロナウイルスは、
飢えという別の問題を生み出しています。
さらに、援助金は貧しい貧困層にのみの制度である為、
中流階級がお金に困って、デモでも起こりそうです。
5月2日現在、ペルーの累計感染者数は、42534人、
累計死者数は、1200人に上っています。
日本は、累計感染者数が、14571人、累計死者数が、474人になので、
ペルーの方が断然やばいです。
それでも、危機感ゼロのペルーは、全国に新型コロナウイルス感染症が拡大しています。
まとめ
新型コロナウイルス感染症 COVID-19 対策の為の緊急事態宣言の
外出禁止令はひとまず5月10日日曜日までの予定です。
ただ今年いっぱいは、普通の生活には戻れないと言われています。
つまり、もう今年はたぶんマチュピチュ遺跡もナスカの地上絵も見ることはできない
であろうということです。
とても残念ですね。
早く新型コロナウイルスが終息してくれることを願うばかりです。
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