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南米ペルーが人口あたりの死者数が世界一となった理由8選!ペルー在住日本人が分析してみた

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南米ペルーは、COVID-19 による非常事態宣言が2020年3月16日以降一度も解かれず
現在も変わらず非常事態宣言中とはなっていますが、
現在は政府による規制は、ほとんど解かれています。

今では、COVID-19 つまり、新型コロナウイルスの感染は、
既に過去のものとなりつつあるような状況になっており、
国民はの生活は、新型コロナ以前に戻りつつあるように見えます。

というのも、ワクチン接種が高齢者から始まり、
今では30代のワクチン接種も行われているからです。

しかし、実際には未だ新型コロナ感染者はおり、
人口あたりの死者数が世界一を記録したのがこの南米ペルーです。

新型コロナにより、国民の約150人に1人が亡くなりました。

政府により、2020年3月16日以降、非常事態宣言が一度も解かれなかったにも関わらず、
なぜ感染を止められず、死者をたくさん出す結果となってしまったのでしょうか。

新型コロナ感染期間中もずっと南米ペルーに住み続けている
日本人の私が考える理由8選を今回はご紹介したいと思います。

1.手洗いの習慣がなかった

まず私が考える感染症が広がり、死者が増える結果となった大きな理由のひとつが
衛生面に対する意識がとても低かったからだと思います。

たとえば、新型コロナ感染症が始まった当時、手を洗える場所がほとんどありませんでした。

あったとしても、石鹸はありませんでした。

アルコール消毒など論外でした。

新型コロナ感染症が始まる前に自分の家に友人たちを呼んだ際、
手をどうぞ洗ってくださいと洗面所に行くよう促しても
「家を出る前に手を洗ってきた」とよく答えられたものです。

もちろん石鹸で洗ってきたわけではありません。

手を洗うことを了承され、洗面所に向かっても、注意していないとそこに石鹸があるのに使用せず、
水だけで手を洗うのが普通でした。

つまり、新型コロナ感染症が広がり、アルコール消毒、石鹸による手洗いなどを
政府や医療機関が促しても、ほとんどの国民がこまめに消毒しきれていなかったのではないかと
考えられます。

もちろん新型コロナ感染症が始まってから、私は極力人との接触は避けてきたのは、
言うまでもありません。

2.医療崩壊

もう一つの大きな理由は、医療崩壊による病院の受け入れが十分に行われなかったことだと思います。

私の友人の家族も感染した際、病院から受け入れを拒否され、亡くなりました。

急変しても、もちろん救急車は来ず、タクシーで救急病棟まで行くのは当然のことでした。

さらに、病院で受け入れてくれなかったので、風邪薬で対応したり、
酸素ボンベを購入する為に、家族が朝早くから長蛇の列に並び、
高額で酸素ボンベと酸素を購入していました。

医療崩壊によりたくさんの方が亡くなった身近な例を聞いた為、
私ももし新型コロナ感染症にかかっていたら、死んでいたかもしれません。

3.信じていない

耳を疑われるかもしれませんが、新型コロナなど存在しないと言い切る人がいるのです。

しかも、一人ではなく、たくさんのペルー人がそう言っているのです。

ニュースで報道されていることは、全てデマであり、実際新型コロナなど
存在しなかったという意見をお持ちなのです。

テレビやニュース、新聞で取り上げられているのは、政府による情報操作であるという
自信を持って言い切るのですから、もうお手上げです。

そこまでの方がおられるのですから、ほとんどのペルー人の新型コロナ感染症に対する
警戒意識がとても低かったことが想像できると思います。

私の友人には、そういう人がいなかったことが唯一の救いです。

4.サッカーは、OK

新型コロナ感染症による外出禁止時間帯やいろいろな規制があった中で、
早い段階で、政府公認でサッカーは OK に、なりました。

私からすると、「えぇっっ!!なんで!????」といった感じです。

もちろんペルー人が大好きなサッカー、バレーボールを禁止し続けるのは、
無理だったのかもしれませんが、それらスポーツをする際、
感染症対策がきちんと行われていたわけはありません。

マスクは、もちろん取りますし、知らないチームの人たちともよく対戦していたようです。

熱くなり、高まって、盛り上がって、知らず知らず、
クラスターをたくさん生み出していたのではないかと考えています。

恐ろしや;

5.デモ

新型コロナ感染拡大中もたくさんのデモがありました。

新大統領の就任の前後もたくさん人が集まって、ペルー国内各地で
デモが行われていました。

ペドロ・カスティジョ新大統領就任式前日クスコは警察、軍でいっぱい

もちろんそれだけではなく、それ以外の様々な件に関しても、
国内各地抗議デモが行われていました。

ペルー人にとって、デモは文化のように自然のことです。

新型コロナ感染症以前に、幼稚園の先生が幼稚園生たちを引き連れて、
プラカードを持たせて、デモをしていたのをよく目撃しました。

物心つく前から教育されてきていることなので、新型コロナ感染中でも
デモしちゃうんだと思いました。

6.選挙

先に述べましたが、新型コロナ感染中に大統領選挙の投票所に2回足を運ばなければなりませんでした。

最初の投票の際、高齢者が先に投票できる様になる予定でした。

そのため、たくさんの高齢者の方々が投票開始時間前に列を作り、寒い中待っていたのですが、
実際、投票所が開き、投票開始となったのは、予定時刻よりも1時間以上も遅れてのことでした。

なので、感染されたり、感染しなかったとしても、体調を崩された方が多くおられました。

インターネットで投票するようにするとか、大統領選を安全が確保されるまで、
延期にするなどといった措置がとられなかったのも逆に驚きでした。

7.ラムダ株を知らない

南米ペルー発祥のラムダ株を知らない日本人の方はおられないと思います。

では、ペルー人はどうでしょうか。

ペルー発祥なのだから、知らないペルー人はいないと思われるかもしれませんが、
それが、全然知らないのです。

ラムダ株は、ペルーで発見されたワクチンのもほとんど効かないことがある
感染力が強い変異型です。

2度のワクチンを受けた友人が重症化したのもラムダ株だったのではないかと思いました。

ニュースで取り上げられていないわけではありませんでした。

きちんと、取り上げられていました。

Lambda (ラムダ) として、有名のはずです;

なぜ多くのペルー人がラムダ株を知らなかったのか理由はよくわかりませんが、
その無知ゆえにさらに、死者が増えたと思われます。

8.ワクチン

既に、述べましたが、2度のワクチンを受けた友人が重症化しました。

さらに、ワクチンを受けに入った友人のお母様もワクチンを受けに行って、
そこで感染し、その後亡くなりました。

さらに、2度目のワクチン接種後から2週間経ってから、ワクチンの効力が
発揮されますが、その知識を基本知らない人がほとんどでした。

知らないのは、きちんと意識して注意していないからだと思いました。

必要な情報をきちんと知る様にせず、噂話に流されていた人が多くおられました。

ワクチンに関する噂やデマを信じ、ワクチンを受けないことにした方も多くいました。

さらに、ワクチンを受ける場所に長蛇の列ができたり、
政府によるしてされた順番や場所を守らない方も普通にいました。

順番を守って、他の人のことも考えるという文化が南米ペルーにはないので、
ワクチン接種に関してもカオスな状況が起きていました。

まとめ

南米ペルーが人口あたりの死者数が世界一となった理由8選として、
ご紹介してきましたが、きっとまだまだあると思います。

規制がほとんどなくなった現在のペルーも正直恐いです。

というのも、南米ペルー発祥のラムダ株だけでなく、南米コロンビア発祥のミュー株など
新株が次々に現れているにもかかわらず、もう大丈夫という雰囲気が
国内で広がっているからです。

あとは、ビザの手続きの問題や外国人だからという理由から
ワクチンが摂取できるのか未だわかりません。

友人からは、ワクチン接種所に自分から出向いて、
交渉してワクチンを打ってもらえるようにという提案を受けているのですが、
どうしたものかといった感じです。

南米ペルーで生きるというのは、今まで以上に難しくなってきています。


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