ペルー・クスコでは、若い人以外ほとんどの方が、クスコ・ケチュア語を話されます。
そこで、マチュピチュのあるクスコに海外旅行に来られ、お土産などを買われる際に、簡単にクスコ・ケチュア語で会話を始めてみたいという勇気のある方に、クスコ・ケチュア語の基礎入門編をご紹介させて頂いています。
今回、クスコ・ケチュア語でのすべき、しないで、できる、好きの表現についてご解説したいと思います。
すべきの表現 should
(例)Sama nanchis. (サマ・ナンチス)休むべきです。We should rest. Hay que descansar.
Sama サマは、休むという動詞になります。
na ナというのが、すべき should という表現になります。
動詞の後、人称変化の前に位置します。
nchis ンチスは、わたしたち We の時の動詞の人称変化にあたります。
しないでの表現 Don’t
(例)Ama chay unuta ukyaychu. (アマ・チャイ・ウヌタ・ウクヤイチュ)その水を飲まないで。 Don’t drink that water. No tome esa agua.
Ama アマ で始まり、chu チュで終わるのが、否定命令形になります。
chu チュというのが、動詞の否定形になります。
chay チャイというのが、日本語の 「この、その、あの」 の 「その」 にあたる単語です。
unu ウヌが、水という意味の単語です。
ちなみに、この unu ウヌという水という単語は、クスコ・ケチュア語で、その他の地域のケチュア語では、水という単語は、yacu ヤクと言ったりします。
ta タは、~を にあたる接続詞です。
ukyay ウクヤイが、飲む drink という動詞です。
日本語と同じで、分の末尾にいつも動詞が来ます。
できるの表現 can
(例)Paykuna tusuyta atinku. (パイクナ・トゥスイタ・アティンク)彼らは、踊ることができます。They can dance. Ellos pueden bailar.
Paykuna パイクナは、彼ら They という主語にあたります。
tusuy トゥスイは、踊るという動詞になります。
ta タは、接続詞です。
ati アティが、できる can にあたります。
nku ンクは、彼ら They の時の動詞の人称変化にあたります。
好きの表現 like
(例)Nuqa Qusquta munani. (ノカ・コスコタ・ムナニ)私は、クスコが好きです。 I like Cusco. Me gusta Cusco.
Nuqa ノカは、主語の 私 I にあたります。
Qusqu コスコは、クスコ Cusco のもとの単語です。
ta タは、接続詞です。
muna ムナが、好きです Like にあたる動詞です。
しかし、実際、muna ムナという単語は、幅広い意味を持つ単語で、動詞だけでも、to like 好きです、to love 愛します、to desire とても欲しいです、to want 欲しいです、to need 必要です という意味があります。
つまり、好きな人にこの単語を使えば、一度に、I like you. I love you. I want you. I need you. を全部言えるという本当に愛情深いロマンチックな単語と言えるかもしれません。
ni ニは、私 I の時の動詞の人称変化にあたります。
まとめ
今回は、クスコ・ケチュア語のすべき、しないで、できる、好きの表現についてご解説させて頂きました。
クスコ・ケチュア語で、クスコ旅行の際に、使ってみてください!
クスコ・ケチュア語、スペイン語、日本語、英語の単語一覧と文法のまとめ!ペルー・クスコ旅行の際に、ケチュア語で会話したい方への基礎入門!
それでは、また次の機会まで! Hoq p’unchaykama (ホック・プンチャイカマ)
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