ペルーのマチュピチュは、人生に一度は自分の目で見ておきたい世界の絶景ナンバーワンです!
しかし、ご存じのとおりマチュピチュは幻の空中都市として知られているようにアンデス山脈の標高の高いところにあります。
マチュピチュの遺跡は、標高約2400mのところにあります。そして、マチュピチュの遺跡に行く前に必ず誰もがたどり着くクスコ市内は、標高約3400mのところにあります。
そのため、ペルーのマチュピチュに観光旅行を考えておられる方は、高山病対策について考えておく必要があるでしょう。
もちろん、高山病なんのこと?というような、高山病とは無縁の方もおられます。しかし、高山病にもしかかってしまったら命の危険もあるのです。対策を考えておいて損はないでしょう!
ですので、今回はペルーのマチュピチュ観光旅行の前に検討すべき高山病対策5つをご紹介いたします。
高山病
まずはじめに、高山病とはいったいどういったものなのでしょうか?
高山病とは、高所で起こる二日酔いのような症状のことを言います。山酔いという言い方もします。
高所約2500mでは、酸素が空気中で薄くなるので、酸素不足で引き起こされる症状です。人によっては、標高約2000mでも高山病の症状になる人がいます。
二日酔いのように、めまいや吐き気、頭痛、動悸、息切れ、疲労感に一般的には襲われます。2日目以降、体が慣れて、その症状が改善される方もいますが、その症状が重い方は、脳や肺に障害をもたらし、死に至ることがあります。
基本的には、標高が高くなると空気中の酸素濃度が低くなるため、血液中の酸素濃度が低くなり、高山病の症状が発症します。もともと貧血気味の方などは、危険です。なぜなら、もともと血液中の鉄分量のヘモグロビン値が低く、酸素を体中に送る能力が低いためです。そのため、貧血気味の方は高山病になりやすいのです。
では、高山病の対策にどのようなことができるのでしょうか?
高山病対策
高山病は、急に酸素濃度の低いところに身を置くことによってもなりやすいため、徐々に体を慣らしていく方がいいとと言われています。
そして、体調によっても左右されることがあるので、時差ぼけや寝不足、疲労などの際も高山病にかかりやすくなります。
さらに、急激な運動を高所では急に行わないようにし、深呼吸を心掛けるようにします。あと、十分に休息をとることがすすめられています。
その為、体調管理をよく整え、可能であれば、リマからクスコに飛行機で移動したその日は、ゆっくり休息をとるようにしてから、観光を楽しむように計画することもできます。
それ以外にも、行うことができる高山病対策を5つご紹介いたします。
コカ茶
日本では、持ち込みが禁止されているので、コカ茶は日本では親しみがありませんが、ペルーではコカ茶は一般的なお茶になります。コカ茶はコカの葉を乾燥させ、お茶にしたものです。
よくペルー・クスコやマチュピチュのホテルには、コカ茶を飲むことができるサービスがあります。
コカ茶には、疲労や高山病緩和の効果があるとされているので、飲まれてみるのはいかがでしょうか?
高山病予防薬
事前に高山病予防の薬を購入し、飲んでおくこともできます。ペルーの薬局でも高山病、スペイン語でソローチェ(Soroche)の薬と言えば、買うことができます。「パスティーヤ・パラ・ソローチェ」と薬局で言えば、売ってくれます。
いくつかありますが、ダイアモックス(アセタゾラシド)、デキサメタゾン、ニフェジピン(アダラート)などがあります。しかし、飲み合わせ、副作用、アレルギーなどの心配もありますので、事前にかかりつけのお医者様か薬剤師の方にご相談ください。
ダイアモックス(アセタゾラシド)
ダイアモックス(アセタゾラシド)が一番一般的な高山病予防薬でしょう。軽度の高山病に効果を発揮します。呼吸を刺激するため、血液中の酸素の濃度の上昇を見込めます。
デキサメタゾン
デキサメタゾンは、急性の高山病に効果が期待できます。
ニフェジピン(アダラート)
ニフェジピン(アダラート)は、血管を拡張する効果があるため、酸素を血液とともに運ばせ、高山病を緩和させる効果が期待できます。
食べる酸素 GOLD[ゴールド] ペレット
食べる酸素 GOLD[ゴールド] ペレット は、酸素サプリメントです。日本で購入していくことをおすすめいたします。
バナジウム、ゲルマニウム、カルシウム、マグネシウムなどの88種のミネラルイオンを酸素と共にバランス良く吸収するという優れ物です。サプリ感覚で、酸素を摂取できるので、簡単です。
PRIMUS【イワタニプリムス】酸素缶
酸素濃度を上げるため、酸素缶で酸素吸入することによっても、高山病を緩和することができます。PRIMUS【イワタニプリムス】酸素缶は、一缶を連続使用した場合、2分間連続射出することができます。もし心配の方は、2缶ほど購入されて持参して頂くのが良いかもしれません。こちらも簡単で安心です。
パルスオキシメータ・オニックスVantage・モデル9590
パルスオキシメータ・オニックスVantage・モデル9590は、採血せずに血中の酸素濃度と脈拍数を測定することができます。そのため、自分の高山病に対する体調管理が目に見えてわかりやすく行うことができます。
指先につけるだけなので、とてもハンディーで簡単です。大きさは、約5×3×3cmの超小型です。
さらに、単4アルカリ電池2本で使用できます。電池を入れた状態の重さが、約54gと超軽量なので、海外旅行や登山にもぴったりです。
お子様の指でも問題なく、どんな年齢の方にも使用できます。
ブルー、ブラック、レッド、パープル の4色から選べて、ストラップ付なので、とてもスポーティーです。
2年メーカー保証もついていて、落下時の耐久性、耐水性が業界NO1なので、超おすすめです!
まとめ
高山病は命にかかわることもありますので、貧血気味の方などはぜひ事前に対策をなさってください。
日本からペルーへの旅行の長旅の疲れや時差ぼけ、さらには飛行機でリマからクスコに行った際に急激に標高が上がることなどから高山病にかかる方も実際におられます。
そうなると、せっかくのペルー・マチュピチュの観光旅行がまったく楽しめなくなってしまいますので、ぜひペルーの旅行前に事前にご検討されてください。
高山病以外の心配なペルーの病気や予防接種の情報に関しては、こちらの記事を参考になさってください。↓
それでは、よい旅をお祈りしています!Buen Viaje!
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