マチュピチュ遺跡が劣化でもう見れなくなる? つまり、閉鎖される? という噂があり、
それが本当なのか心配している人が世界中にいます。
今回、それが本当なのかどうかご説明できればと思います。
人生で一度はこの目で見てみたい、世界遺産で一番行きたい
インカ帝国古代天空都市マチュピチュ遺跡が見れなくなったら本当に嫌ですもんね。
マチュピチュ遺跡が見れなくなるって本当?
マチュピチュ遺跡が見れなくなると言われる原因
自然災害
南米ペルーでは、近年毎年各地でエルニーニョ現象による
ワイコ Huaico 土石流や浸水の被害が相次いでいます。
いわゆる世界的な異常気象の影響の一つです。
2020年にもペルー各地で被害があり、
マチュピチュ遺跡があるクスコの比較的近くである
ピサックやサンタ・テレーサでも大きな被害がでました。
そうした自然災害の影響で、
マチュピチュ遺跡も心配がなされているというわけです。
人的被害
自然災害だけでなく、人的被害の影響によるマチュピチュ遺跡の劣化も
大きな心配の基とされています。
たとえば、羽目を外しすぎた観光客がマチュピチュ遺跡内で、
用を足したり、遺跡の上に登ってみたり、
ひどい時には、破壊したり、落書きしたりということがあったのです。
さらに、一時期マチュピチュ遺跡内でヌード写真を撮る観光客までいるなど、
世界遺産内でどれだけ無礼講していたのかがわかります。
マチュピチュ遺跡の中で走ったり、ジャンプしたり、はじけすぎた為
転倒、転落、落下をして、怪我をしたり、死人がでたりしたこともありました。
そうした人的被害の理由もあり、マチュピチュ遺跡の劣化を防ぐ為、
毎年制限が厳しくなっています。
入場制限や監視員による退場命令、ガイド同伴必須などもその例です。
実際に劣化によりマチュピチュ遺跡の中で見れなくなった例
実際、2019年5月15日から28日まで、
ペルー文化省よって、マチュピチュ遺跡内の三大名所、
- 太陽の神殿 El templo del Sol、
- コンドルの神殿 El templo del Condor、
- インティワタナ Intihuatana
への入場が閉鎖されて、見れなくなったことがあります。
理由としては、観光客の人的被害によって、
それらマチュピチュ遺跡内の三大名所の遺跡の
劣化が目立ったからということでした。
その際は、2週間でしたが、
もし劣化が激しい部分があれば、制限をさらに課したり、
見れなくするという措置を取るという見通しがあります。
マチュピチュ遺跡へ入れる人数をもっと減らしたり、
見れなくなるマチュピチュ遺跡内の様々な場所が
どんどん増える可能性があるということです。
まとめ
世界遺産のマチュピチュ遺跡は、
ペルーの財政を支えている一番重要な観光名所なので、
個人的にはマチュピチュ遺跡自体を閉鎖してしまうということは、
めったなことでもない限り、まずないと個人的には思います。
しかし、制限が増えて、見れなくなる場所がどんどん増えていくという可能性は
十分にあると思います。
実際、私が一番最初にマチュピチュ遺跡に訪れた2013年と現在とでは、
制限のレベルが全然違います。
なので、マチュピチュ遺跡を堪能されたいという方は、
なるべく早めに見に行った方が良いかもしれません。
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