南米ペルー共和国は、2020年3月17日火曜日から
新型コロナウイルス感染症 COVID-19 対策の為、
大統領令で非常事態宣言が発令され、
外出禁止令発動中で厳戒態勢となっています。
外出禁止令が発動されて、早1週間半が経った3月26日木曜日の
クスコ中心地の様子をご紹介したいと思います。
世界的な観光地クスコは今どのような状況なのでしょうか?
ちなみに、外出禁止令は2週間延長されました。
新型コロナウイルスによる現在までの南米ペルーでの影響
現在までの南米ペルーでの新型コロナウイルス感染症 COVID-19 の影響については、
上記の記事で毎日情報を更新して、ご紹介していますが、
ペルーでは3月6日に初めて感染者が出たとの発表がありました。
その後、ペルー国内で、買占めなどのパニックが起きました。
南米ペルーでは、政府が感染者と死者が少ない時期から事前に
3月17日から非常事態宣言による外出禁止令が発令されました。
そのため、商業施設も含め、全てが封鎖、厳戒態勢になっています。
3月17日から3月30日までの期間で、
外出禁止令を無視した約36000人以上が警察に検挙されたとのことです。
それでも、毎日100人の新たな感染者が見つかっており、
ペルーで新型コロナウイルスが確認された人数は、2561人になりました。
死者は、92人です。
ペルーでは、4月2日までに17334件の検査を実施したとのことです。
そして、3月28日現在190人が入院中で、57人が集中治療室にいるとのことです。
そのため、外出禁止令は、3月26日の発表で、4月12日まで延長されることが決まりました。
3月26日木曜日のクスコ中心地の様子
そんな外出禁止令がさらに2週間延長されることが発表された
3月26日木曜日のクスコ中心地の様子をご紹介します。
クスコ市内の通り
いつもは車両の往来がとても激しい大通りには、
ほとんど車両なく、大通りの真ん中で自由に写真が撮れるほどでした。
公共バスと許可された運送車両のみしか現在走行していません。
警察による検問、職質が行われています。
封鎖されている道路もたくさんあります。
クスコ市内中心地のアルマス広場付近の3月26日木曜日の様子は、
こちらの動画2つをご覧ください。
外出禁止令が出て、1週間半が過ぎたペルー・クスコです。
世界的観光地にも関わらず、本当に静かなものでした。
そして、マスクを政府が警察を通して、義務付けているので、
付けていないと超怒られます。
マスク
マスクは、早い段階で買い占められたので、現在は、道端で転売されています。
私は、妻が手作りしてくれたマスクをして、買い物に出かけました。
マスクが売られていない状況を懸念し、ペルーの警察署では、
マスクが警察官によって作られています。
スーパーマーケット
クスコ市内中心地にあるスーパーマーケットのオリオン Orion に、
2ヶ所行ってみました。
品揃えは、全く問題ありませんでした。
ただマスクやアルコール消毒液、ジェルなどはありませんでした。
ただ同じオリオン Orion スーパーなのに、大きな違いが一つありました。
サンペドロ市場前のスーパー Orion オリオンでは、そのまま入れたにも関わらず、
アヤクーチョ通り近くのスーパー Orion オリオンでは、入る前に熱があるかの検査と
アルコール消毒が義務付けられていました。
そのため、入る前の段階で少し列ができていました。
でも、ちゃんとしてくれている方が安心です。
ペルーから出国できず、クスコに缶詰になっている外国人観光客の人が
クレジットカードでお買い物をしようとしていたのですが、
店員さんに銀行にお金がないため、カードは使えないといわれていました。
少ししかない現金で、パンとラム酒だけを買うことにしていました。
市場
スーパーと食料品店だけは、ペルー政府によって、
営業を許されています。
ただ仕事ができず、お金がない人がほとんどなので、スーパーより市場の方が
たくさん人が来ていました。
野菜やフルーツの値段も新型コロナウイルスが出る前と変わらない値段で
基本的には売られていました。
外出禁止になる前日の3月16日は、ものすごい物価が高騰していたのに、
その日に買うしかなかったのが馬鹿らしいです。
非常事態宣言が大統領令で出されている最中なので、
軍人が武装して、軍用犬と共にライフルを持って市場を見張っていました。
暴動対策だと思われます。
まとめ
ペルー・クスコ全土は、約1ヶ月間の閉鎖が自宅軟禁が決定しています。
1ヶ月仕事がなく、家にいなければならない特殊な状況になっています。
4月12日に非常事態宣言が解かれれば良いのですが、どうなることやらという感じです。
ただ国民を守る為の早い措置だったので、ある程度国民は理解を示しています。
暴動は起きていません。
低所得者275万世帯に援助金380ソレスを支払う政府の緊急措置があったのも、
国民が理解を示している点のひとつだと思われます。
ただペルーの大型連休セマーナ、サンタも外出禁止でどこにもいけないのが
国民としては辛いところでしょう。
早く新型コロナウイルスが終息してくれることを願うばかりです。
コメントを残す