ペルーの珍しい果物カシューアップルについて、ご紹介します!
先日友人たちと最近私が食べた謎のフルーツの話をしていました。
その果物は変わっていて、種もとっても変わっています。
種は食べられないだろうと思って、ぽいっと捨てたのですが、
実はその種はなんとあの有名なナッツ、カシューナッツだったのです!
カシューアップルとは?
ウィキペディアでは、カシューアップルはこのように説明されています。
“南アメリカ大陸北部ないし北東部地域、ならびに西インド諸島各域を主な原産地とする、ウルシ科Anacardium(アナカルディウム)属の常緑高木である。学名のAnacardium(アナカルディウム)は、ラテン語のana(上向き)と-cardium(心臓)の意味からなる造語で、その果実の着果形態が「上向きの心臓」型に見えることから命名された。
充分な耐寒性はなく多雨過湿を嫌う性質で、植生環境としては、適度な降雨量のある熱帯地域ないし亜熱帯地域を好む。
樹幹下部からよく分枝し、成木は樹高8〜15メートルほどに達する。 世界最大の巨木としては、ブラジル連邦共和国ナタール市近郊ピランジ海岸に所在の樹齢推定117年・枝域約8300m2(一般的な成木の約70倍の規模)にも及ぶそれが知られている。
葉は、長径20cmほど・幅径2〜15cmほどの倒卵形、やや硬く光沢のある全辺縁平滑で、互生する。
花は、約20〜25cmの花枝の先端に散房群生した花序に、単性花と両性花を混在で1花あたり5〜15mmほどのものを付ける。花色は、赤味あるいは黄白色を帯びた淡緑色で、花冠には花弁ごとにピンク色の縞模様が見られることが多い。開花時期は、早咲きのもので11月から翌1月、遅咲きのもので1月から3月である。
開花後、およそ2ヶ月から3ヶ月で結実・完熟する。果実は、花托(花柄部分)が肥大して約5〜12cm程度の洋ナシ形の赤色ないし黄色の果托(果柄部分)を形成し、その先端に灰褐色の殻に覆われた勾玉型の堅果(種子)を付ける。種子は果托の外部先端に付き、果托そのものには果肉のみで種子を含まないため、この部分のことを俗に「偽果」と呼ぶこともある。
後述のとおり、堅果(種子)部、果托部ともに食用とされる。
果肉の部分については、英語でカシューアップル(cashew apple)と呼ばれることが多い。
カシューアップルと呼ばれる果肉は多汁質で、リンゴに似た芳香があり、生食に供するほか、加工用原料としても利用されている。
カシューアップルの皮は薄く、特に完熟した果実のそれは非常に繊細で傷つきやすく、また完熟成果であるために日持ちもしないため、長距離輸送や貯蔵には全く適さない。このため、生食は栽培産地近辺の限られた地域においてのみ供される。
加工製品としては、ピュレ、ジュース、チャツネ、ジャム、さらには発酵製品として果実酒(インドのフェニー(en)など)などが知られる。
タンニンの渋みを好まない地域においては、利用せずに廃棄することもある。
カシューナッツ、カシューアップルとも食用に用いられるが、世界的には食材としてカシューナッツのほうが広く知られている。
堅果(種子)の殻を割り、内部にある仁(「にん」、種子の中身)の部分を取り出したものは、
と呼ばれる。”
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84
つまり、カシューアップルという果物は、カシューナッツの実の部分で
リンゴのような形をしています。
その実の先についていた豆のような形の種が、あの有名なカシューナッツの部分だったのです。
わたしはそれと知らずにぽいっと全部捨ててしまいました。
カシューアップルの味はどんな味?
道端で売っていたおばちゃんに聞いた食べ方は、
そのままチュパチュパと赤い実を吸えばいいとのことでした。
その通り一口食べてみると、カシューアップルの果物の酸が強いのか
口の中全体が乾くような感じになりました。
少しだけ甘さを感じましたが、ほとんど渋味が強く、その渋味が口中に広がりました。
正直美味しくないというのが感想です。
ペルーの友人たちに聞いたら、もしかすると少し鮮度が足りなかったのではということで、
もっとおいしいカシューアップルもあるはずだという事でした。
「こんな果物は初めてだ! 見た目もすごいけど、味もかなり強烈な果物だ!」と思いました。
カシューアップルは、まるでお薬
カシューアップルには非常にたくさんのビタミンCがあり、複数の医薬用途があります。
また黄色や赤色のカシューアップルは、「記憶の果実」と呼ばれるほど脳を強化します。
カシューアップルの樹皮や葉は、胃けいれん、炎症、神経痛、不眠症、糖尿病、
痔や乾癬にも使用されます。
樹脂が硬化し、皮膚病変を治癒するのに役立ちます。
カシューアップルのローストされた種子、いわするカシューナッツは非常に栄養価が高く、
媚薬の成分が含まれます。
種子をカシューナッツにするには?
種子はそのままでは毒があり食べられないので、高温加熱が必要だということです。
ウィキペディアにはこのように説明されていました。
“生果には、アナカルディウム酸カルドールなどの刺激成分、また青酸配糖体であるアミグダリンなどの毒物を含むため、食材として用いる場合には、これらの成分の高温加熱による除去処理(いわゆる「飛ばす」工程)が必要となる。
生果のままでは仁(種子の中身)を取り出しづらいため、加工工場は、この工程を果殻がついたまま行うのが一般的である。
まず殻つきの生カシューナッツを天日干しし、高温蒸(スチームロースト)処理を行い、さらに煎(ドライロースト)処理を行った後、殻割り・殻むき、品質選別を行って製品として出荷する。
味付けと保存性の向上を目的として、製品に塩をまぶして出荷されることも多い。”
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84
つまり、カシューナッツを知らずに食べていたら危なかったという事です。
もったいなかったけど、捨てて良かった。
まとめ
カシューナアップルの果物の味は、強烈でした。
そのカシューアップルの果物についている種子は、カシューナッツになる部分です。
必ず高温加熱して解毒しないと食べれません。
なので、もし海外旅行などで見つけた際、生で食べたりしないようにぜひ気をつけてください!
日本でも、カシューアップルやカシューナッツの製品が、取り扱われています。
個人的にはトーストされたカシューナッツの方がおすすめです!
カシューアップルは、ペルーでは安く売られています。
ペルーに来られてこのカシューアップルに出会われたら、是非トライされてみてください。
カシューアップルの不思議については、日本のテレビ番組でも取り上げられていましたね。
¡Hasta luego! アスタ・ルエゴ! またね。
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