エルニーニョ・コステロの大雨が今年2017年初頭を襲い、甚大な被害を出しています。
ぺルー各地のエルニーニョの大雨による非常事態宣言に関しては、以前のこちらの記事をご覧ください。
ペルーで大雨、洪水、土砂崩れによる非常事態宣言!リマ、アレキーパ、ウアンカベリーカ、イカ、ランバイエケ、ピウラ、トゥンベス、ロレト、カハマルカ、ラ・リベルタ、アンカシ
エルニーニョの大雨が襲ったペルー海岸地方各地では、土石流や泥酔が飲み水に混入したことから、断水が首都リマや各地域で続き、生活用水までも何もない状況が続いています。
生活用水、飲み水もないことから飲料水がスーパーで売れきれが続いています。
さらに、ペルーの作物や物流に大打撃を与えた結果、ペルーの野菜や果物などの食品が急激に高騰しました!
たとえば、ペルー料理に大切でなくてはならないレモンも値段の高騰が激しく買えないという事が問題になっています!
ペルー料理、嫌ペルー人の生活、人生にどれだけレモンが欠かせないのかという事はこちらの記事をご覧ください。
ペルーの代表的な料理セビーチェにはレモンを使います。
どこのレストランにもレモンがただで付いてきます。
食事のお供に飲むレモネードや、ピスコサワーにもレモンが必要です。
そんなペルー人にとってかけがえのない大切な食材、レモンが大雨の影響で高騰しています!
大雨で物流遮断により、レモンがない!
エルニーニョの大雨でぺるーの物流が遮断されたことにより、首都リマなど各地でペルー料理に超大切なレモンが全然ない状況が起こりました!
今やレモンをリマに届ける手段が空輸のみです。
こちらは、Lambayequeランバイエケ、Chiclayoチクラーヨの国際空港から首都Limaリマに向けてレモンを空輸しているところです。
首都リマで普段1kg約2ソレス弱で取引されているレモンがその約10倍の1kg20ソレスで取引されています!
大雨パニック、断水パニックに続き、無レモンパニックです!
レモンがない、超高いと言われても日本人ならそうかじゃあしばらくレモン無しだな、まあいいか。ぐらいの感覚かもしれませんが、ペルー人にとってレモンはかけがえのない食品です。
レモン・レスついてペルーの農業大臣のコメント
首都リマで消費されるレモンは、基本的にペルー北部のPiuraピウラ、Tambograndeタンボグランデ、Chulucanasチュルカナス地域、そして、LambayqueランバイェケのOlmosオルモスから来ています。
しかし、El Niño Costeroエルニーニョ・コステロによる大雨、土砂崩れ、洪水は、農業や牧畜の土地を破壊し、道路や橋を寸断しました。
回復のめどはまだ立っていないわけですが、ペルーは今患難の時を経験しているわけです。
そんな、生活に必要な物が基本手に入らないストレスの多いこの状況で、ペルーの農業大臣ホセ・マヌエル・エルナンデスは、ペルー北部を結ぶトラックの物流が遮断されていること、そして、その結果、レモンがリマの市場に降りてこないことについて、このようにコメントしました。
レモン以外の選択肢を探すべきだ。レモンをセビーチェ、レモネードやピスコサワーに使用するのは、今は我慢して、レモンを買うのをやめましょうと述べました。
なんともまあおおざっぱで内容のないコメントです。
他に言えることなかったんだろうかと思います。
ペルーの人々のレモン・レスの気持ちを全然わかっていません!
まとめ
ペルーを襲ったエルニーニョ・コステロの大雨により、ペルー北部の物流が遮断され、首都リマの野菜や果物などの食品の値段が高騰しています。
ペルー料理にとって大切な食材レモンも高騰した食品の一つです。
ペルーの農業大臣は、今はレモンを買わないように、レモンの代わりとなるものがあるはずだ!と言っています。
ペルー人にとって、大切な食材レモンがない食卓は辛いですね。
早い復旧を願うばかりです。
物流などが遮断されている現在の郵送事情に関してはこちらもご覧ください。
現在のチクラーヨ市内のエルニーニョの大雨による最新の問題に関する情報はこちらをご覧ください。
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