ペルーに旅行に行く前にちょっと気になる一般情報を今回はお届けします！
海外旅行が好きだったりする方々の中でも、
ヨーロッパ、北米、アジアについては知っているけれど、
南米にどんな国々があるのかと聞かれると、
よくわからないという方も中にはおられるかもしれません。
それも当然、南米は地球をぐるっ～と反対に回った場所にありますから仕方ありません。
さらに、よく聞くのが、
「ペルーってナスカの地上絵やマチュピチュのあるあの“細長いところでしょ?”」
というセリフ。
惜しい。
その細長いところはチリという国なんです。
そのため、既にペルーに旅行されたことがおありの方には
常識的なお話になってしまうかもしれませんが、
今回はペルーってどんな国?ペルーの人口はどれくらい?
そして、ペルー人って、どんな人?という一般情報をお伝えします!
ペルーってどんな国?
地理上の位置
まず、ペルーという国について、わかりやすくご説明します。
まずペルーという国は北を上にした地図を見て、南米の真ん中左側の国です。
そして、多くの方がちょっと惑わされる南米の細長い国、
チリの真上つまり北側にある国のことです。
地図で見るとよくわからないかもしれませんが、
日本という国の国土と比べてみると日本の国土の3倍強もあるんです。
南米ペルー共和国の国土は、128万5220 平方km です。
ペルーは広い国なんです。
ペルーの右、つまり、東隣にあるブラジルに比べるとそりゃ小さく見えますが、
広いんです!
ペルーは太平洋に面しています。
日本も太平洋に面しています。
そうです。
日本の東京から出発してぐるぅっと地球の反対側まで航海すると、
そうペルーのリマに着きます。
直線距離で、約15500km あります。
飛行機を2機乗り継いでも、乗っている時間だけで約20時間かかります。
ジャンボジェット機の時速900km 程度で、
約20時間ですからどれだけ遠いかおわかりでしょう!
ペルーの地域
ペルーの国内にも様々な場所、気候、伝統があります。
その多くは住んでいる地域柄に大きく依存していることも多いと思います。
例えば、大きく分けてペルーの左側、真ん中、右側という風に
大きく分けることができます。
ペルーの西側、海岸地帯とペルーの真ん中、山岳地帯、
そして、ペルーの東側、熱帯雨林地帯です。
海岸地帯：Costa コスタ
ペルーの左側、つまり西側は海岸地方で古くから大きな都市があり、
栄えた場所が多いです。
例えば、ペルー第一の都市リマ、
ペルー第二の都市アレキーパ、
ペルー第三の都市トゥルヒージョは、
どれもその海岸地帯、つまり Costa コスタという場所に位置しています。
海岸地帯は、もちろん海の幸が美味しいですし、
大きな幹線道路が北から南に走っていて、
物もよく流通しています。
山岳地帯：Sierra シエラ
ペルーの真ん中にはあの有名なアンデス山脈が北から南に連なっており、
標高が6000ｍに達する山々もあります。
富士山が3776ｍですから、ざらにその高さの山がペルーには存在するわけです。
その山岳地帯では、山の幸がいただけますし、
緑が豊かで景色は絶景な場所が多く存在します。
登山好きにはたまりません。
熱帯雨林地帯：Selva セルバ
ペルーの右側つまり、東側はあのジャングル、アマゾンが広がっています。
そのため、熱帯雨林地帯は動物や植物の楽園のような場所です。
生のジャングルクルーズが味わえるわけです！
昆虫や蝶がお好きな方や、色鮮やかな鳥たちがお好きな方には最高の場所でしょう！
ペルーの歴史
次に、ペルーの歴史をわかりやすくお伝えします。
先住民の人々が住んでいたプレ・インカ時代というものがあり、
その後、あの有名なインカ時代を経て、スペインに侵略されて、
独立し、今に至るという感じです。
プレ・インカ時代にもたくさんの文明がいくつもその時代ごとにあり、
そのたくさんの遺跡が今でもペルーの観光名所になっています。
その後、日本で言うところの天下統一がペルーの先住民時代にあり、
それがマチュピチュなどを残した有名なインカ帝国時代です。
実はインカ帝国はペルーのみならず、
現在のエクアドル、ボリビア、アルゼンチン、チリの一部まで
領土を広げていたのでまさに、スケールの大きい天下統一であり、
大帝国時代だったわけです。
そして、あの有名なコロンブスの時代にスペインが
インカ帝国を征服してスペインの植民地になりました。
その後、スペインからの独立革命があり、今のペルー共和国に至るわけです。
ペルーという国を一言でいうととても多種多様な国というわけです。
ペルーのリマ、ナスカ、クスコもいいですが、
他にもたくさんおもしろい発見が落ちている国と言えるでしょう。
ペルーと日本の交友
ペルーと日本の交友関係は、とても長く、深いものです。
ペルー・リマにある日系人が集う歴史的な場所・日秘文化会館・神内センター APJ Centro Cultural Peruano Japones
ペルーのことを日本語の漢字で、秘と表しますが、
その日秘交友の歴史は、お互いの移民の歴史ともいえます。
日本からもペルーからもたくさんの移民が渡り合ったのです。
そのため、ペルー国内にも現在でも日本人の血を引いた
日系の方が多くおられます。
さらに、ペルーの国の発展の為、たくさんの日本人技術者が渡り、
ペルーという国の各地を良くしたという歴史があります。
ペルーの人口
ペルーの人口は約3310万5000人です。
日本の人口は約1億2595万人とのことなので、
どれだけぺルー人が広い土地を持っているかがお分かりかと思います。
東京都、神奈川県、大阪府が日本のトップ３の人口が多い都道府県ですが、
その東京都、神奈川県、大阪府の人口を合わせるだけで、約3148万人です。
そうです。
東京都、神奈川県、大阪府という狭い場所にペルーの人口より多い人が住んでいるのです。
ペルー人は、逆に日本の三倍強ある広い場所に
約3310万5000人が住んでいるわけですから、うらやましい！
でも、実際はほとんど手つかずの荒野、山脈、ジャングルがたくさんあり、
ペルーの人々も仕事のある都市部に集中して住んでいます。
首都のリマには984万人住んでいますので
総人口の約三分の一弱がリマに住んでいることになります。
ペルー人ってどんな人？みんなハーフやクォーター！？
基本的にペルー人は皆さんハーフやクォーターです。
元を返せば、インカ時代の先住民の人々と
スペインの征服者が一緒になった人々がペルー人なので、
もともとほぼ全員ハーフと言えるのかもしれません。
現在でもほとんどの人が一家に誰か、別の国の人がいるというのをよく聞きます。
おじいちゃんが日本人でしたとか、おばあちゃんが中国人でしたとか、
アジア系のハーフやクォーターもたくさんいます。
その他にもヨーロッパ系の方がご家族におられる方々もたくさんおられるので、
まさにペルー人はペルー共和国民といった感じです。
混血の国とも言われることがあります。
山岳地帯の方々の中には性格の内気な方々もおられたりしますが、
基本的にはペルーの人々は明るく、ノリのいい方々ばかりです。
道行く人に助けを求めると結構頑張って助けてくれようとしてくれる人もたくさんいます。
まとめ
まとめますと、ペルーは日本の太平洋の反対側、そして、地球の反対側にあります。
南半球の南米にある細長い国チリの上の国です。
そして、多種多様な生態系、歴史、文化を持ったとても興味深い国と言えるでしょう！
そんな多種多様な場所に住んでいるオープンで明るいペルーの人々は、
きっとすぐにあなたの友達になってくれるでしょう！
また今度もう少し詳しい情報をお伝えできればと思いますので、お楽しみに。
ペルーの通貨に関しては、こちらの記事をご覧ください。↓
最後に、ペルーについてもうちょっと詳しく知りたいあなたに、「地球の歩き方ペルー」、「るるぶペルー」という本もおすすめです！
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