南米ペルーのアンデス地方クスコの2月は、
tuna (トゥナ) と呼ばれているサボンテンの実が旬の果物で、
市場や路上でたくさん売られています。
そして、2月と3月について、クスコではある表現で言い表されます。
今回は、サボテンの実と、クスコの季節のおもしろい表現についてご紹介します。
ウチワサボテンは、ペルーで古くから栽培されてきました。
なぜそう言えるかというと、ワリ (Huari)、ティアワナコ (Tiahuanaco)、
チムー (Chimú)、インカ (Inca) 時代の織物にその痕跡が見られるからです。
それらの織物に使われた深紅の色素は、
ウチワサボテンに寄生するエンジムシ (コチニールカイガラムシ) から
採られていたことがわかっているからです。
ペルーの主な栽培地域は、アヤクーチョです。
エンジムシから取れる染料から染める織物は、とても美しいです。
果実は楕円形で、皮は厚くとげがあります。
果肉 (tuna) はとても甘くて、薄緑色、オレンジ色、赤色、などの種類があります。
サボテンの実(tuna)には、80%の水分が含まれていて、
食物繊維が多いので満腹感が得られます。
また、消化を助け、利尿効果があり腎臓の働きを助けます。
サボテンの実 (tuna) はそのまま食べたり、ジュースにして飲んだりします。
これらの記事をご覧ください。
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Tunaを売ってくれる際に、皮を剥いて売ってくれます。
自分で皮を剥くと、トゲが刺さってとても痛い思いをします。
皮を剥いてそのまま食べれる状態にして下さるので、本当にありがたいです。
おばちゃんが素早くサボテンの実 (tuna) の皮を剥く姿は、こちらの動画をご覧ください。
ちなみに、サボテンの葉の部分も食べれて、おいしいです。
日本でも果物トゥナ Tuna のピューレが、購入できるようなので、
味を試してみては如何でしょうか?
ウチワサボテン Nopales ノパーレス、
果物トゥナ Tuna の栄養素がたっぷり詰まったサプリメントなども売られています。
そして、ウチワサボテン Nopales ノパーレス、
果物トゥナ Tuna のオーガニック・オイルは、
美容、アンチエイジングに効果があるので、女性も必見です。
クスコの季節のおもしろい表現
南米ペルーのアンデス地方クスコで言われている
2月と3月のおもしろい季節の表現もご紹介します。
“El febrero es loco.”
“El marzo es borracho. “
という季節を表す表現です。
直訳すると、2月は正気ではない、気が狂っている。
3月は酔っ払っている。ということになります。
どういう意味でしょうか?クスコの地元の友人達に尋ねたところ、
2月は、バサーっと雨が降ったと思ったら、
カラッと晴れるから狂っているということだそうです。
確かにそうかもしれません。
日が差して暖かいなと思う時もあれば、雨だけでなく、
遠くの山アンデス山脈に雪が被っていてとても寒いな‼︎という時もあります。
天気が山の天気で崩れやすく、数時間後の天気がどうなるかわかりません。
3月は雨が降って地面がぬかるみ、
歩く時にぬかるんだ地面に足を取られて転びそうになり、
まるでその歩く姿が酔っているように見えるからだそうです。
おもしろい季節の表現ですね。
まとめ
2月はクスコでは気が狂っている季節と言われますが、
とても甘いおいしいサボテンの実を楽しむことのできる季節です。
“El febrero es loco.”
「2月は狂ってる」
“El marzo es borracho. “
「3月は酔っ払ってる」
とてもおもしろい表現です。
2月と3月に、将来旅行で南米ペルー・クスコに来られるかもしれない際は、
雨具や防寒具の用意をされてください。
Hasta la vista.
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